キーチVS最終巻を読んで(まっしゅ) | ワカゾウのブログ

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株式会社ワカゾウの一味が、それぞれの活動を報告したりします。

キーチが完結してしまいました。



キーチ、キーチVSは、

俺にとって特別な作品でした。

出会いは、高校生のとき、

友人がキーチの1~7巻くらいまでをドサっとくれたんです。

まっしゅが読んだ方がいいって。

高校生なのに太っ腹だなあと今でも思います。




その後は新刊が出るたびに、というよりかは

ふと思い出して本屋で探して

購入していました。

すると不思議と購入した巻には

その時期自分が考えていたことや

悩んでいたことについて描かれているので

勝手に「キーチ」は自分にとって必然的な作品であると感じていました。

と同時に、気が付いたら隣にいる、

困ったら導いてくれる、守護霊みたいな存在でした。

そのキーチが完結してしまいました。

この喪失感たるや。



おお。




甥っ子のために作ったワカゾウ。

何をしている会社なの?とよく聞かれますが、

具体的にコレとコレとコレ、などという返答は

可能性を狭めてしまうからあまり答えたくないんです。




何をしているかより、

どうあるか、どうなりたい存在なのかを

気にしてもらえる世の中にするにはどうしたらいいか。

金稼ぎが現実という時代遅れの考え方を、

傷つけずに否定して改善策を伝えるにはどうしたらいいか。

人のためを考えて、次の世代を意識して日々行動するだけで

いかに満たされるか、いかに自分に返ってくるか、

社会は舐めたほうがいい、

側にいるだけの大人を信じるなということを

どうやったら無責任にならず重たくならず

確実に届けたい人たちへ向けて表現できるか。




ワカゾウとは、

そういうことを考えている俺を支える会社です。



しかしワカゾウは支えてはくれるのですが、

拠り所ではありません。


「キーチ」は、未熟な自分なりに巡り合えた、

なんというか、魂の拠り所でした。

怠けよう、委ねよう、濁りそうだけど抗いきれない、

というときに喝を入れてくれる、

頑張ってる姿を見せてくれる、

先輩のような存在でした。




たぶん他のキーチの愛読者さんからしてみれば

何言ってんだこいつ

っていう感想文でしょうが、気にしない。



キーチが終わった。

心がモカモカしてキュウキュウして、苦しいけれど

でも妙な解放感があります。


裏表紙のコピー、

「衝撃のラスト。でもそこからあなたの物語が始まるのです」



ごもっともです。

そうですそうです。

ああもうごもっともです、わかっております。



何をしてもいいと言われるときの

孤独と身震いを感じます。



今年の初めに言ってた来年からの子づくり計画。

俺の物語の主軸は別にしっかり築いて、

子づくり子育てはサブイベントとして

頑張りたいと思います。



子どもを作ったり、産んだ後も、

俺は信念を持ち続けられるだろうか。

不安にならないよう、

しっかり準備してから子づくりしたい。

キーチVS11巻、読み終えて泣いて、

改めて、覚悟をしました。



ありがとうございました。



と、

感想文を書いてたら落ち着いてきました。

ようし…

またいろいろ変えていきたいと思います。

その前に、はるちゃんが、

「ねえねに会いたい」と呟いたそうなので

早めに夏風邪直して

愛に行ってきます。