みなさん、こんにちは。

今年も各地で豪雨が猛威をふるっています。毎年どこかで観測史上最高を記録する雨量です。ここにいれば安心ということないので、早め早めに備える心を常に持っていきたいと感じさせられます。備えよ常に!です。

 

会社経営をしている方だけではなく、個人で生活している方々もこの5月から7月ぐらいはいろいろと払ったり手続きをしなければならないものが、てんこ盛りでうんざりしている人も多いのではないかと思います。

 

自動車税、軽自動車税、固定資産税、償却資産税、国民健康保険税、住民税特別徴収通知、申告所得税予定納税、社会保険算定基礎届、労働保険申告書、上半期源泉所得税納付、、、、。

まあ来るわ来るわ、何の手続きをして何を支払ったか、訳が分からなくなる季節です。

 

私たちは、これらの書類をお客様からお預かりして確認することが多いのですが、いままではあまり感じなかったが、ここのところ特に感じることがあります。

 

まずは、とにかく紙紙紙紙、、、。DXもなんのその。最近、和敬会ではあらゆる書類をデータ化ペーパーレス化を進めてきているので、民間同志でのやり取りは、だいぶネット化データ化が進んできたのは実感しますが、行政があまり変わり映えしないことがここに来て特に目立つ気がします。

 

そして、ふぞろいの書類たち。自治体から送られてくる固定資産税、自動車税、特別徴収税決定通知書、特別徴収納付書など、驚くほど各自治体ばらばら。特に特別徴収関係の書類はフォント、フレーム、紙の大きさ、見事にバラバラです。制度自体は全国共通のはずですが、各自治体で独自のシステムとなってしまっているのか、送られるてくるもは全部バラバラ。さらに従業員が在住する市町村の数だけ送られてきます。送られてくるだけでなく、事業者はそれぞれに手続きや納付を行わなければなりません。

 

例えば、自治体全体でシステムを統合して1か所からいろいろな情報が出てきたり、1カ所に手続きをするだけで完了するような仕組みがあるとすごく便利な気がします。

 

社会が多様化複雑化するのに合わせて、法律や制度が細分化複雑化する中で、ますます事業者に強いる手続き等が増えるばかりで、小零細の事業者にとっては相当な事務の負担です。

ハンコ廃止もいいですが、管理する側(国や自治体などの行政)の利便性を高めること(自分たちがラクすること)ばかりが目立ち、市井に生きる人たちにとってどうすれば喜んでもらえるか(どうしたらラクにしてあげられるか)に想いを馳せる思考が欠けているなとつくづく感じます。

 

最近、「エンパシー」という言葉を耳にしました。「他人の靴を履いてみて感じること」つまり「他人の感情や経験などを理解する能力」という意味だそうです。

 

御上のみんさん、たまには市民の靴でもはいてみませんか。。。

 

笹本