酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-110409_1804~01.jpg

酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-110409_1803~01.jpg

酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-110409_1803~02.jpg

酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-110409_1806~01.jpg

首回りが苦手な私は、ザ・Tシャツを着たことがあまりありません。
襟ぐりを少し切って広げてほしいとスタイリストのテル子に頼んだら、とんでもなく素晴らしい作品を、たった十数分で生み出してくれました。
背中を切って、レースをつけ、更に紐をつけて、結んでリボン。
あまりにも可愛いアレンジを手際よくしてくれて感激したので、ブログに載せさせてください。

三度目のオールスター感謝祭は、再会に溢れた場でした。
とても嬉しかったです。

今日は朝が早かったので、久しぶりにぐっすり眠れそう。

簡単なブログで申し訳ありません。
たまにはよろしかろう。

明日も温かみのある1日を


ごきげんよう

酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-110404_1751~01.jpg

酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-110408_1311~01.jpg


震災後、初パソコン。

私が何故いつも1人でいるのか。
これについては今まで何度か書いてきましたので今回は省きますが、実はこれにはもう1つ理由があります。
それは、誰かが泣きそうなとき、連絡が確実にとれる人でいたいから。
もし私が泣きそうだったら、いつも仲間といる人には電話しにくい。
「ちょっと落ち込ん、え?クラブで踊ってる?マジ、リスペクト!」
そんなハイテンションに合わせざるを得なくなったら、パワー消費で立ち直れない・・・。
友人や知人が辛くなったとき、寂しくて不安になってしまったとき、パニックを起こしそうになったとき、咄嗟に電話やメールができる相手がいたら、保険になる。私はその保険になりたい。
そういう電話は必ずと言っていいほど深夜にきます。
日中はケータイの電源を切りがちにする電話嫌いな私ですが、深夜の電話は必ずとります。
かけてくれる友人知人が実際にいるのも「酒井は絶対起きてるし、1人だ」と分かっているからこそのこと。
落ち込んだときに思い出してもらえる。
困ったときだけ頼られる。
なんてスペシャルなことなんだろう。
ありがたい。

先日、ある友人から深夜に電話がかかってきました。
「なんでもいいから話して」
「もしもし」もなく始まったその電話。
その友人は、私の声が好きだと昔から言ってくれている人で、時折こんな電話をもらいます。
アドバイスを求めるでも、話を聞いてくれというわけでもない、声のみのリクエスト。
嬉しい。
いつものように本を朗読し始めてしばらくすると、相槌の代わりに寝息が聞こえてきます。
私は「おやすみ」と小声で言って電話を切ります。
その瞬間がとても幸せ。
震災が起こってから、私はずっと、ビギンさんの「声のおまもりください」のタイトル部分のフレーズだけ、繰り返し口ずさんでいました。
私の声が、不安定な友人のお守りになっていたのなら嬉しい。

そして、震災後、心配してくれた友人や先輩からの電話やメール、活字でも伝わる声に、私は胸を打たれました。
酒井はいつも1人だ、と知っているからこその声。

昨日も大きな地震がありました。地震の1分前、私は玄関で靴を履き、防災セットを傍らにその場に座りこみ、イヤホンをしてiPodで優しい声を聴いていました。
音楽は刺激が強すぎるのであまり聴けない私が選んだ曲は『恋の門』。
私が出演した映画の歌。

優しい声の持ち主は、忌野清志郎さん。

フィールドが全く違うので接点がなさそうに思われるかもしれませんが、実は、清志郎さんとは何気に3,4作共演させていただいていた私。お会いするたび
「好きだね」「若菜ちゃんいいねー」「僕のことなんか知らないと思ってたよ。本当に知っててくれたなんてまいっちゃうなぁ。やったなぁ」
と軽い告白をしてくださっていました(自慢)。あのミスターシャイの清志郎さんが。
この歌は、私が演じた恋乃の気持ちを代弁し、また清志郎さん演じる謎の住人が恋乃を励ましてくれるという、この映画で最もスペシャルなシーンで歌ってくださった曲。
壊れた恋乃に、あの声で
「とりあえず、今、泣いといていいよ」
と言われたら、・・・ね。
「あなたはそう、間違いだらけ。私もそう、ほぼ間違うでしょう。出ない答えに、諦めながら、それでもいく。諦めながら。でも虹に願いをかけましょう。」
優しい。
「珍しい私は、割と大切」
なんて、もう一人のミスターシャイ松尾さんが歌詞に入れるから、・・・ね。

「とりあえず、今、威張っといていいよ」

なんてあの声で言われたら、・・・もう。

地震が始まっても、この歌を聴いていました。歌が終わると同時に、揺れがおさまりました。
だから、怖くなかった。

声のお守り

以前、清志郎さんが旅立った当時、何故ブログに書かないのかと、批判の声がいくつか私の元に届きました。

だけど、書きたくなかったので書きませんでした。

なぜこのタイミングで書いたのか。
なぜかこのタイミングで声を聴いたから。
威張っていい、と言われたから。
私は、自慢をしたい。

清志郎さんが、私(役)を励ます歌を歌ってくれたこと。

一生の宝にしよう。

そう思ったんだ。


震災によって「生きたい」と思ったかたが増えたようです。
幸せのハードルが、ぐんと下がった。
ハードルが低い分、足元にずっとあったはずの幸せを見つけやすくなった気がしますね。
そして、地面に根を生やした花の強さが、身にしみます。

桜も咲いたね。

以前ブログに「どんな気持ちで桜を見ているのだろう」と書きました。
こんな気持ちでみることになるとは。

顔を上げてもいいんだ。

ーとりあえず今
泣いといていいよ

ーとりあえず今
いばっといていいよ

今はどっちも必要。

声のお守り、ありがとう。

清志郎さんに、またいつか会いたい。

私は明日、久々の5時起き。
がんばります。

明日は皆さんが小さな幸せを発見できますように
ついでに私も


ごきげんよう


酒井若菜オフィシャルブログ「ネオン堂」Powered by Ameba-110306_0035~01.jpg

だいじょうぶ?

疲れていませんか?

吐き気やめまい、
頭痛やPTSD、

気づいたら泣いていたり、

なんだか妙にイライラしたり、

だいじょうぶ?って聞かれて、だいじょうぶって答えるしかなかったり、

優しくいることやポジティブにいることで人を励ます、それは当たり前のことなはずなのに、もっとなにかできるはずと自分にはっぱをかけてぐったりして、それを誰に見せたらいいのか分からなくなってしまったり、

被災地のかたの苦しみや悲しみに比べたら自分はマシだと自分を戒めて苦しくなったり、

周りを気づかって、ガツンと落ち込むより日常を取り戻すことを優先させて、日常に手を出すのはまだ早かったかなって思っても戻るに戻れなかったり、

あの人はどうしてこんな時にあんなこと言うのとやるせなさと悔しさに支配されそうになったり、

一人じゃないよとテレビやブログで言われたら、なら今すぐ駆けつけてくれますか?ツラい思いをしているのは一人じゃないけれど、私は今、この場所で一人だ!と余計に孤独を感じたり、

弱い自分が情けなくて、正直に怖いと言えなくなったり、

ヒーローがたくさんたくさんいてくれるからこそ、いよいよヒーローになれない自分に価値を見いだせなくなったり、

していませんか?

気持ちの方向はみんな一緒。
だけど、人にはそれぞれの容量や弱さがあります。
火事場のなんとかヂカラまでは出ないくらいのスレスレのところにいる、特にエールを贈られないかたもたくさんいらっしゃいますね。

それでもね、
だいじょうぶなんだよ。

人は平等なんかじゃない。
私の持論。
各々の解釈や容量や価値観が違う以上、平等なんて有り得ない。
「傘と長靴たずさえて」という記事でも書いたけれど、不可抗力は不可抗力です。
ならば、素敵な傘と洒落た長靴を見つける喜びを。

私は今日、金八先生を観てすごく感動しました。
4時間もの大作で、見どころしかなかった。
ある日「芸能は無力だ」と芸能関係者が呟いたのを見て、私は意味が分かりませんでした。
私は本とテレビと映画が好き。
中でも一番お客さまを選べないのがテレビだと、私は思っています。
私は今日、テレビを観て感動し、自分も普段あの中に生きてる人間なのだと思ったら嬉しくて嬉しくてたまらない気持ちになりました。
少なくとも私は、テレビにパワーをもらった。
私の話、どこへゆく…
完っ全にズレた。
戻します。

私、思うんだ。
愛は最初からあるものだ、って。
時々忘れてしまうだけだ、って。

自分への愛、
忘れちゃいけないよ

言っておくけど。
あなたさまは私のブログを読んでくれた。
それは私にとってとても嬉しいこと。
だからあなたは私のヒーローだ。
嘘じゃない。
だから自分を侮るのはよしなさい。

だいじょうぶだから。

明日は良き1日を
無理なら
明後日
無理なら
保留
それでいい

私たちは生きている
生きている限り
明日はくる

嫌でもいつか笑う日がくる

それって
幸せよ

いつかくる明日は
きっと楽しい


ごきげんよう