時代劇につっこもう!悪玉万歳!パート1 | 悪代官と愉快な仲間たち

時代劇につっこもう!悪玉万歳!パート1

今まで、時代劇の種類をいろいろ真面目(?)に紹介しちゃいましたけど、
どのストーリーも「山吹色のお菓子」のお得意さんである悪玉の皆さんは、
捕まるか斬られるといった悲しい結末をむかえるのが当然となってます。

でも、私どもとしてはお得意さんの味方です。
勧善懲悪の時代劇で、いかにして悪玉が私腹を肥やすのか、捕まらない、
斬られないために時代劇につっこんでいきます。
ここは、分かりやすくするために、お馴染みの水戸黄門を例に独自の
視点でやっちゃいます。(マジになってコメントで批判したりしないで
ください。スルーしちゃいます)

まず、水戸黄門に出てくる悪玉は、全てと言っていいほど組織犯罪です。
単独犯はまずいないです。私の記憶の中に、黄門様、助さん格さんが並んで
印籠をかざし、お決まりの荘厳な音楽が流れた先に、悪人がたった一人
ひれ伏してるシーンは見た事がありません。

組織犯罪ゆえに、水戸黄門様ご一行が犯罪の糸口をつかみやすいという
事は考えられますが、しっぽを掴まれないように、派手な行動は慎み、
口を滑らせそうなバカはプロジェクトからあらかじめ外しましょう。

悪事の関係者には、徹底して黒幕が誰であるか分からないように悪事を
依頼するのが安全です。○○一家なんて、見るからに悪そうな集団は
親分も含め、たいてい頭が悪いです。依頼人と直接会わないようにして
仕事はさせても、ビジネス上のおつきあいに留め、仲間意識なんて緩い
関係は御法度!邪魔な誰かを始末する場合も、自殺に見せかけるなどの
工夫も忘れてはいけません。

悪事のテリトリー内に、美味しい名物とかあったりすると、八兵衛が
喜んで食いつきます。また、地場産業でも工芸品などの名産地だと
黄門様はそこに食いついてきます。名産があるのは、そこに悪事の
ビジネスチャンスもありますから仕方ないですが、美味しい名物など
悪玉の得にもならない様な店は、潰しておきましょう。

八兵衛を侮ってはいけません。日本全国の名物(食べ物)に詳しく、立ち
寄る場所、泊まる場所を決定する上で八兵衛の意向が大きく関わります。
単に「ご隠居~もう歩けませんよ~ここいらで休みませんかぁ」などと
へたれ丸出しの意見を、優しい黄門様は意外にあっさり受け入れる場合
もあります。

ともあれ、大切なのは、黄門様ご一行に悪事を悟られる事無く、通過して
もらう事です。