エアレーションの目的は・・・
「じゃあ、お父さん、釣りに行こう!」
時刻は15時半。
まだちょっと日が高いけど、ちょっくら行ってくるか。
それにバケツの魚のエアレーションの音が部屋の中だとうるさいからね。いっしょに持っていって外でやっておこう。釣り道具のほか、エビのバケツと海で捕まえた魚のバケツを持って漁港へ(重っ!)。
「あっ、竿忘れた」
「竿なくてどうする~」
HARTに網を渡して車まで戻った。
朝の散歩時に黒鯛を釣ったのを目撃したところには人が入っていたので、そのとなりの一段高くなっている堤防の脇に入った。
バケツを影になるところに置き、まずはHARTの仕掛けをセットした。朝の散歩の時に拾った仕掛けだ。ジグヘッド部分は、ハゼ針5号に変えてしまったが、沈むウキみたいの(飛ばしウキ?)がついていたので、それはそのままオモリ代わりに使用した。
私は、カゴ付き天秤をとりあえずセット。エアレーションを海で捕まえたバケツに使ってしまったので、エビは半分昇天してしまっていてとりあえず小ぶりの活きたエビをつけて、10mくらい投げて流した。だって朝みたクロダイだってそのくらいの距離だったからね。
日が高いせいか?なかなか釣れないので、HARTはいろいろと場所を変えながらやっている。時々、網での捕獲作戦に走っている。小さな青い綺麗な魚を掬ってきたので、バケツに入れた。
3年連続で同じ場所にきているということもあるが、HARTはなんだかんだで、一人で遊んでくれるので、こちらも助かる。
カゴ付き天秤の方もアタリなく、投げては流しの繰り返し。やっと、クサフグが1匹釣れたと言うかあげたら付いていた。
となりの人は小さなメジナを背がけにして投げていた。聞くと、ショゴ狙いとのこと。釣れるところが見たいなと思っていたが、我々のいた夕方までには残念ながら釣れなかった。
HARTは時々餌を取られて「餌持ってきて~」と叫ぶくらいなので、もう1本竿を出すことにした。エビ餌での延べ竿のウキ釣り。サビキ君をコマセ代わりに撒くと小さなメジナが寄ってくる。この子達の活性は悪くないようだ。
朝のクロダイやメジナが頭にあったのでタナを3ヒロと深めに取って始めてみた。でもアタリ無し、まあ考えてみれば底を取れているわけでもないし、コマセがどこまで効いているかわからないのでタナを1ヒロ程度に変更。
しばらくしてアタリがあり、12センチくらいのメジナが釣れた。
早速、HARTに報告すると、船上げ場の方で遊んでいたHARTも、隣にやって来て始める。
コマセを撒いて寄ってきた魚の中に仕掛けを落としている。なかなか釣れなかったが漸くコメジナをゲットし、
「やったあ、拾った仕掛けで釣れたね」
と満足気なHARTだった。
コメジナも刺身用に持ち帰るにはねえ・・・
と言うわけも今日も手ぶらでホテルへ帰りまし・・・いや、釣果は少なくても荷物はたっぷり!
海で捕まえた魚の入ったバケツも水がたっぷりで重い。そのバケツは車の中へおいてエアレーションをかけておいた。
明日までちゃんと元気でいてね。小さい青いお魚も大丈夫かな・・・