「スマイル」第8話 | わんこにゃんの法律学と保育の日々

「スマイル」第8話

林(小栗旬さん)は、あのまま死亡しましたね。実は生きていた、なんて「ひねり」を密かに期待していたのですが(笑)。


で、ビトは花と共に、逃亡。


自首 (正確には「出頭」) をしようとしたら、武装した警察官が強行突入。



見ていて、ちょっと、イラッとしました(笑)。それが何故だか、分かりませんが。σ(^_^;)



伊藤弁護士(中井貴一さん)が、ビトと接見中に言った言葉で、「外国人犯罪って言葉は日本だけ」というのがありましたね。


知りませんでした・・・


「外国人犯罪」という言葉に、「外国人だから犯罪を犯す」というニュアンスが含まれているのでしょうか。

私は既に馴染んでいる言葉なので、カルデロン・のり子さんに関する記事に頂いたコメントに対するレスで、「不法就労外国人による犯罪」という表現をしてしまいました。

しかし、外国人の方が差別を感じるのであれば、日常では、使わない方がよいのですね。レスでは、「不法就労者による犯罪」と改めるべきでしょうか。



ただ、刑事政策学では、各論として定着してしまっている言葉です。例えば、法務省法務総合研究所の刊行物に 「犯罪白書」 いう本があります。


その19年版を見ますと (http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/54/nfm/mokuji.html ) 、第三編に、「外国人犯罪者」が「暴力団犯罪者」「薬物犯罪者」「精神障害のある犯罪者」とともに挙げられてます。


なるほど、外国人が、暴力団構成員・薬物依存者・精神障害者と同列に扱われているのだとすれば、差別ととられても仕方がないような気もします。


しかし、元年版を見ると (http://hakusyo1.moj.go.jp/jp/30/nfm/mokuji.html ) 、「公務員犯罪」「高齢者犯罪」「女子犯罪」などの項目もありますが、公務員・高齢者・女子が特に差別の対象とされているとは思えませんので、「外国人犯罪」が差別用語であるといえるのか、疑問もあります。


ただ、「女子犯罪」は、昔は「女性犯罪」と言っていました。この「女性」という言葉は、女の「性」が強調されてしまう点が問題視されて、「女子」に変更することになったのだそうです。


そうしますと、「外国人犯罪」という言葉にも、配慮が可能なのかもしれません。


どのような表現が妥当なのか、私には、分かりかねます。不満がある外国人の方に、声を上げて貰いたいところです。




ところで、第9話は、「裁判員制度」が絡んでくるようですね。


脚本家の宅間さんが、制度の問題点に切り込むとは思えませんから、一般人の「人を裁くこと」の苦悩、特に、いかに予断・偏見や差別を捨てて判断することが難しいか、ということがテーマとなるのでしょう。


私は、とても興味深いのですが、


視聴率が心配です。(;´▽`A``




【追記】 市川由衣さんが、宅間孝行さんの主催する劇団の舞台を見て、感動されてます。


http://ameblo.jp/yuisblog/entry-10276243639.html


脚本は、当然、宅間さんなのでしょうか。


先々週の月曜日、NHKの 「スタジオパークからこんにちは」 に、宅間さんがゲストで出てました。

あまり脚本の仕事は好きでなく、やはり俳優業が好きだそうです(笑)。