鋳造だいすき 制作編 | けものみち

けものみち

日記のようなものです。

けものみち

なんか不安定な画像ですね‥
右が石膏の型を焼く機械で、左下にちょっと見えてるのが遠心鋳造機です。

遠心鋳造機は先生が自分でトンテンカンカン、作ったらしい。



けものみち

石膏の型に金属が詰まっているところ。

先週、原型のワックスを型枠に入れて、石膏を流し込んでおいたので
今日はいきなり鋳造からです。

溶かした金属を遠心力で型に流して待つこと数分‥
金属が落ち着いて、でもまだ石膏が熱いうちに水につけます。



けものみち

つまり、急冷する! 

石膏が音を立てて滅してゆきます。
写真に撮ると地味ですが、胸の高鳴る瞬間です。



けものみち

かくして救出された金属は‥



けものみち

今回、こんな形です(*'∀')



けものみち

手ですね。タイトルはまだ無い。

まあタイトルなんていらないんですけれど‥



けものみち

「おらも連れて行ってくれえ!」
             (つげ義春『鳥師』)



けものみち

「なんてね。」

ふはははははは 楽しくてしょうがない!



けものみち

などと遊んでいないで、磨きましょう。

リューターやらバフやらの機械と、ヤスリ、糸と磨き粉といったアナログなものと
まあなんでも使って磨きます。
この作品はそんなにピカピカにしなくていいので非常にラクでした。

分かりづらいけど、写真で手の目の前にあるのが「バフ」です。
ブラシが力強く回転するので、磨くものをしっかり持っていないと吹っ飛ばされます。
素手で触っても指は飛ばされないけど、やけどします。軍手します。



けものみち

手のひら側。

腕の内側をえぐって、輪っかをつくってあります。



けものみち

かくして、ペンダントの完成!


もしかしてしばらくこの路線で行くんじゃないか。

ああ、嬉しくなっちゃったヽ(*'ー')ノ