vol.356「レア音源レビュー:SHAZNA③」
まさかまさかの、大雪Part.2。
こんな日に似合いそうなタイトルの曲を。
1.Dizzinesss
2.White Little Love
SHAZNAの1stマキシ。
この頃は東京で地道に頑張ってるバンドでしたが、初回3000枚(シリアルナンバー入)は完売、2ndプレスも完売し、メジャーデビュー時には諭吉2人クラスのアイテムでした。
「Dizziness」はキャッチーなメロ弾きギターが印象的なナンバー。大出世作「Promise Eve」でも再録されていましたね。ビジュアル系らしい展開とアレンジは、古臭さがありつつも、その世代を知る人には「これだよ、これ!」となること間違いなしな一曲です。
「White Little Love」は、タイトルから冬の曲かと思いきや、「純潔」「純粋」という意味で「白」としたようです。(ねこねこの新作「White」と同じですね)
こちらもSHAZNAらしい、キャッチーを通り越したポップな印象のナンバー。
こちらはこのCDでしか聞けない曲だと思います。
まだぺーぺーだし、IZAMもIZAMUだし、ジャケ等の造りも手作り間が漂ってるし…という、本当に“地道に頑張ってるバンド”なんですが、スタイルだけはしっかりと「このスタイルで行こう!」というものが感じられ、それを形にしているので、さすがだなぁ、と感じます。
初期SHAZNAアイテムは今でも人気があるので、なかなか手に入れにくいですが、当時のシーンを知る人には是非聞いて欲しい1枚ですね。