立ち上がりのDFの不安定さが目立ちました。



いつも書いているDFの項目に関して

見ていきたいと思います。


DF

 (2次以降は動きながら)攻撃の人数に合わせて広がる

 低くかまえる(22m内に入られたらグラスタッチ)

 (ポイント近くを中心に)前にでる

 横にスライドする

 タックルの精度をあげる

 タックルを外されそうになっても足首は必ずつかむ

 あたったら足をかいて押し込む

   番外 自陣22mラインの内側でのDFや、22m内側に入られたら

       全力で下がってポジショニングをする。


試合を通じて、これまでと違い①が結構良かったと思います。

⑥⑦も結構できています。


②は少し足りない。

③は少しは出ているけれど、もう少し前に出てもいい。(もちろんDFで人数が揃っているとき)

④は前半は少し遅れていた。


同志社FWのDFでの立ち「位置」は結構良かったと思います。

前半は②の低く構える③の前にでるをやっていれば、

もっといいDFになったと思います。

④スライドのタイミングは内側を抜かれたくないからか、少し遅れていました。

このため、外側で止めても結構ゲインされていました。


天理戦も引き続き立ち位置に気を付けて外国人選手にゲインされないよう


相手に数的優位を作らせないように早く立ち上がって広がる。

さらに、低く構えて、人数がいれば思い切って前に出る。

スライドのタイミングを磨く


をして欲しいと思います。

天理の試合運びを見ていると


立ち上がり外国人選手が強引な突破を図り

トライを取る。相手が対応してくると外国人選手は無理をしない。

試合後半の疲れてきたころに再び外国人選手が強引な突破を図る。


こういうパターンが見られます。

FW戦で優位に立ち(押し込むか相手の攻撃をスローダウンさせる)、

外国人選手にできれば数的優位でタックルをし、絶対に足首を放さない。

試合中、スライドをしないといけない数的不利な状況でもいいタイミングで

動く。

試合後半も集中して守りきる。


これまでの練習を続けた上でタックルではなさない。スライドをいいタイミング

でするということを特別に練習する必要があります。



立命のトライを見てみると

①チョン蹴りから近場を走られたもの。

②ラックサイドを割られたロングゲインからもの。

③モールが崩れたラックからサイド


全てFWが止めるべきところです。

厳しいようですが、止められないと勝てません。

DFは内側がきちんと動けるとかなり安定します。

FWのみなさんのできにかかっています。

頑張ってください。


①はチョン蹴りからなので、ノット10mにならないように避けていた選手がいたため

走られました。番外の全力で下がるの範囲をロングゲインされそうなときも追加した

ほうが良いようです。チーム全員がそれまでと同じペースで下がっていたのが

原因だと思います。


②は立命戦では珍しくきちんとした位置に立てていなかったことが問題です。

DFのチェック項目の①です。


③モールが崩れた所のラックサイドも戻りは遅いです。

課題はDFのチェック項目の番外編のところですね。


あと、立命DFと同志社DFを比較して見て

気づいたのですが、

ボールが出てから、動いていない時間が同志社のほうが長い

のが顕著な特徴です。


ラックからパスアウトされた時、立命プレイヤーは前や横にずっと動いています。

同志社は相手が深めにボールを下げても少しだけ前にでて、様子を見るように

本当に止まっている時間があります。立命はタックルを外されそうにならないよう

タックル前の一瞬だけです。前か横に(ななめかもしれませんが)動けるはずです。

見ているので姿勢が高くなりがちです。

この場合、接点はまずくなります。


後半は前にも出れていたし、低くもなれていました。後半のDFのように頑張ってください。


こちらがきちんと広がって前に出る、いいDFをした際には立命は結構な確率で

ハンドリングエラーをしていました。DFで80分間集中すれば、あまり

トライを取られる感じはなかったのに、と思うと残念です。


攻撃もあたるときに姿勢が高いです。


出れるときは獰猛に前に出る!


次の試合はこれで行ってください。



キックですが、立命は、DF時にオープンサイドのWTBが上がっていることが

多く、対角線にキックを蹴るともっと容易に陣地を取れたシーン

が結構ありました。立命戦の前のこのブログでも指摘していただけに・・・


そこが前年の正海君(キックで相手の裏をかいて陣地を取っていた)と違って残念でした。


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