宿題 その弐
前回に引き続きの新たな宿題です。
1940年代頃のレザースポーツJKT。少し廉価な革質ですが、サイズ・スタイルは申し分ありません。
これはアンティーク物を扱うディーラーの物置で見つけたものですが、袖を通した瞬間に仕入れ中に聞きたくないサウンドNo2が・・・(No1はもちろんタイヤの空気が抜ける音)。
左のアームのステッチ→右のアームのステッチ→箇所不明ですがステッチの切れる音・・・。
レザーに致命的なダメージは無い分、悔しい1着。
全て解体してステッチをフレッシュに入れ直して私物に使用かなと。
ただし、レザーの修理・・・、しかも解体→再建。不良債権を抱えたカンパニーほどではありませんが、1着のレザーを直すための公的資金の額・・・、考えたくありません。
それなら、違うの買えば?、新品でよいじゃん!って思われますよね。
答えはNOです。
理由は好きだから。以上です。
60年以上の物を現代で纏う、ヤロー臭くて好きな行為です。興味の無い僕の回り(特に妹)からは常に馬鹿にされますが、そんな気持ちを大切にしていきたいものです。
古着に対する気持ちは、チャリンコで街中の古着屋を巡っていた十代の頃と変わりません。むしろあの頃以上に新鮮な物を感じています。奥が深過ぎますが・・・。
俺等は洋服を通じて時代を売っているんだ!って言っていたこの先輩 の気持ちが今は良く分かります。
ただし、一般受けは全くしません・・・。