ニコちゃん
保護犬の預かりという活動を始めてから、もう15年くらいになりました。始めたときには、まだ30代後半だったのに、気が付くとまだアラフィフと言っていいのか・・・な年になっていて、その間、公私ともに本当に色んな事ががあり、その中でも、「こんな事があっていいのか」という思いにかられる事がまれにありました。ニコちゃんの預かりがスタートしたのは、2018年6月。アイドッグが繁殖屋からレスキューした多頭の中の1頭がニコちゃんでした。見た目も個性的でしたが、行動も面白くてちょっと変わったお爺ちゃんポメでした。たいてい、ベッドはぐちゃぐちゃにするしみんなと離れて、とーいところが好きだしひとつひとつの行動が、普通の子と違っていて、笑えて、気になって、とっても魅力的なニコちゃんでした。写真だけで、ニコちゃんの魅力が伝わったのか、里親会でも大人気。たくさんの方がニコちゃんに会いにきてくださいました。そんなキラッと光る個性のニコちゃんですから、当然、最高のご縁に巡り合え、2018年11月WAKABA HOUSEを巣立っていきました。里親さんから連絡を頂いたのは翌2019年の1月の末でした。ニコちゃんのお口にちょっと気になる事があるとの事で、2月に医療機関に受診となりました。最初は歯茎の腫れ程度と思っていたのが、良性の腫瘍で、それを切除する事になり、安心したのもつかの間、再発を繰り返す日々。抗がん剤の治療も行いました。「どうしてこんなことが。」そう思わずにいられませんでした。だって、新しい生活を始めて、まだ数ヶ月しかたってないのに、これから皆が笑顔で過ごす時間をたくさんもてるはずだったtのに。病気がわかり、里親さんご一家は治療方針を決めるのに心を痛め、、、本当にやりきれない。そして、昨日の夜、ニコちゃんは虹の橋を渡っていきました。可愛い可愛いニコちゃん。今年の1月、里親さんのご厚意でニコちゃんに会いにいきました。前日病院に行って、あまり寝てなかったので、ちょっとパワーダウンでしたが抱っこして、ニコちゃんのぬくもりをしっかり感じて、とても嬉しい時間を過ごせました。里親さんには、感謝してもしきれません。先住ワンちゃんを亡くしてから、ようやく次の犬をと保護犬に目を向けてくださって、ニコちゃんを見つけてくださって、迎えてからすぐに病気になったニコちゃんを前に、どれだけ胸を痛めた事か・・・それでも、いつもいつも、家族みんなでニコちゃんを支えていくと言ってくださって。小さい体で、痛いとかつらいとか、弱音をはかないニコちゃんを、いつもいつもほめてくださって。心優しい里親さんとの出会いを作ってくれたニコちゃん、ありがとう。一つの記事では伝えきれない、たくさんの思いがありますが、ニコちゃんは、パパさんママさんに看取られて、穏やかに虹の橋を渡っていきました。今頃は、楽になったからだで、相変わらずのマイペースで、お昼寝三昧、ウマウマ三昧している事でしょう。きっと、魂はおうちに帰っているはずです。ニコちゃんを応援して下さったみなさまに、改めてお礼を申し上げます。ニコちゃんに、たくさんの声援と愛情をありがとうございました。以前、あげた動画ですが、可愛いにこちゃんの動く姿をもういちど。