朝食の意義
みなさん、おはようございます☆
少しお久しぶりの投稿です
これから知識の整理も兼ねて、
食に関するコラムをアップできたらと思っています
今日のテーマは「朝食」☆
「朝ご飯をしっかり食べましょう」とよく聞きますが、
なぜ朝ご飯が大切なのでしょうか??
それには5つの理由があります。
1つめ : 脳の働きを活発にし、集中力や記憶力が高まる。
→ 脳の唯一のエネルギー源はブドウ糖。ブドウ糖は食べたぶんだけ体内に貯蔵するといったことができないため、すぐに不足してしまいます。朝食を抜いて昨晩の夕食から次の日の昼食まで何も食べないでいると、12時間以上も空腹状態に。脳の働きを活発にするためには、朝ご飯をしっかり食べて、脳にエネルギーをチャージすることが大切です。
2つめ : 体温が上昇し、代謝が高まる
→ 朝食をとることで、体内で栄養素が分解されます。そのことで、一部が熱として消費され、熱が産生されます。(食事誘発性熱産生)。体温が1℃上昇すると、代謝が約12%も高くなるといわれていますので、朝食をとって体内での代謝機能をしっかり上げるとよいことがわかりますね。
3つめ : 太りにくいカラダをつくる
→ 朝食を抜くと空腹の時間が長くなるため、体は飢餓状態と勘違いしてしまいます。その結果、次に入ってくる栄養はできるだけ体に溜め込んで体脂肪として蓄えようとするのです。また、空腹の時間が長ければ長いほど、次の食事で食べ過ぎてしまう可能性が高いので、食べ過ぎを防ぐためにも、欠食をせず、定期的に体にエネルギーを補給したいものですね。
4つめ : 便秘解消
→朝ごはんを食べて腸を動かすことで、ぜん動運動の働きが活発になり、便秘の解消が期待できます。また、朝食を食べることで体に朝が来たことを認識させ、自律神経のバランスを整える役割もあります。
5つめ : 疲労感が少ない
→朝ご飯を食べていると、脳だけでなく体を動かすエネルギーも取り入れられているため、だるさや疲労感を感じることが少なく、午前中元気に活動ができます。もし朝ごはんを食べていないと、がんばるエネルギーが不足しているため、仕事や勉強の効率が下がってしまいます。朝食の欠食が学業成績の低下を招くといった結果も出ています1)。ベストコンディションで仕事、勉強をするためにも朝ご飯は欠かせませんね。
次回は「朝食のポイント」をまとめます
少し意識するだけで、朝食の質がぐぐっと上がりますよ^^
お楽しみに♪
《参考文献》
・農林水産省 めざましごはん http://www.maff.go.jp/j/seisan/kakou/mezamasi/about/diet.html
・タニタの健康応援ネット からだカルテhttp://www.karadakarute.jp/tanita/kcloseup/kcup45.jsp
1) 朝食欠食と寮内学生の栄養摂取量、血清脂質、学業成績(栄養学雑誌vol.38 No.6 293~294 (1980) )