理想の川釣りとは・・・ | 「湾岸釣り人」のしろうと親子釣行記

理想の川釣りとは・・・

「HART、藁で縄を綯いたいなあ」


またまたHARTの「◯◯したい」宣言。内容にもよるが、これが我が家の休日の行動に大きな影響を及ぼすのだから、対応策をきっちり考えなければならない。それも早くしないと、また次の「◯〇したい」が始まってしまう。そう、この前(先週)の「川釣りしたい」もまだ達成出来ていない。

さて…

藁といっても最近は農業機械が発達して稲を刈ったその場で脱穀してしまうので藁なんかあるんだろうか。昔は私の実家にも田んぼの季節が終わると積んであったものだが…

実家に電話して聞いてみると藁はあるとのこと。稲刈りも土曜日までに終わって、日曜は午前中に、もみすりだけだから、午後はいるとのことなので、HARTからの宿題を達成しに行くことにした。

実家近くの田んぼは成田高速鉄道の工事で潰れており、今年は、私の母の実家近くの田んぼのみ。もみすりも母の実家に機械があって、そこでやってくるとのこと。
あっ、そういえば・・・
母の実家は従兄弟がいたので時々遊びに行ったことがあり、田んぼ地帯に水路が何本もあった記憶があるので、あわよくば先週のHARTからの宿題も片付けてしまおう!「小川の小鮒釣り」を目論み、釣り道具とミミズを持って午前中から出掛けた。


田んぼの中をマス目上に走る狭い道路。稲刈りは8割以上終わっている感じで、作業用の軽トラックやコンバインが少なくて助かった。ただ稲刈りの時期だからか、どの水路も水が少なく、茶色く濁っている。道路横断部の土管前後は50センチくらい水深があったので試しに網を入れてみるとメダカやドジョウに混じって3センチ位の小鮒も入ったが、どうも竿を出す気分になれない。

また違うブロックを探してみる。
すると今までより幅が少し広くて深さが50~60センチくらいある水路を見つけた。すぐ上流に5分位に一度30秒くらいポンプが動いて流れが出来る。試しに網を入れるとま3センチ位の小鮒が入った。


よしここでやろう。

HARTは夏休みにザリガニ釣りをしたときのテグスを持っていて、
「これで釣る!」
と落ちている棒を拾った。ウキと錘を針をつけて、さあ釣れるかな・・。


「SATSもやる~」
というので、180の竿に、テナガエビの仕掛けをそのまま付けて試しに私がやってみる。一投目は3~4センチくらいのクチボソ。でも少しやると5センチくらいの真鮒が釣れた。
「あ~もう、おとうさんじゃなくてSATSがやりたかったのに~」
「ハイハイ、どうぞ」

080914_1146_つれたよ~ ウキがなじむかどうかですぐに竿を上げ下げするSATS。
「もう少しゆっくりでいいよ。ウキが動いてからね」

すぐに7センチくらいの真鮒が釣れた。


「じゃあSATSは、1ひきつったから、くるまのなかでまっているね」
(もういいの?1匹釣って満足したみたいだね。う~ん究極の釣り道楽???)

じゃあ、私ももうちょっと小鮒釣りを楽しみましょう。



程よい感覚で、クチボソ、小鯉、小鮒を釣りあげ、う~ん楽しい!!


080914_1153_クチボソに 080914_1156_子鯉に 080914_1207_小鮒!


080914_1211_理想の川釣りは・・・ 棒の竿で頑張っていたHARTだが、テグスが太くて巻き癖もついていてうまく底まで仕掛けが届かない。私とSATSが使った竿を貸してあげる。

もう1本210の竿を出し、またまたテナガエビ仕掛けをそのまま付ける。シモリウキに現れるアタリ、軽く合わせて竿先に魚信が伝わる。水面からピカピカの鮒があがってくる。いいではないか、いいではないか。


HARTも鮒、クチボソ、鮒と釣った。
「川釣りはこんな感じでいいかい?」


「え~っ、やっぱさあ、拾った棒に糸をつけてさ、針金を曲げて針にして、土掘って見つけたミミズをつけてさ、釣るのがHARTの理想の川釣り!あとは、川虫を採ってエサにして、長い竿使って川に入って釣るのもやってみたいな」
「そう、どちらも、なかなか難しいね。」
「でもお父さん、この場所もチェックしとうこうね!」

(HARTからの宿題、とりあえずはこれで落第点にはならなかったかな?)