12月から、特に忙しくて日光が一番弱くなるクリスマス周辺から、あちこちで風邪やインフルエンザなどで体調を崩したという話を聞いています。

 

それは例年通りのことですが、今年は特別に強力なインフルエンザ(通称「殺人インフルエンザ(killer flu)」)がイギリスに上陸すると騒がれていて、実際ここ数日ですごい広がりを見せているようです。

 

 

イギリスで猛威をふるい始めた株のインフルエンザのウィルス

https://www.thesun.co.uk/news/5233837/australian-flu-cold-symptoms-uk-aussie-virus/

 

 

オーストラリア・インフルエンザがイギリスを直撃

症状の特徴と、致死性の高いこのH3N2ウィルスを予防する方法

Aussie flu hits the UK: What are the symptoms to look out for and how you can avoid deadly H3N2 bug

1月5日

 

 

 

http://www.mirror.co.uk/news/uk-news/aussie-flu-uk-symptoms-deadly-11775677?service=responsive

 

【概要】

・今年7月にオーストラリア(当時は冬)で大流行し、 170,000人の感染が確認され、死亡者も

(このMirror紙では300人以上とされていますが、他の新聞では72人が死者数とされています)

 

イギリスで50年で最悪の状況が予想されている

 

・北アイルランドを中心に、すごい勢いで感染が拡大中

(イギリス上陸から一週間で感染者数が156%上昇。 12月29日現在の情報 SUN

 

・1月4日時点で、H3N2ウィルスが原因で救急救命室や優先度の高い病室に入院している人の数は17人

 

・12月31日のアイルランドの専門家の発表によると、現地での死者数は10人未満

 

・5~14歳の子供が一番危険

 

・オーストラリア型インフルエンザは肺炎やその他死亡につながりえる合併症を伴う可能性が高い。

 

【主な症状】

 

・のどの痛みと咳

・頭痛

・高熱

・筋肉の痛み

・疲労感

・鼻水とくしゃみ

 

症状は通常のインフルエンザと同様だが、通常のインフルエンザよりも深刻

 

【普通のインフルエンザとの見分け方】

・通常のインフルエンザは1週間もあれば回復するはずだが、咳や疲労感がそれ以上続いている場合はこのオーストラリア型インフルエンザの可能性がある。

 

【予防法】

・いつもより手洗い、うがいを頻繁に行う

・咳やくしゃみをする際、口を手で覆い、その後手を洗う

・ワクチンを受ける

 

(抄訳終了)

 

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【コメント】

今日、娘がお泊りに行ったおうちのお父さんが、2週間もインフルエンザ状の症状に苦しんでいたということで、娘が帰ってきたらきっちりと対応をする予定です。

このインフルエンザに関して、数か月前にニュースを初めて聞いた際に「またワクチンの宣伝か・・・」と思いましたし、実際に複数の新聞では「急いで無料のインフルエンザ予防接種を受けてください!」と警告しています。

しかし大手のThe Guardian紙でさえ、現在イギリスで使用されているインフルエンザのワクチンの有効性について懐疑的な立場をとっていました。


ワクチンに対する懸念の中、冬季インフルエンザの流行に備える医師たち
Doctors braced for winter flu outbreak amid fears over vaccine

https://www.theguardian.com/society/2017/oct/28/uk-doctors-braced-for-winter-flu-outbreak

 

10月28日


ロンドン市内の病院のジョン・オックスフォード教授の発言:
「今年のインフルエンザの流行に備え、自分たちを守るために可能な限り事前に備えておくのは常識的な行動でしょう」

有効性の不確実なワクチンが現在、イギリス国内で接種されている。

毎年、WHO(世界保健機構)が世界的に流行しているインフルエンザの主な株について調査を行い、そこから翌年のワクチン計画を策定している。

しかしこのワクチンの標的となるウィルス株は9か月前に決定されたもので、これはオーストラリアでの大流行の前に決定されたことになる。

(抄訳終了)


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【コメント】

つまり現在イギリスや日本で接種を推奨されているインフルエンザの予防接種は、今回の殺人インフルエンザの存在をまったく考慮に入れていない、ということです。

そのワクチンの殺人インフルエンザに対する有効性は・・・神のみぞ知る、というところですね( ´艸`)


日本語でこのインフルエンザに関する資料がないかと検索したところ、見つけたものがこちら。

2017年インフルエンザ、オーストラリアでは73人が死亡!! 今年の傾向と対策は?

https://news.ameba.jp/entry/20171015-701

 

同じアメーバさんの中ですし、個人的な恨みはないのですが、どうもこの方はやたら反ワクチン派を直接的に攻撃されているなのであえてご紹介しました。

「エビデンスをもとにワクチンの危険性を訴える」反ワクチン派が嫌だということですが、でしたらワクチンの有効性の「エビデンス」を見せていただきたいものです。とはいえ、医学誌ランセットなどの情報ですらあまり「科学的」ではないようなので、権威筋の情報のどこまでが確実な「エビデンス」と言えるのかもわかりませんが。

ワクチンを受けながらも受けたワクチンにかかった人も、かなり身の回りに多くいますが・・・

「A型のワクチンを受けたのに、A型に感染しました。でもワクチンのおかげで軽症で済んだのだと思います♪」と言う方はよく見かけますが、それもかなり主観的なところですしね(;'∀')

ワクチンの有効性を信じている人なら、「ワクチンのおかげで軽症で済んだ」と考えるでしょうし、否定派であれば「わざわざ高い金をだして予防接種を受けて、インフルエンザに自らかかったようなものだ」と受け止めることでしょう。

私は否定派ですが、ワクチンの有効性をほぼ無条件に信じているのは科学的というよりはむしろ宗教のノリようだなと思いつつ、ワクチン信者の方とは普段見ている情報が違いすぎるでしょうし、この場で議論するつもりはまったくありません。賛成派の方は、当方の過去の関連記事に目を通された上でご意見していただけると幸いです。というか当方は自分の考えを押し付けるつもりはないので、コメントも不要です。お互いに時間の無駄遣いは避けましょう。

ワクチンで自分やご家族の身が守られると信じられているのであればご自身がそうされたらよい話で、私は決断の参考になりそうな反対意見を提示し、それにより賢明な読者の方がご自分で予防接種の必要性を各自で判断されるべきだと考えています。

【参考】

「ワクチン」に関する記事一覧

https://ameblo.jp/wake-up-japan/themeentrylist-10071732701.html

 

(一部の記事)

 

「健康とビジネス」に関する記事一覧

https://ameblo.jp/wake-up-japan/themeentrylist-10048227882.html

 

「健康法」に関する記事一覧

https://ameblo.jp/wake-up-japan/themeentrylist-10070704293.html

 


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異常なまでの感染の拡大のスピード

Map shows killer Aussie flu hotspots near Bristol and across UK

http://www.bristolpost.co.uk/news/health/map-shows-killer-aussie-flu-1019324

 

 

こちらが1月4日付の感染の状況を示した地図。

 

色が赤いほど、感染者数が多いとのこと。

 

http://www.bristolpost.co.uk/news/health/map-shows-killer-aussie-flu-1019324

 


そして1月6日の状況がこちら。



【コメント】
二つの地図を比較すると誰の目にも明らかなように、わずかな期間に感染がかなり広がっているようです。

イギリスではちょうど、3、4日から学校が始まったところが多く、換気もあまりできない状態の教室や職場でさらに感染が加速度的に拡大することが予想されます。

また日本でも同様に、殺人インフルエンザが上陸する可能性について数か月ほど叫ばれています。

予防法や治療法について複数の情報源を見てみましたが、例年のインフルエンザ同様で、あまりこれといった決定的なものはないようです。

上記で紹介した日本語の情報ではうがいの有効性に懐疑的でしたが、皆さんそれぞれの予防法などがあるでしょうし、考えうる限りの対策を行ってもやりすぎだとは思いません。

うちはやはり手洗いとうがいを頻繁にし、不要に人混みに行くことを避け、十分な栄養と水分、何よりも休息を取ることを基本に、必要と感じたら免疫力を上げるサプリや抗ウィルス効果のあるものを使用するといったところでしょうか(詳しくはテーマ「健康法」参照)

あまり心配しすぎても、それが免疫力を下げることにもなりかねませんし、今年の冬は何よりも健康を最優先するくらいでいいのかもしれませんね。

皆様もお大事に。