12才の傷だらけの老犬が 和歌山のとある道の側溝で
落ち武者のように うずくまっていた。

ミニチュアダックスの男の子
彼は行く当てもなく 彷徨い 頼る人もなく途方に暮れて
いたに違いない。



全身泥まみれ
顔に無数の傷のあと
睾丸に腫瘍があり腫れ上がった状態・・




通りすがった女性が見るに見かね
保護したが どうすることも出来なくて保健所に連れて行ったのが
昨日のこと。

保健所に連れて行くことは
あの子を殺すことにつながる・・
そんな自責の念にかられ 翌日になる今日 NPO法人ワンダブル二度目の命へと
勇気を出して連絡を下さり
(快く保護の了解)を貰えたことで震えた傷だらけの命は
本日無事 保健所からワンダブルへと預けられた。




たまたま通りかかった一人の女性
時間と労力をかけての行動と良心の呵責
そして無事 安泰な場所に届け初期医療費まで支払ってくれた
この愛ある女性に拍手を贈りたい。




保健所は預かってはくれるが
命の保証はできない 場所であること
それは預かり場所とは言えない (捨て場所)であること
この日本に本当の意味での動物の預かり場所は民間でしか
存在しないという現実がある。

そんな矛盾に悩んでる時間はなく
NPO法人ワンダブル二度目の命は こんな心優しい(通りすがりの人)
たちと一緒になって一匹でも多くの動物を救って行く

側溝で うずくまるこの子たちのために・・。






一般財団法人 ワンダブル