先日ブログに書きましたが、『現代語古語類語辞典』という興味深い辞書を見つけました。
 最初は、新聞の書籍広告を見るだけで我慢していたのですが、読んでみたい!という気持ちが抑えられずに、ブログを書いた日の午後に注文してしまったのです。
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現代語古語類語辞典


 次の表紙裏・帯の写真をクリックして拡大表示してお読みになると、本書の性質がわかると思います。

現代語古語類語辞典
2015(平成27)年9月20日 初版発行
編者  芹生公男(せりふ・きみお)
発行者 北口克彦(きたぐち・かつひこ)
発行所 株式会社 三省堂
定価:本体5,800円+税
<帯>
現代語から古語まで日本語を広く深く見渡すことのできる初めての総合類語辞典
2015(平成27)年9月13日 購入
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 2つほど苦言を述べておきます。
① 価格が普通の小型辞書の倍近くします。小遣いの工面が大変でした。高額ですから迷ったのです。
② 帯に「初めての総合類語辞典」と大書されていますが、この辞書には書名がそれぞれ異なる旧版が2つもあります。「初めての」というのはどうかな?と思いました。
 この辞書に限らず、『三省堂現代新国語辞典 五版』など、どうも帯広告というものは少々大袈裟になるようです。どれだけ売れるかがかかっているのですから、多少、誇大広告じゃないのかな?と思われるくらいでちょうどよいのでしょうか。


 この辞書の推薦文を書いている内館牧子氏のように、時代小説や歴史小説の脚本を書くときには、小説の舞台となる時代の言葉として適切かどうかを確認するためには、たしかに役立つ辞書だと思います。
 私は、日本語の変遷を学ぶための本として通読しようかと考えています。