はいさい!


今日は、「若い人達の突然死」 についてです。


ここのところ、20代から30代の比較的若い人達の突然死相談が続いています。

突然死とは、自殺や事故以外で何らかの症状が出て24時間以内に亡くなることをいいます。


激しいスポーツを行っている最中に突然襲われる、そんなイメージがあるかもしれませんが、実は、睡眠中の突然死の方が圧倒的に多いそうです。


相談事案も、いずれも睡眠中で、健康診断でも問題のない健康体の方々でした。

もがき苦しんだようなような様子も全くなく、いつもと変わらぬ寝姿のまま息を引き取っていたのです。


このような場合、発症から亡くなるまでの時間は本当にわずかで、遺体解剖を行ってもその痕跡が残らないことが多く、死因不詳とされることも少なくありません。


そこで、突然死で労災申請を行う場合には、”医学的な部分” を十分慎重に取り扱っていただきたと思います。その一つとして、遺体解剖を行った医師と直接会って十分に説明を受け、意見書を作成してもらう事 をおすすめ致します。


死体検案書に書かれる内容は結果です。医師によっては、直接死因に結びつくような所見が見られなくても、「あえていえばここが」 という内容で書かれる方もいらっしゃいます。だからこそ、意見書が重要になってくるのです。


また、被災者本人の生活習慣、食事、飲酒、喫煙、嗜好、既往症、遺伝等、そういった個人のリスクファクターも大きく関係してくることから、申請する側で、この辺りをきちっとクリアできる書面を作成していただきたいと思います。


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