一番最初に鉛筆の下書きをなぞった時にひいた、金の線。
だいぶ薄いのです。
「上から同じ色をもう一度重ねて、補強しなくては」
とずっと思っておりました。
現在その「補強」の最中なのですが、
気を抜くとダメなラインを引いてしまうので
かなり丁寧にしなくてはなりません。
「補強」というより、漫画でいうところのペン入れみたいな作業だと
塗り始めてから気がつきました。
丁寧に、慎重に。でも滞りない線を。
めがねをしっかりかけて、描いてゆきます。
元々ひどく筆が荒いタイプなものですから、
失敗しないようにすると‥
1時間に10センチ四方しか進みません。
今回進めたのは象の鼻から先のとこ。
ときどき先が長いんだか短いんだか分からなくなり、くらりとします。
絵画を制作している時もそんな気持ちに襲われますが
その時とはまた別の方向に、暗黒は口を開けております。
おもしろいです。
暗黒に落っこちないように気を付けます。