「ディファイアンス」と「チェンジリング」 | ねむれないTonight

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ロック、ブルース、ジャズ、映画、スポーツ観戦、うつ病、発達障害。80年代青春組の医療福祉系事務員の備忘録。

本日はお休み。

小倉まで映画を観に出かけました。


小倉昭和館「ディファイアンス」「チェンジリング」の2本立てを千円で。

何度も言いますが、名画座っていいもんですねえ。


「チェンジリング」
ねむれないTonight-チェンジリング

解説: 『硫黄島からの手紙』などストーリーテリングには定評のあるクリント・イーストウッド監督による感動作。息子が行方不明になり、その5か月後に見知らぬ少年を警察に押し付けられた母親の真実の物語を静かなタッチでつづる。実生活でも母親であるアンジェリーナ・ジョリーが、エレガントだが強さを内に秘めた母親を熱演。1920年代当時、堕落したロサンゼルス警察が保身のために行った数々の非道な行動が、実際にあったという事実にがく然とする。(シネマトゥデイ)

あらすじ: 1928年、シングルマザーのクリスティン(アンジェリーナ・ジョリー)は、ロサンゼルス郊外で9歳の息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と暮らしていた。ある土曜日、彼女は同僚に泣きつかれて断り切れずに休日を返上して仕事へと向かう。暗くなって彼女が帰宅すると、家で一人で留守番をしているはずの息子の姿はどこにもなかった。(シネマトゥデイ)



「ディファイアンス」

ねむれないTonight-ディファイアンス

解説: 第二次世界大戦中、オスカー・シンドラーに匹敵する約1,200人のユダヤ人の生命を救ったユダヤ人のビエルスキ兄弟にスポットを当てた感動ストーリー。監督は『ブラッド・ダイヤモンド』のエドワード・ズウィック。ビエルスキ3兄弟の長男トゥヴィアを『007/慰めの報酬』のダニエル・クレイグが演じる。今まであまり語られることのなかった実話に基づく真実のストーリーとして、緊迫感あふれるサスペンスとして堪能できる一作。(シネマトゥデイ)

あらすじ: ユダヤ人の大量虐殺が行われていた第二次世界大戦中の1941年。ベラルーシに住むユダヤ人の3兄弟、トゥヴィア(ダニエル・クレイグ)、ズシュ(リーヴ・シュレイバー)、アザエル(ジェイミー・ベル)は子どものころからの遊び場だった森に逃げ込む。だが、彼らの思惑とは裏腹に、逃げ惑うユダヤ人たちが次々と森に集まり始め……。(シネマトゥデイ)



2本とも重たい映画でした。

それに、2本とも実話なんですね。


「チェンジリング」はイーストウッドが女性が主役の映画を撮ったというだけでも期待大やったけど、見逃してしもとった作品。

作品後半からの展開が見ものですね。

ラストの処刑シーンは必要だったかどうかわかりませんが。

13階段からの絞首刑なら、落ちた瞬間に首が折れて即死すると思うんですが…。


アンジー渾身の演技とイーストウッドの冴えた演出と渋い音楽がイイ。



「ディファイアンス」では、ベラルーシでもこんな非道なことが行われていたのか、ということにまず驚かされ、自分の無知を恥じ入った次第。


ドイツ軍や地元警察から生き延びよう、何としてでも生きて逃げようとする集団の行動がリアルに描かれています。単に迫害と戦ったユダヤ人たちの感動ストーリーではありません。

個人の中の葛藤、集団の中での葛藤、敵への憎しみ、恐怖、信仰、生き延びるための強盗、略奪etc…。

戦争が終わっても、彼らはなかなか自分たちの体験を世界に公表することはできなかった。ただ逃げただけでは無かったから。



ああ、名画座って本当にいいもんですなあ。


スタンプカードがいっぱいになったんで、次回は無料で観られます。チョキ