「モンサントに『NO!』 GMOに反対するマーチが全世界で行われる」

('No Monsanto!': World marches against GMO food)

10月12日【RT】http://rt.com/news/monsanto-march-berlin-protest-115/ より翻訳



土曜日、世界中の都市でGMO製品の使用に反対するデモが行われ、何千人もが街頭で参加した。デモは「世界食糧デー(16日)」の一環として、50カ国以上、アメリカ国内では47の州で行われた。



2013年10月12日 南アフリカのダーバンで行われたデモの様子
(写真:AFP Photo / Rajesh Jantilal)



ベルリン(ドイツ)、ストラスブール(フランス)、ロンドン(イギリス)、シドニー(オーストラリア)、ムンバイ(インド)を始めとする500都市で行われ、各地で数百人が結集していた。


デモ参加者らは、GMO(遺伝子組み換え食品)や「その他の有害な農薬」に対する恒久的ボイコット(不買運動)を呼びかけていた、と発起元の「March Against Monsanto」のウェブサイトでは説明している。


デモではGMO製品を非難する垂れ幕が掲げられ、仮装した参加者らも見られた。ワシントンDCではミツバチの数に対する悪影響を強調するため、ミツバチの仮装をしているグループもあった。



同日、南フランスMonbequi で行われたデモでは、米国企業モンサント社の入り口に鎖をつける参加者も。
(写真:AFP Photo / Pascal Pavani)



この集会は10月16日の世界食糧デーに先駆けて行われたもので、主催者らが使用している表現を使うと、

「健康、生殖能力、長生き」を脅かす、モンサント社の「搾取ビジネス」、GMO作物やその他の有害な農薬 を直接的に批判するものであったという。


ベルリンでは、この巨大食品企業に対し、様々な理由を列挙してその不満の念が表明されていた。そのうちの一つには、モンサント社製品に使用されている化学物質を使用による、長期的な健康に対する懸念などが含まれている。


「モンサント社の開発したSmartstaxコーンがありますよね。これには、6種類の除草剤に対する耐性があるんです。つまりこのコーンに6種類の除草剤を散布しても、枯れたりしないということなんですよ」


ベルリンでのマーチに参加していた栄養学者、Heidi OstermannmさんがRTの取材に答えてくれた。


それだけでなく、トウモロコシの穀粒の中には二種類の殺虫剤を生成されるのですが、これは洗い落すことができません。これを食べ物と呼んでいいのかは、私も悩むところです。栄養学者としての視点からは、これは食べ物なんかじゃない、と言えますが


True Food Foundationという団体の副会長であるDietrich Wittelさんは、モンサント社のコーンを与えられたネズミが患った腫瘍の写真を拡大したポスターを見せながら、その実験について言及した。


「ほんの90日間、GMコーンを与えたによって内臓が損傷されている兆候がかすかながらも確認されています。さらに、2年の実験期間を通してみると、ネズミの寿命が短くなったことがわかります。つまり内蔵がひどく損傷し、メスのネズミは胸部に巨大な腫瘍ができるなど、本当にひどく恐ろしいことが起こっているのです」



(写真:Natural News



彼は比較的大き目の動物への影響についても教えてくれた。


「最近のオーストラリアの研究によれば、この問題のコーンを食べさせられた豚には、巨大な胃潰瘍ができています・・・。私たち人間は、ネズミよりもずっと長い期間生きています。

GM作物の結果としてのガンが発生するのを待たないといけない、というのであれば待つしかないのでしょうが」



アメリカでは10月に「エージェント・オレンジ(枯葉剤)啓蒙月間(Agent Orange Awareness Month)」が、ベトナム戦争帰還兵の子供連合(Children of Vietnam Veterans Health Alliance (COVVHA))によって推し進められているため、特に重要な月である。


反対デモの主催者、March Against Monsanto側は次のように主張している。


「ダイオキシンは、人類に知られている中でも最も破壊的な化学物質の一つです。そのダイオキシンが含まれているエージェント・オレンジを製造していた化学企業7社のうちの一つがモンサント社でした。


ベトナム帰還兵やその子供、孫に至るまでが、じわじわと大量虐殺されることになった責任は、モンサント社およびその他の6企業、そしてアメリカ政府にあります」



前回、モンサント社に反対するデモが行われたのは5月であった。始めた頃はごく小さいイベントであったが、今では世界52カ国、436都市で2万人以上が参加する世界的キャンペーンに成長している。



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【コメント】

今年5月のデモの様子が写真で見れます。
http://rt.com/news/march-against-monsanto-gmo-776/



欧米では次々と、政府機関や独立機関によって、GMOの健康に対する影響が研究されており、それと同時に反対する市民も急増中です。


前回の記事の通り、イタリアやスイス、ロシア以外にも、ケニアやポーランド、ハンガリー、オーストリア、フランス、ドイツ、ハンガリー、ルクセンブルグ、ギリシャ、ブルガリアなどでGMOコーンの栽培や販売、使用、輸入などが禁止されているほか、ペルーなどでも禁止されています。


その一方で、日本は厚生省のお墨付きなんですよね。某国への強い信頼感(属国感)がみてとれるようです。美しい愛情ですね!



でも、その某国政府では、GMOはそれほど信用されてはいないみたいですよ・・・?





「ホワイトハウスのキッチンと、モンサント社のカフェテラスで
共通していることと言えば?




どちらも(GMOでない)オーガニックな食べ物のみ、提供しています」

(写真:Ann's Journals Collection





・・・ご参考までに、日本モンサント社のはこちらのリンク先でご確認いただけます。
http://www.monsanto.co.jp/monsanto/monsanto.html


さすが多国籍大企業は一等地に本拠地を構えているんですね~。






【追記】



オールドボーイさんがアップして下さった、お姉ちゃんたちの写真





う~ん、楽しそう~
どうせ参加するなら、楽しんだ方がいいですよね!


リンク先では、その他、各都市のデモの様子が写された動画がアップされていますので、ぜひそちらもご覧ください。どこも楽しそうですよ。





そしてFriend-dcさんがアップして下さった


隠れ遺伝子組み換え原料一覧

は壮観です!!


その一部は・・・

・アスパルテーム(Nutrasweet, Equal, Spoonful, Canderel, Aminosweet, Benevia, E951)
・ベーキングパウダー
・キャノーラ油(菜種)
・カラメル色素
・セルロース
・クエン酸
・ビタミンB12(コバラミン)
・コロロース(転化糖)
・コンデンスミルク
・粉砂糖
・コーンフラワー
・コーングルテン
・コーンマサ(トルティーヤ粉)
・コーンミール
・コーン油
・コーンシュガー
・コーンシロップ
・コーンスターチ
・シクロデキストリン

・・・・


・・・などまだまだ延々と続きます。
全部のリストはこちらのリンク先
からご確認いただけます。


いろんな加工食品などで、普段よく目にするものが数多く含まれているようです!