絵の話 | けものみち

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日記のようなものです。

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お絵かきヽ(*'ー')ノ

ここ数日、この絵に集中していました。
明るい色を塗る→(乾かす)→暗い色を塗る(乾かす)→明るい色…
と繰り返して今日は明るい色を塗ったところ。

ちょうど「今はこの作業をしておこう」くらいの箇所と
「そろそろ仕上げていこう」という箇所が混在していて、すごくバランスの悪い時期です。
これから、光源を意識しながら全体をまとめてゆきます。

この絵に私は「死者の家」というイメージを持っていましたが
それはどうも変えてしまいそうです。

昔居た人たちが居なくなったことを家が嘆いてるかどうか、考えたら
家はそんなこと思っておらんです。
ただ喜びも悲しみも皆、柱や壁に吸い込まれ、全て記憶がそのままに在ると思うです。

そういう無垢な気持ちで描きたいと思います。
少しの、家族への想いや血の半分の郷愁を込めながら。

これは父方のいなかの家であります。


明日はチャーチル会のスケッチ会で、お花を描く日です。
スケッチブック、鉛筆、水彩用具を持っていきます。

チャーチル会について、先日気が重くなっていましたが
その原因を探ったらいささか情けない心が発見されました。

何が嫌なのだろうと、細かく検分したのです。
何が、というか「誰が」から探っていきますと
特定の年代の男性達です。

「私はいつの間にオッサン嫌いになったのかしら?」と思いました。

しかし嫌なようなのです。
では、なぜ嫌か考える必要がある。

さてこれが、思い当たってみると非常に情けなく、やっかみと、不安が半々なのです。
父親が死んで10年以上も経つのに
彼と同世代の人を見ると私は苛立ち、また不安になるのです。
不安になるのは父が病死だったためであります。
父がみまかる以前8年間ばかり、私は父親の死を不安に思い続けておりました。
あの時の思いがどうにも蘇るのです。

他界してすぐの頃、仕事で同世代の方に関わると
しばらく私の心は荒れました。
「あの人も、この人も生きているのになんで!」
「・・でも本当に大丈夫?病気じゃない?死なない?」

あれから何年も経って、まだ同じ気持ちがある事に驚きます。

彩蹊会にも同世代の方がいらっしゃるが、平気なのは
年に数回しかお会いする機会がないからでしょうか。
チャーチル会は出席できれば、月に3回はお目にかかることになり
食事なさるところなども見る事になる。

そういう事が嫌な様です。

しかし、そうと分かると「そんなことか」と思いました。
そうしたら急に何か解消してしまった気がします。
父は父ひとりであって、他の人はどれだけ無関係であるか
そう考えたらなんだか大丈夫そうです。

そういうわけで、明日は楽しみに絵を描きに行ってまいります。



ところで今日は珍しく、カメラと携帯電話どちらも持たずに出かけてしまいました。
元バイト先にご飯食べに行ったのに( ;ー;)

りんごの差し入れをしたら、新商品のキャロットケーキをくれました。
レーズンが入ってて、上にクリームチーズを甘くしたのがかけてあって
とてもおいしかったです。
見た目も冬らしくて可愛かった!

それから、私の顔を覚えて下さっているお客さんがいらしていました。
近所の方ではないので頻繁にはみえないのですが
一時期メキシカンバーをしてらした事もあって、少しお話ししたことがありました。

今日も少しお話ししていて、流れで来年の二人展の話題になって
ハガキが出来上がったらお送りする約束をしました。

おお、がんばらねばですよ(*'д')ノ