以前から西洋諸国がアフリカに対してワクチンなどで甚大な被害を起こし、経済的な植民地扱いをしていることなどから、アフリカ諸国の元首には西洋諸国やWHOなどの機関に対して深刻なレベルで懐疑的な方が多くいます。

 

タンザニアの大統領もその一人で、新型コロナの脅威を信じず、西側が提供し「推奨」するPCR検査ですら懐疑的でパパイヤやヤギなどからサンプルをとってPCR検査を行い、世界的に有名になっていました。

 

今年に入ってからは、ワクチンに対しても批判的な態度を取っていましたが、現在はほぼ消息不明と言って差し支えないようです。

 

新型コロナに対するWHOのガイドラインを軽視している世界の国の多くで、政治的な不安定やいきなりの「大流行」などが起きている様子を見ていると、大統領は政治的な理由で「消息不明」になっているように思われてしかたがありません。。。

 

 

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タンザニア大統領ジョン・マグフリ「コロナ感染でインドでの病院で昏睡状態」
Tanzania President John Magufuli ‘in India with COVID-19’

 

野党党首のトゥンドゥ・リス(Tundu Lissu)によれば、大統領はケニアの病院からインドに転院し、深刻な状態にあるという。

 

11 Mar 2021【Aljazeera】https://www.aljazeera.com/news/2021/3/11/tanzania-opposition-leader-says-magufuli-in-india-with-covid-19 より翻訳

 

 

新型コロナウィルスに対する懐疑的な姿勢で有名なタンザニアのジョン・マグフリ(John Magufuli,)大統領は、2週間近く民衆に姿を見せていないが、同国の野党党首によれば同大統領は現在、インドの病院で新型コロナの治療中で深刻な状態にあるという。

 

昨年の選挙で大統領に敗れたトゥンドゥ・リス氏は木曜、ケニア国内の医療・保安に関する情報源からの情報について言及した。その情報によれば、大統領はケニアからインドの病院に輸送され、現在昏睡情報にあるというが、その証拠は提示していない

 

61歳のマグフリ大統領の所在・安否に関する疑惑が駆け巡る中、タンザニア政府の広報担当は沈黙を保ったままだ。

 

2015年から権力の座に就き、「ブルドーザー」の愛称で親しまれるマグフリ大統領は、2月27日、タンザニア最大の都市ダルエスサラームの州議会議事堂での式典でいつも通りの精力的な様子を見せた以降、表に姿を現していない

 

 

マグフリ大統領は今週の始めにケニアのナイロビ病院に空輸で運ばれ、その後インド国内の病院(具体的な場所は公開されていない)に運ばれたとリス氏は通信社のロイターに話した。

 

リス氏は「大統領は昨日の朝から昏睡状態です」とだけ言い、詳しい情報は話さなかった。

 

 

(画像:ロイター通信の記事)

 

 

ケニアの国営新聞は水曜日、身元不明の政治・外交関係の情報筋からの情報を引用している。これによれば一人のアフリカの元首(名前は公開せず)が、ナイロビ病院で新型コロナウイルス感染の治療中で人工呼吸器を装着されているという。

 

インド外務省およびナイロビ市内の高等弁務団は、現在のところこの件についてコメントをしていない。

 

 

 

(画像:リス氏のツイート https://twitter.co https://twitter.com/TunduALissu/status/1369790208913313793?s=20 m/TunduALissu/status/1369790208913313793?s=20 https:/TunduALissu/status/1369790208913313793?s=20 https://twitter.com/TunduALissu/status/1369790208913313793?s=20

 

 

「崩壊した新型コロナの否認論」

 

マグフリ大統領は新型コロナウィルスの脅威を軽視し、神や蒸気吸入などの治療法がタンザニア人を守るだろうと発言していた。

 

そして新型コロナの検査方法(PCR検査)をあざ笑いワクチンはアフリカの豊かな資源を狙う西側諸国による陰謀だと批判し、マスクの着用やソーシャルディスタンスに反対していたのだ。

 

「大統領の新型コロナ否定論は崩壊し、科学よりも信仰心を重視する愚かさが、ブーメランのように返ってきて致死的な状況をもたらした」とリス氏が木曜日にツイートしている。

 

大統領が職務を遂行できない場合はタンザニアの憲法に従い、サミア・スルフ・ハッサン副大統領が残りの5年間の任期を引き継ぐことになる。

 

世界保健機構(WHO)のアフリカ支局長マツィディソ・モエティ女史は木曜日の記者会見の場で、大統領の安否に関する直接的な情報はなく、現時点で推測することは賢明ではないという。そして彼女は、タンザニアにおける2人の高官の死後、同国は新型コロナの危険性を認識したと述べ、より多くのデータの公開を歓迎すると話している。

 

「マグフリ大統領の安否を問わず、このような話が本当に真実である場合、彼の健康を祈ることしかできません。私たち世界保健機関は、タンザニアの政府や国民を支援する準備ができていることを、繰り返すようですが言わせていただきます」

 

WHOが保管するデータによると、タンザニアは昨年5月、509件の症例と21人の死亡を伝えた後、新型コロナに関するデータの報告を停止していた。そして今年1月、マグフリ大統領は新型コロナのワクチンは「危険」であると公言していた。

 

今年初めのマグフリ大統領の発言:「ワクチンは良いものではありません。もしそうなら、白人はHIVやAIDSのワクチンを(タンザニアに)持ち込んでいたでしょう」

 

 

しかし2月、マグフリ氏は新型コロナウイルスに対する公式の立場を突然、変化させていた。同政府はマスクの着用を禁止はしておらず、マスク着用を望む人には着用を推奨したのだ。

 

しかし大統領は、国内で販売されているフェイスカバー(マスク)に欠陥があると警告を発していた。つまり、世界中でコロナウイルス関連の高い死亡率はマスクなどの対コロナ製品の使用が原因である可能性があるというのだ。そしてタンザニアの農村地域の人々のマスク着用率は低いため、コロナの犠牲になる可能性が低いと考えていた。

 

「政府はマスクの着用は禁止しません。ただし、どのようなマスクを着用するかについてはご注意ください。(そうでない場合には)私たちは滅びるでしょう。

 

私たち(訳注:アフリカ人)はそれほど大事にされているとは考えないでください。経済戦争が悪いのです」と、ダルエスサラームの教会での礼拝でマグフリ大統領は聴衆に語った。

 

 

「店頭で購入するあのマスクを着用することで、私たちは自分を殺しているのです」と大統領は続け、タンザニア国民らにマスクを自分で作るか、あるいは地元産のマスクを使うことを推奨していた。

 

(翻訳終了)

 

 

 

 

 

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【コメント】

 

これはカタールを拠点に置く、アルジャジーラ紙の情報である点にご注意ください。

 

このアルジャジーラ紙は、中近東におけるアメリカのプロパガンダ機関として考える人も多くおり、マスコミのニュースでさえその疑惑について公言するほどです。ウィキリークスもアメリカの高官とアルジャジーラの接点について暴露していました。

 

https://foreignpolicy.com/2011/09/19/what-wikileaks-tells-us-about-al-jazeera/

 

 

また、上記ニュースに関して、ガーナの新聞社のニュースによれば、モグフリ大統領は発作を起こして半身およびウェストから下の下半身が麻痺状態であることも伝えています。

 

 

 

 

★別のニュース(VOA NEWS)では、モグフリ大統領の腹心、タンザニアの副大統領の発言が引用されていました。大統領の名前は直接言わなかったもののコロナの感染を否定し、またとても意味深な内容でした。

 

 

 

サミア・スルフ・ハッサン副大統領:
「タンザニアは安全であることは確かだと言わせてください。

人間がインフルエンザや高熱で診察に行き、(コロナ以外の)病気にあることがありますが、これはごく普通のことです。

タンザニアの国民のみなさま、国民が団結すべき時があるとしたら今こそがそうです。

今こそ、一体となる時です。

そして外部から入ってくる情報に耳を傾けるべき時ではありません