自動車界の伝説なのだか都市伝説なのだか…謎のスーパーカー、ランボルギーニ・イオタはいつの時代も話題の中心です。
数年前にこのような本を買いました。『イオタ白書』内容は…それはそれは、スーパーカー世代には興奮するモノとなっております。そして、イオタというよりランボルギーニというメーカーに興味が湧いてきます。
そしてランボルギーニで思い出したのが、80年代頭に発売されたランボルギーニ・バイクの存在です。
フレームはまだまだ貴重とされていたチタン。コンポーネントはデュラエースEX、バー&ステムはチネリ、サドルはコンコールとなっております。
気になるお値段は89万円と108万円との記載があり、どちらにせよ100万円くらいのハンマープライスですね。当時、オールカンパのDE ROSAが39万8千円なので、メガトン級のハンマーですな。
コンコールのリアにはランボルギーニのエンブレムが付き…スケルトンは「もちろんオーダー」とあります。そういえば、フレームはどちらかのOEMだった記憶が…スケルトンを記入する、専用オーダーシートがあったのでしょうか…
レコードのお馴染みのチネリマークもランボルギーニのエンブレムになってます。
恥ずかしながら現物を見たことがなくてですね、「○○さんが買ったぜ」という話しも耳に出来ませんでした。そんな事から私の中で『ランボルギーニ・バイク』はイオタよりも、ウルフカウンタックの5リッターエンジンよりも、幻のランボルギーニとなりました。ボブ・ウォレスがこれに乗って、ジロ・デ・イタリア観戦に行っていたとしたら、伝説を超えた伝説になりますな……多分。
もしも手に入った時には、惜しげもなく派手なペイント&電飾を施し、悪魔集会へ乗りつけたいと思います。よろしくお願いいたします。