その一方でここ数日イタズラ動画の投稿でマスコミを賑わわしていた少年が逮捕されました。
どちらも十代の若い人の話題ですが、対照的な話題です。
受験は合格するとは限りませんが、未来のため、チャレンジする価値のある事です。
全員の合格を祈りたいところですが、叶わないこと。せめてそのチャレンジを讃えたいと思います。
一方、万引きをしたのか装ったのか、つまらないイタズラ投稿で逮捕された少年のこれまでは、報道されているかぎり、残念な印象です。
引きこもり、補導歴があり、今回は再犯とのこと。
同じ年代の少年の話題ですが、暗い話題で、将来が心配です。
昨日、流星ワゴンというテレビドラマが始まりました。
あらすじは知りませんが、人生に失敗した主人公が車に乗って過去にさかのぼり、人生の分岐路で別の選択をし、人生のやり直しを図る、という内容のようです。
実際に過去に戻ることはできませんが、やり直せるならあの時…と考えた事は大抵の人にはありそうです。僕は時々あります。
先のマスコミを賑わわした少年は不登校の傾向があったと聞きます。
もしそうなる前に周囲の大人達が救う事ができたら、その傾向が出た時に良い対策が取られてたら、せめて補導された時、その後に受け入れる社会があったら、少年は別の人生を歩めていたのかなぁ、と思います。残念です。
同級生へのインタビューを聞くと、記憶に残らないほど印象が薄かった、とのこと。
うちのスタッフです。
目立たない存在だった、といいます。
彼女に何か問題があるわけではありません。
スタッフからの信頼も厚く、時にうちの嫁に、と期待される事も。
この時カラオケは3時間半いましたが、本当はまだこれからだよね、と惜しみながら帰路に着きました。
若い人には社会は完全じゃなく、特に若い人の社会は未熟で、そこで上手くいかなくても、まっすぐ生きていれば、居場所はきっと見つかるのだと信じていてもらいたいです。
写真のスタッフも目立たない事を苦にいじけてつまらない間違いをしていたら、今の彼女はありません。
当院が最高の居場所、ではないにしても、ひねていたら、件の少年のようになっていたかもしれません。
反対に少年も人生の分岐路を反対に進んでいたら、楽しい今を生きていたかもしれません。
僕らに流星ワゴンは無く、過去へ戻ることはできません。
せめて今、これから、人生の分岐路を慎重に選び、より良い人生を歩んで行かれたら、と思います。
少年にも、自分にも、一日でも未来のある全ての人達へー。