少々感じたことを交えながら、筑波戦を振り返ります。


前半立ち上がりから20分頃まで

いつもの伊那と同じくじわじわ同志社の不利に

なる展開でした。しかし、今回はここから

松井君が相手WTB久内(なかなか名前の通った選手です)

を含め1対2の数的不利から抜いていく強気かつ華麗な

プレー。 筑波ぐらいのDFになると数的不利

から個人技で抜いていくっていうのは

なかなかできないのに、「恐れ入りました」という感じです。


ちゃんと調べていませんが、松井君は出場したAの試合で

ほとんどトライをしていますね。とてもいい選手です。


その後、筑波に攻め込まれ、ラックの真上を飛び越える

プレーでFBの位置をカバーしていたSO渡邉君が抜かれ

トライになってしまいます。

スタンドからはタックルをしっかりする旨の声援が飛びます。


確かに渡邉君が抜かれたのは残念でしたが、

カバーしていたところを攻められたというのは、

適切な位置をカバーしているということは間違いない

のでいいポジショニングであったとは言えます。


あとは抜けてきた相手をきちんと止めるスキルを

身に着けてくればもっといい選手になれると思います。


その後、6分間で3トライ。

いずれもいいトライで相手の間を狙ったラインブレイクから

フラットなパスをつなぎトライするという見ごたえのあるトライ

3つ目のトライを取った際は、筑波側の応援席でもざわめき

が起こるほど、いいトライを連続する攻撃力を見せつけました。


ご一緒させてもらった大阪弁野郎さんは、「これを見れただけ

でも見に来た甲斐があった」と言っておられました。


DSNでトライシーンがアップされた際にはご覧ください。


後半に入り同志社の22m内からのキックがタッチを切らず、

相手がカウンターをし同志社が戻りきれないままのところを

ゲインされトライ。

確かにあまり角度がなくそんなに陣地をもどせなさそうなので

タッチを切るかまっすぐ蹴りこむかどちらを選択するやろう

と思ってみていたシーンでまっすぐ蹴りこみ、まずくない?

と考えているとあれよあれよのトライでした。

ラインアウトは敵ボールをそこそこ取っていただけにタッチを

切っても良かったのかな?と思いました。


更に相手のラインアウトスローがずれたところから相手FWに

ロングゲインから一挙に走られトライを取られ9点差。

ワンチャンスで逆転できない点差に後半なるのは、どうかなぁ

と思っていると残念ながらこれが決勝点。


ラインアウトが乱れたのはありますが、走られたのは、

ラインアウトで一番狙われるFWとBKの間ですので、ケアが

必要なところを抜かれてロングゲインです。


ここは去年の秋口に豊田自動織機とやった際に何度か

破られこのブログで書かせてもらったところでした。

今年のチームもこれから気をつけてもらえればと思います。

ポイントはラインアウトの一番後ろ側のプレイヤーとBKの

一番のプレイヤーがFW・BK間のスペースを埋める動きが

できるかです。


その後同志社は岩村君のトライで追いすがりますが、

勝負のかかった場面での筑波大のDFに、これまでできていた

ラインブレイクがなかなかできずノーサイドを迎えます。


少し残念だったのは、ラインアウトが優勢であったので、

自陣でペナルティーをもらった場合には、タッチで前に

進んでも良かったのかな?とは思いました。結果的に

追いかける立場でほとんど自陣にいた一因であると思

いました。

しかし、テンポや風下という要素も考えた末でのことだ

と思います。


ただ、ほとんど自陣でいたわりには相手にボールを取

られてもDFど取り返していたのは立派です。


次回は筑波戦についてDFやスクラムフラットなパスと

相手DFについて感じたことを書きたいと思います。


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