初釜は、お茶の年初めの行事です
その年初めて釜をかけ、正月を祝う大福茶(おおぶくちゃ)をお客様にもてなします行事です
大福茶とは、災い・病気を除く効能をもつ、
たいへん福のあるお茶という意味から名づけられたそうです。
初釜は、1年で一番ご予約頂ける時期ですので、懐石はお受けしておりません。
大徳寺弁当か、松花堂弁当のみです
これは、大徳寺弁当
大徳寺重(大徳寺縁高ともいいます)というこの弁当箱を使って、京都の大徳寺で、
料理を出されたのが始まりです
今は大徳寺だけでなく、うちのような仕出し屋でも使用されています
仕切りがまったくなく、縁の切った箱になっています
この中身は、小豆ご飯、出汁巻卵、梅生麩煮・獅子唐・鶉がんの串刺し、柿なます、田作り、
菊菜胡麻和え、昆布巻き、金柑煮、花ゆり根、車海老煮、新巻き鮭、海老芋煮、
鰆の味噌漬けです。
私はいつも盛り付け担当
只今、すべての料理をつくれるようになるよう精進しております