選手権決勝から見たサッカー界のパラダイムシフト | 大学からJリーグ参入を目指す WASEDA UNITED社長のブログ

選手権決勝から見たサッカー界のパラダイムシフト

今日は2010初仕事のワセダクラブスクールを午前中に終え、午後はゆっくり選手権決勝を見ていました。
山梨学院大付のサッカーは初めて見ましたが、開始10分で個の力が上回っているのが分かりましたね。
あの青森山田が、どちらかと言えば個の力をパスサッカーでカバーしているように見えてしまいました。

それくらい、山梨学院大付の個の力がありました。
とくに、スピードとスタミナ。

最初の10分はプレスを強くしているのかな?と思いましたが、後半に入ってもプレスは弱まりませんでした。
選手権へ向けて、かなり走り込みもこなしたんじゃないでしょうか?

色々とチーム情報を調べてみたら、山梨学院大付は学校のプロジェクトとしてサッカー部を強化しているんですね。
たしかに、登録メンバー見たら、FC東京だったり、名古屋グランパスだったり、Jのジュニアユース出身が多い。。
というか、山梨出身の選手がほとんどメンバーに入っていない・・・・・・

一昔前の帝京のようなチームになっているんですかね。
全国から優秀な選手が集まるチームです。

ここ数年はJリーグのユースに優秀な選手を奪われていたのかもしれませんが、天皇杯で大学生がJクラブを破るように、再び『部活サッカー』に優秀な人材が集まり始めているということを裏付けるデータかもしれません。

そんな現状を見ていて感じるのは、今後、日本のユース年代で強力なチームが現れるとしたら、
良い指導者とか、良いサッカーとか、そういう細かいソフト面を無視できるくらい、
優秀な選手が自然と集まりたくなるハード面を確立するクラブなのかもしれません。


何か巨大なパラダイムシフトが起こる『臭い』がしました。