昔からエラー銭というものは存在していました。。
そのうちのひとつ穴なし銭。。
小町銭と呼ばれているものです
近代貨幣のように造幣技術が優れていなかった当時、エラー銭は相当数あったと思われます
ただ１０００数百年の年月の間にほとんどの貨幣が消失してしまった中でエラーのある貨幣は極めて希少で博物館にもないものがほとんど。。。
裏面のズレ（サクハン）銭などは比較的多く見られるのですがこのように完全に穴が塞がった小町銭は鋳造後ただちにエラーとわかりやすいためにほとんど残っていません
皇朝銭の小町銭は驚くほどの高値がつき以前コインショップ主催のオークションでは300万円以上の高値がついたこともあります
こちらは同じく長年大寶の湯道付き貨幣
これは鋳造後エラーとしてはじかれたために湯道を切り落とされることなく放置されたものでしょう
同じ穴無しエラー銭、、、希少さはどちらが上かは甲乙つけがたいものですが、エラーに気づかず流通した小町銭の方が希少なのか・・・
当方での蛍光X線による簡易分析の様子です
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