思い切って、行ってきました!
萩尾望都先生に会いに!
これです ↓
慶応義塾大学理工学部が主催する、
人間教育講座。
学部の1・2年生対象ですが、
外部からもOKというので、
立ち見覚悟で出かけました。
タイトルは、
「物語が生まれるとき」
「神」ともあがめるおモー様ですが、
まだ一度も直にお会いしたことがなく・・・。
仙台に来ないかな・・・なんて悠長なことをいっていては、
いつになるかわからない、と一念発起。
一人でも、なんとか、行ってくることができました。
平日なので午後から年休を取り、
三回乗り換えて日吉に着いたのが開始30前。
普段、電車に乗り慣れていないので不安でしたが、
我ながら、ばっちりオンタイムでした。
会場はまだ三分の一くらいしか埋まっていませんでしたが、
学生さんが主な対象だというので、
少し遠慮して、後ろ三分の一くらいのところに座ってしまいました。
初めて先生の生のお姿を拝見し、
肉声(といっても、マイクを通してはいますが・・・・)を
お聞きすることができ、もう、感激。
モー様のお姿はやっぱり菩薩様のようで、
お声も菩薩様のように、
慈愛に満ちた、それはそれは優しい声でした。
お話しなさる様子も、
本当におっとりと優しく丁寧で、
とても品のある素敵なご婦人なのですが、
やはりどこか永遠の少女のような感性で
お話しされるのでした。
お話の内容は、
代表作のいくつかを取り上げ、
各々のお話しが できてくるきっかけや経過を
次々に紹介してくださるという、
マニアにはたまらない内容でした。
詳しいことはまた後日紹介したいと思いますが、
アイディアが浮かぶことを
谷川俊太郎さんは、
ニュートラルな状態になっていると、
「降りてくる。」
と言っておられましたが、
おモー様は
物語が「やってくる」とおっしゃっていて、
さらに可愛らしいのは、
それを
小鳥に喩えていたことです。
自分という木に、
肥料を与え、水をやり、
大きく育てていると、
枝葉が茂り、
上手くすると、
小鳥がやってきて、
綺麗な声でさえずるのだと。
やっぱり、
芸術というものは、
「芸術家が作る」ものではなく、
「芸術家に、天から降りてくる」ものなんだろうなあ・・・と
妙に納得してしまいました。
ちょっと残念だったのは
サインも写真もいけませんと主催者にダメ出しされたこと。
せめて、プレゼントを持っていけば、
接近遭遇できたのですが・・・。
今回は、遠くから拝見するだけで帰ってきました。
ま、次回の課題ができたということで(笑)