【東京開催】第9回『源氏物語』的心理学講座 ~正しい自分、理想のあなた~ | わたる風よりにほふマルボロ

わたる風よりにほふマルボロ

美しい和歌に触れていただきたく。

キラキラ追記キラキラ

9月23日に加え、22日、24日にも

同じ講座を都内で開催します。

9月22日のお申し込みはこちら。

24日は会場が異なります。

キラキラ追記ここまでキラキラ

 

 

『源氏物語』の有名な場面を題材に、
「引き寄せの法則」「鏡の法則」など
実用的な心理学の概念と

実生活への適用について
学び合い語り合う場を設けております。

島根県に引っ越しました関係で

オンライン講座を主と切り替えましたので、

東京での対面講座の開催は今後限られます。

数少ない機会ですので、

どうぞお運びください^^



♪゜・*:.。. .。.:*・♪♪゜・*:.。. .。.:*・♪

「正しい自分、理想のあなた」

(『源氏物語』「若菜上」「若菜下」「柏木」巻)

 

~ポジティブシンキングと愛の混同~

 

☆.。.:*・ 恋する女三宮の姿を

 ありのまま見ず理想化し、

 その身代わりに結婚した

 彼女の姉に対しても

 理想と現実の差に失望、

 その人生は悲劇的な結末を迎えた若者、

 柏木。その人生から、

 対極の法則理想との付き合い方

 ポジティブシンキングと愛の

 根本的な違いについて

 考えてまいりましょう.+*:゚+。.☆

♪゜・*:.。. .。.:*・♪♪゜・*:.。. .。.:*・♪

 

『源氏物語』

お好きですか?

 

文法が苦手でよく解らなかったわ」

浮気男はキライ」

現在の学校教育で触れる『源氏物語』からは

そんなイメージをお持ちかもしれませんネカピバラ

 

私自身、不登校や在籍した学部の関係で

『源氏物語』はもとより

古典文学にほとんど触れることなく

大人になりました

 

………が。

 

20代半ば、ひょんな事から独学を始め

「このおもしろさを広くお伝えする一端を

 私も担わねば! 」

と義憤に駆られまして(笑)、

やはり独学で修めた心理学の知識や

自身の経験から学び掴んだ人生の法則と

掛け合わせた

心理学講座を展開しています。

 

 

千年読み継がれてきた我が国最大の古典

『源氏物語』

有名な箇所、興味深い箇所を

つまみ食いしながら、

 

ついでに登場人物の心理や出来事を

心理学の理論をもとに観察、検討し

私たちの実生活に応用してしまう、

 

おいしいトコ取りの心理学&古典講座

 

予備知識、事前学習、不要です。

講座といっても堅苦しいものではなく

気軽に、楽しく、実践的に、がモットー。

一方通行の講義ではなく

双方向の交流をめざしています。

 

『源氏物語』のお好きなあなた、

心理学やスピリチュアルに

興味のあるあなた、

あまり知らないけれど

その両方に関心のあるあなた、

しあわせに生きたいすべての方に

届けたいキラキラキラキラ

どうぞお気軽にご参加くださいね☆.。.:*・

 

*:..。o○ ○o。..:**:..。o○ ○o。..:*

 

理想と現実のギャップ

 

とは、多かれ少なかれ人にはあるもの。

 

理想を持つから

現実とのギャップに打ちのめされるのだ

と安直に考えると、

理想を持つこと自体がいけないこと

かのように思えてしまう。

 

理想を持つとはどういうことでしょう?

理想どおりだと感じた人を愛して

現実とのギャップに打ちのめされない、

そんな愛し方はあるのかしら?

 

 

今回、

そんな事を考えるのにぴったりの男性を

『源氏物語』からピックアップしましたハート*

ここ数回の心理学講座で

しばしば登場している

豆腐メンタルボーイ

柏木くんです。

 

 

木という男性について。

 

『源氏物語』主人公光源氏の

最初の正妻(故人)の兄の息子(嫡男)

柏木です。

光源氏の義理の甥に当たり、

かわいがられていました。

 

その柏木は

朱雀院という前の天皇の三女である

女三宮という女性の噂を昔から聞いており、

恋をしています。

けれども女三宮は朱雀院の判断で

年の離れた光源氏の正妻に。

 

諦めきれない柏木は、

ある時光源氏の邸宅に招かれた時

思いがけず女三宮の姿を

垣間見(チラ見)してしまいます。

一方的な恋心はますます募るばかり。

 

数年は独身を貫いていたのですが、

諦めたのか

女三宮の異母姉である女二宮と結婚します。

天皇の娘は基本的に結婚しないのですが、

柏木が頼み込んでこの結婚が叶いました。

(女三宮は母が亡くなっており頼りない

 ということもあって

 朱雀院がお婿さん選びに勤しんだ、という形です)

 

ですが、実際に迎えた女二宮に対して

「こんなはずじゃなかった」

「どうして妹ではなく姉を」

というおもいが拭えず、

あまり大切にしようとしません。

 

光源氏が諸事情あって

別宅に住み込みになっている時期に

柏木は女三宮の寝所に忍び込み、

彼女を妊娠させます。

 

女三宮は柏木が理想化しているだけであって

実際にはびっくりするようなうっかりミスを

連発する女性。

そのうっかりミスのおかげで

彼女のお腹の子の父親が自分ではない

と光源氏に気づかれ、

権力者に睨まれた柏木は

病に倒れそのまま死にます。

 

 

 

 

ザ・豆腐メンタル。

 

まじビビるわ、もう。

 

 

木の恋のこじらせ、暴走、死は

いろいろな切り口から考えられるでしょう。

そのなかで、

“理想を抱く”ということについて

考えるとしたら。

 

 

柏木は、女三宮を愛していたわけでは

なかったのですね。

「女三宮様はこんな女性に違いない」

という自分の理想に恋していたのでしょう。

 

柏木と女三宮の接触はわずかでした。

だから、柏木には

彼女が理想どおりの女性でない

と気づけなかった。

「こうに違いない」

「欠点などない女性に違いない」

と押し付けた理想が

崩れなかったのですね。

 

厳密には、柏木が少し

彼女の素養に疑問を抱く場面があります。

けれども彼はその時その違和感を

「大したことではない」

見なかったことにします。

理想を抱いた人間のついついやっちまう(笑)

典型的な行動ですね。

 

 

一方、“女三宮様の姉”という

それだけを根拠に妻にした女二宮とは、

妻ですから現実の接触があります。

そりゃ、

理想どおりなわけがない

 

「アイドルはオナラをしない」と信じる男は

アイドルと結婚して生活をともにしたら

失望するでしょう。

アイドルだって排泄行為をするし、

寝癖はつくし、

日々ムダ毛処理をしたり

オバケみたいな顔パックをしたりします。

 

 

しかも、柏木の場合一方では

“叶わなかった理想どおりの恋”が

心にあるわけです。

“こうだったかもしれない自分”

“こうだったかもしれない人生”が

常に心にあるわけです。

現実がうまく行かない時、

理想どおりでなかった時、人は

あれさえうまく行っていれば

 何もかもしあわせだったのでは」と、

“もうひとつのタラレバ人生”に逃げがち。

 

そのタラレバ人生に柏木の逃げた結果が

 

権力者の妻を強姦して妊娠させて権力者に睨まれて寝込んで死ぬ

 

という救いようもないものだったわけです。

 

 

 

 

そして、これは言うほど他人事ではない。

 

理想を絶対視し、

理想を愛することを

自分や人を愛することと勘違いし、

都合の悪い現実(の気配)は

見なかったことにし、

自分を不幸にしたり他人を巻き込んだり

取り返しのつかないところまで

人生を進めたりするのは、

決して柏木だけではないですネ………☆

 

 

することというのは、

理想を押し付けることではないです。

 

相手が理想どおりであろうとなかろうと

びっくりするようなミスを連発する

うっかりさんであろうと

美人であろうと不美人であろうと

 

「それ(あなたの個性、現実など)は、

 わかった」(見て見ぬふりしない)

「それはそれとして、関係なく、

 私はあなたを愛す」(ありのまま愛す)

というもの。

 

 

理想を持つことそのものが

悪いわけではありません。

適切な付き合い方さえできれば、理想は

自分の人生をより望ましい方向に

導いてくれる羅針盤のように

働いてくれます。

 

理想を絶対視して

現実の適切な把握ができなくなり

自分や他人を愛すということから

遠ざかること

いろいろな問題を引き起こすだけ。

 

ちまたで流行るポジティブシンキング。

ポジティブシンキングをする時私たちは

都合の悪い現実(の気配)を

見なかったことにします。

 

ポジティブとは、ネガティブと対です。

“対極の法則”の働くこの地球において、

その片方だけを経験することはできません。

自分のなかに不足感があるからこそ、

「こうなれば、これが叶えば

 しあわせになれるに違いない」

という思い込みが募り、

理想を絶対視したり

ポジティブシンキングに走ったりする。

 

そもそもその不足感から自由である時、

自分に足りないものはなかった

と気づいている時、

足りない(と思っている)ものを

他人や名誉や評価や収入などの

外側の何かで埋めようとする欲求

生まれません。

 

だからこそ、

理想がどうであれ現実がどうであれ

相手を愛す

ということができる。

都合の悪い現実を見て見ぬふりすることなく

自分にも相手にも誠実に接する

ということができる。

 

 

都合の悪い現実を見て見ぬふりしている

と気づいた時、どうそれを軌道修正するか。

 

不足感から理想を抱いていると気づいた時、

どうするか。

 

そもそも不足感から自由になるとは

どういうことか。

 

我らが豆腐メンタルボーイを題材に、

ともに考えてみませんか?

 

 

問題、事件、人生の渦中にいる自分のことは

客観的に見づらくとも、

物語の登場人物のことであれば

冷静に観察できるものです。

 

千年読み継がれてきた物語の

登場人物を題材に、

明日からのあなたの日常を

より軽やかに送るためのエッセンスを

楽しみながら摂取してまいりましょうキラキラキラキラ

 

島根県に引っ越した関係で

今後開催の限られます

東京開催、対面心理学講座。

どうぞお見逃しなく、お運びくださいませ。

 

 

♪゜・*:.。. .。.:*・♪♪゜・*:.。. .。.:*・♪

 

第9回『源氏物語』的心理学講座

「正しい自分、理想のあなた

(『源氏物語』「若菜上」「若菜下」「柏木」巻)

 

~ポジティブシンキングと愛の混同~

 

☆.。.:*・ 恋する女三宮の姿を

 ありのまま見ず理想化し、

 その身代わりに結婚した

 彼女の姉に対しても

 理想と現実の差に失望、

 その人生は悲劇的な結末を迎えた若者、

 柏木。その人生から、

 対極の法則理想との付き合い方

 ポジティブシンキングと愛の

 根本的な違いについて

 考えてまいりましょう.+*:゚+。.☆

 

日時:

ハート9月22日(金) 19時~21時

ハート9月23日(土・祝) 13時~15時

(9月24日の回の詳細はリンク先をご参照ください)

 

場所:高田馬場の秘密のパワースポット

 

参加費:

 一般参加…3,000円

 

対象:ご自分の人生を本気で生きている方、

 または、人生に本気で向き合いたい方キラキラ

 ※小学生以下のお子さま連れの方は

  オンライン版のご利用をお願いいたします。

 

定員:13名

 

お申し込み

 リンク先よりお願いいたします。

 ハート9月22日(金) 19時~21時

 ハート9月23日(土・祝) 13時~15時

*Newハート9月24日(日) 11時半~13時半

  (24日の回は会場、定員が異なります)

 

♪゜・*:.。. .。.:*・♪♪゜・*:.。. .。.:*・♪


梶間和歌プロフィール

 


1986年、島根県益田市生まれ。
「梶間和歌」の筆名で
歌人、詩人として活動。

学生時代は古典文学にほぼ触れることなく

社会に出る。

26歳の夏に古典和歌に魅せられ

その人生を和歌、短歌に懸けることとなり、

同時に『源氏物語』などの古典作品にも

触れるようになる。

『源氏物語』で好きな女君は

六条御息所、紫上、葵上、女三宮。

好きな男君は匂兵部卿宮で、

「宮さまの愛人になりたいハート 」が口癖。

女にだらしない男に泣かされてきた

恋愛経験から、

主人公光源氏には少々手厳しい。

27歳の冬に出合った

心理学とスピリチュアリティの融合体系

「奇跡のコース」を

『源氏物語』や古典和歌の観点から理解する

独自性を活かし、

古典から読み解く心理学講座を開催中。

 

 

きらハート「セミナーを受けて、

  あぁこれ自作自演だったんだわ
  って気づきました(汗)

  その後、ウジウジすることが

  減った気がします」

 (年代ヒミツ、女性)

きらハート「ブログからは

  怖い印象を持っていましたが、

  実物はちゃんと現代人で、

  よく笑う女性でした」

 (40代、男性)

きらハート「受験のためとしか捉えていなかった

  古典文学から

  こんなに学べるなんて意外でした」

 (20代、男性)

など、うれしいご感想を頂いておりますキラキラ

 

♪゜・*:.。. .。.:*・♪♪゜・*:.。. .。.:*・♪

 

キラキラ『源氏物語』的心理学講座

 スケジュール&テーマキラキラ

 

coming soon近日開催coming soon

*New第9回【オンライン】

 9月18日(月・祝) 17時~19時

 9月19日(火) 19時~21時

「正しい自分、理想のあなた

(『源氏物語』「若菜上」「若菜下」「柏木」巻)

~ポジティブシンキングと愛の混同~

(評価や誇りの根拠を外側に求めてきた

 若者、柏木が、恋する女三宮を理想化し

 悲劇的な人生の結末を迎えことを題材に、

 対極の法則、理想との付き合い方、

 ポジティブシンキングと愛の根本的な違い

 について考える)

 

coming soon近日開催coming soon

*New第9回【東京開催】

*New​​​​​​​9月22日(金) 19時~21時

 9月23日(土・祝) 13時~15時

*New9月24日(日) 11時半~13時半

「正しい自分、理想のあなた

(『源氏物語』「若菜上」「若菜下」「柏木」巻)

~ポジティブシンキングと愛の混同~

(評価や誇りの根拠を外側に求めてきた

 若者、柏木が、恋する女三宮を理想化し

 悲劇的な人生の結末を迎えことを題材に、

 対極の法則、理想との付き合い方、

 ポジティブシンキングと愛の根本的な違い

 について考える)

 

第10回:日時未定

「“愛されるべき私”の崩壊」

(『源氏物語』

 「若紫」「須磨」「朝顔」「若菜上」巻)

~“完璧な私”の頼りなさ~

(光源氏の正妻ではないながら

 自身の働きや気遣い、人柄をとおして

 “正妻格”という立場を手に入れた

 紫上の心が

 本当に安らかなものであったのか検討し、

 揺るぎない安心感や自信とは何なのか

 を考える)

 

第11回:日時未定

「“愛されるべき私”に絶望した先に」

(『源氏物語』

 「若菜上」「若菜下」「御法」巻など)

~不運なみなしごの辿り着いた安らぎ~

(不運や苦労、理不尽の果てに

 心因性の病気を患った紫上の

 晩年に辿り着いた

 心の安らぎや達観を題材に、

 “健やかなる時も病める時も

  喜びの時も悲しみの時も

  富める時も貧しい時もともに生きる伴侶”

 の本当の意味について考える)

 

第12回:日時未定

「“無条件に尊い私”の強さ」

(『源氏物語』「末摘花」「蓬生」巻)

~生粋の皇族の誇り、真の強さと輝き~

(傍目には

 愛人に見捨てられた状況にありながら

 環境や状況に振り回されず

 宮家の誇りを貫いた末摘花の

 心を支えたものを検討し、

 環境や条件に左右されない

 私たちの本来のアイデンティティについて

 考える)

 

第13回:日時未定

「“愛されるべき私”がいくら正しくても」

(『源氏物語』「桐壺」「紅葉賀」「賢木」巻など)

~愛されるべき私、愛されない現実~

(愛や尊重の根拠を正しさ、正当性に求めた

 弘徽殿女御の人生を概観し、

 正しさという概念の約束する悲劇、

 対局の法則について考える)

 

*New第14回:日時未定

「私の決めたしあわせの形」

(『源氏物語』「葵」「槿(朝顔)」巻など)

~不幸せを避けるというしあわせの選択~

(光源氏の関わった女性たちの

 不幸の噂を聞き

 彼に好意を持ちながらも

 その長年の求婚を断り続けた

 槿(朝顔)斎院の人生から、

 しあわせを選択するということの

 本質について考える)

 

*New第15回:日時未定

「都合の好さと愛の狭間で」

(『源氏物語』「常夏」巻など)

~不出来な娘は愛せない? ~

(天皇に嫁がせようと探し出した庶子が

 貴族に似つかわしくない育ちだと

 わかった時の

 内大臣(かつての頭中将)の振る舞いを

 題材に、

 “都合の好さ”と“愛”や“奇跡”の

 根本的な違いについて考える)

 

 

こちらは過去の開催テーマ一覧です。

再演のリクエストがありましたら

お気軽にどうぞ☆.。.:*・

※時期により、オンラインのみの場合があります※

 

第1回:「生き霊物語の真実」

(『源氏物語』「葵」巻)
~それぞれの罪悪感の生み出した

 それぞれの生き霊物語~

 

第2回:「“愛されるべき私”の悲劇」

(『源氏物語』「桐壺」「夕顔」「葵」巻など)
~“かくあるべき自分”に約束された

 不幸な人生~

 

第3回:「息子を妻に近づけぬ訳」

(『源氏物語』「野分」巻)
~元密通者は息子を疑う~

 

第4回:「父はすべてを知っていた………

 としたら何? 」

(『源氏物語』「若菜下」巻)
~事実より問うべき罪悪感~

 

第5回:「誰も救わぬ美学」

(『源氏物語』「賢木」「若菜下」巻など)
~密通に過敏な密通者~

 

第6回:「肚をくくった罪びとの強さ」

(『源氏物語』「紅葉賀」「賢木」巻など)

~愛する者のために呑み込んだ

 罪悪感の強さ~

 

第7回:「人生で初めて示した意思」

(『源氏物語』「若菜上」「若菜下」「柏木」巻)

~男を振り捨てて取り戻した、
 もともと知っていた“私”という存在~

 

第8回:「ダメな私の現実化」
(『源氏物語』「若菜上」「若菜下」「柏木」巻)
~否定という肯定


イベントページ作成前の
お問い合わせ、お申し込みは
waka-kajima☆hotmail.co.jp 梶間和歌
まで。(☆を@に変えてくださいね)

お問い合わせ、お申し込み、
そしてあなたとお目に掛かれますことを
心よりお待ち申し上げております。