第三次世界大戦 世界恐慌でこうなる!/佐藤 優
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田原

世界大恐慌の痛手からアメリカ経済を立ち直らせたのは、ニューディールではなく、

実は第二次世界大戦だった。


戦争というのは、もっとも効率のいい・・・・・・


佐藤

公共事業。


中略


それは生産財じゃない。戦争で全部消費されていく。

人間も同じように消費されていく。

だから、資本主義と戦争はものすごく相性がいいんだと主張する。

資本主義こそが戦争を引き起こすんだと。


本の冒頭から引用してみました。


対談形式の文章なのでとても読みやすく、「ふたりぼっちの朝まで生テレビ」という文体で面白い。


そして考えさせられました。


批判だけの反体制派の無責任。


批判するのは簡単ですからね。では、一体明確なビジョンと行動ができるのか?これが大事ですね。

これは自分にも当てはまる事だと思います。批判するなら責任を持って批判しなければならない。これからは有言実行を肝に銘じて行動したいと思いました。


他にも現代の世界や日本を読み解く興味深いテーマが次から次へと出てきて飽きません。少しでも興味のある方は必読の書ですよ。


ただ、対談形式なので読みやすい反面、軽くて読後感にあまり残らない気もしますがね。


姉妹本の左巻も今読んでますがこっちの方も面白いですよ。