vol.82「レア物AtoZ:emmuree vs DUMMY CHILDREN」 | 俺のビジュアル道(笑)

vol.82「レア物AtoZ:emmuree vs DUMMY CHILDREN」

今日はスプリットシングルです。


俺のビジュアル道(笑)
emmuree vs DUMMY CHILDREN


1.雪月花/emmuree
2.瓶詰少女/DUMMY CHILDREN
3.ordinal number/emmuree
4.UN TITLE/DUMMY CHILDREN


'03年12月4日、鹿鳴館でツーマンを行った際、会場限定で売られたスプリットCD-Rです。

新曲と、それぞれの曲のカバーを収録。


emmureeはベースにLar~miaの朋さん、ドラムにAZALEAだったYUKIさんがいます。この頃のバンドには珍しく、ダークな'90年代ビジュアル系の雰囲気を醸し出していたバンドです。今も活動していますが、今もそういう世界観なのでしょうか…聞かなくなって久しいので分かりませんが、とにかく暗いバンドでした。(良い意味でね)


「雪月花」はkagrraっぽい音階のアルペジオが印象的で、ボーカルがちょっと眞呼様ちっく。二番煎じ感は否めませんが、上手くまとめているので、パクリと一蹴するには惜しい出来の良曲です。

「ordinal number」はDUMMY CHILDRENのハードナンバーですが、ノイズギターとエフェクトボイスでオリジナルよりヒステリックになった印象です。



DUMMY CHILDRENは広島バンドです。詳しくは以前のレビューをどぞ。

「瓶詰少女」は…オリジナルがどんな曲だったか覚えてないので…キャッチーなメロディのシャッフルナンバーです。ボーカルキャラをパートによって分けているのが面白いです。色んなアイデアを持ったバンドですね。

「UN TITLE」はノイズ処理を大胆に施しています。バックで鳴っているのは初期~中期LUNA SEAっぽいアルペジオをフィーチャーしたギターです。ボーカルはほとんどノイズで聞こえませんが、どうやら後にリリースされた「Ideal Flower」という曲のようです。この時点で未完成だったんでしょうね…だから「UN TITLE」。


まぁ…潔いですね。

そう言えば、このバンドはプロモーション等にLUNA SEAへのリスペクトと言うか…影響が随所に見られます。こういう「完成形が聞きたい!」と思わせる手法の限定音源も、LUNA SEAが大昔にやっていましたからね。逆さまにデザインされたフライヤーを作ったこともあったけど、あれもLUNA SEAがやってたね。


…好きだったんでしょうね。


でも、そういう好きだった物へのリスペクトを忘れない事って、すごい大事ですよね。


初期衝動と言うか。
そういうのを持ったバンドの音はストレートで魅力的です。