セカンドオピニオンを申し込み、以前と同じ近くの総合病院にお願いした。その前に今行っている病院の先生と話をして欲しいとのことで病院へ行った。どんなことをセカンドオピニオンの先生に聞きたいかなどの確認とのことだった。

セカンドオピニオンの件は問題なさそうだったが、もっとはっきりしたことが聞きたかったので現状や予想される今後の症状を聞いた。問題は腹水と腸閉塞のようだった。怖い。あと転移。腹膜播種、なんて恐ろしい子!ついでに思い切って余命についても聞いてみた。あくまでも平均的な数字だという前提でと念を押されたが、何もしなくて8か月、抗ガン剤を使って2.3年とのことだった。ふー。聞いといてなんだが、自分で調べて多少わかってはいたものの先生から言われた時は衝撃だった。恐怖がジワジワ襲ってきた。

部屋を出たところで看護婦さんに呼び止められた。なんか相談員のような立場の人だった。急な話で動揺しているとは思うけど何かあればいつでも相談してねという話だった。サポートすると言ってくれて非常にありがたいのだが、雰囲気、言葉に「遠くない未来に死ぬ」ことを前提とした感じがあり、とても気分が悪く、同時に恐怖が増した。

セカンドオピニオンは嫁、母親と一緒に行った。先生は前回の先生と同じ先生だった。色々聞いたが基本的には掛かりつけと同じだった。抗ガン剤の延命治療しかなし、先進医療にも特におすすめするものも無し、手術はできない(危ない)、免疫療法もよく分からない。何か明るい話を期待していたが何もなかった。

そしてもう一つのセカンドオピニオン、福島県の病院へ向かった。