* 和.coブログ *

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マ~イニチ~♪
マ~イニチ~♪

いや、ト~キドキ~♪


ハ~ラハラ、ド~キドキ、

waco world を徒然なるままに~♪

Amebaでブログを始めよう!
ピッピッ

ピッピッ

...

二曲の大サビにさしかかる頃
腰椎麻酔が入れられた

あはははー
痛いよね

ヅゥーーーン

という鈍痛がキターー


ヅゥーン
ピッピッ

ヅゥヅゥーンーン
ピッピッピッピッ


「はい、終わりましたよ~」

っと先生

涙ちょちょ切れもんでした



星に願いを込めて歌う
この夢を叶える為に



BGMが三曲目に変わっていたのを
気付いた頃

脚をパシパシ叩かれたり
抓られたり

先生 :「ん?あれ?痛いよね?」
私 :「はい、何するんですか」
先生 :「あれー。腰浮かせれる?」
私:「はい。」
と腰を持ち上げる

先生︰「もしかして、お酒強い?」
私︰「はい。」


...


何やらザワザワっとした後
執刀医に相談しはって

先生 :「うん、全身麻酔に変えるからね」



ぁあ、あの痛みは何だったのか...



看護師により麻酔薬が
素早くスタンバイされ

先生 :「じゃ、眠くなるからね~」
看護師A :「我慢しなくていいですよ~」
看護師B :「大丈夫ですよ~」


打ってあった点滴のとこから
チューン


血管が一瞬、ズーン


先生︰「これね、マイケル・ジャクソンと同じ麻酔薬だよー(笑顔)でも死なないから安心してね」

私︰「ブラックジョークキツイっすわ、、」

っで墜ちました(笑)



ピッピッ
ピッピッ
ピッピッ

手術中も一度目が覚め
先生が麻酔薬を追加

何故に効かぬ麻酔薬よ...



手術が終わり
手術室から出る時に
執刀医の先生が見えました

ありがとうございました
と言ったのをハッキリ覚えています


そしてまた墜ちて
病室へ向かうエレベータの中
もう一度目が覚め
看護師さんと話をして


そしてまた墜ちて
目が覚めると
旦那さんの顔

ドラマみたいに
私の顔を覗き込み名前を呼んでいた
あたたかい気持ちが流れ込んできた


そしてまた墜ち
次は母の顔

自然と涙が出た


そこから覚えてる事を
仕切りに旦那へ話していると
脚に違和感を感じた

ビリビリビリ ズーン


麻酔が効いてきたのだと看護師さん


...


いやいやいやいやいや、

遅っ

2016.1.7
am 9:00

歩いて手術室へ向かった



知らなかったな
大病院の手術室
まるでドラマのワンシーン
少し感動した


イメージは青と銀


いくつも銀色の手術室が並んでいて
沢山の青いエプロンを纏った
看護師が行き来していた

私の手術室の前に担当の看護師が三人
笑顔でもなく強張ってもなく
私の様子を伺っていた

名前と手術内容を答えて入室
いざ、行かん



入室

思わず「ぉお。」と声が出た
広い手術室に6、7人の看護師さん
皆がこちらを向いていた
 思わず「おはようございます」と挨拶

細い手術台に上向きに寝転がり
麻酔科の女性が説明を始めると同時に
一気に準備が始まった

BGMは相方はんが選んでくれた
鬼上がりのレゲエチューン
手術中のBGMを持ち込めるのにも
ビックリだ




一曲目が始まった
看護師達はより一層慌しく動いた

麻酔科の女性医師の声は
最早あまり耳に入らず
気付いたら点滴やらベルトやら
「失礼しますね~」
「大丈夫ですからね~」
沢山の声 声 声

ピッピッ

One Love! One Heart! 
Let's get together and feel all right. 

私の心拍を測る音と一曲目
まだ冷静でいられた一曲目




麻酔の説明が終わり
いよいよ麻酔である
腰椎に打つ局部麻酔

説明通りに横向きになり
膝を抱えお臍を見るポーズ
猫背

ピッピッ

冷たい消毒薬が塗られた様だ
もう一度冷たい何かを塗られている
円を描くようにゆっくりと

ピッピッ

やりたい事やりたいように
燃えてんだまるで太陽のように
出来ない後戻り

二曲目がはじまった




ピッピッ

ここからが
ここからが
ここからが

辛かった




ピッピッ

「では、皮膚を麻痺させる針を刺しますね~」
「少ぉ~しチクっとしますよ~」

少しと言う先生の言葉とは裏腹に
私の肩を支える看護師の力が強くなった

...くる

私の直感と同時に腰に激痛が走った

ピリリリ!

ピッピッ

ピッピッ

ピッピッ

「はい~少し頑張りましょうねー」
「もう一度いきますねー」

ピリリリリリーーー!

ピッピッピッピッ

「はい~頑張りましたねー!」
という先生の言葉と共に看護師の力も緩む

ピッピッ

ピッピッ




「では、麻酔入れていきますからね~」

...え?!今から???!

「鈍痛と少しさっきよりも痛いですが
頑張りましょうねー」

...こ、断る!!!

と言いたい所ですが...
自分でも人生初めて身体が震えてきました
大袈裟に、ただならぬ事態でしたね

いざ、腰椎麻酔!




やりたい事やりたいように
燃えてんだまるで太陽のように
出来ない後戻り

この先もいろいろあんだろう
それならその度にがんばろう
転けそうになっても踏ん張ろう
そうやって俺は強くなろう
何か残すため Born&Grow
決めたら最後までやり遂げよう
泣いても笑っても人生は一度きり

2016年の始まり

人生で一番時間があるのに
気持ちが落ち着かない年越しだったと思う


まだ冬が来ない異常気象が続く
日本列島12月の初め
軽い気持ちで行った区のガン検診に
ひっかかった

厄年や。
諸に後厄や。最悪や。

12月に入り絶好調な仕事とは裏腹に
私生活ではトラブルが続いていた
色んな気持ちが爆発して
家族を傷付ける言葉が
出てしまいそうだったので
出張ついでに一人旅にでた


その旅先で電話がなった

「至急病院へ来てください」
...

まるでドラマのワンシーンかの様に
沖縄の浜辺で海を見つめていた私は
一瞬放心状態となり
心地良かった波の音は
一気に不安を運ぶ深く重い波の音へと化した

帰阪し病院へ行き精密検査を受けてからは
あっという間に時間は過ぎた
その間祖父が亡くなり鹿児島へ行ったりと
バタバタしていたのもあったが
いつまでもウジウジしていては
余命を遥かに過ぎ頑張って痛みに耐え
生き抜いた祖父に顔向け出来ないと
年越しには腹をくくっていた

それに入院へ向けて仕事を整理する中で
どうしても病気の事を話さないといけない状況で
報告した人たちは

「これはチャンスやで!」
「ラッキーやん!」

という人たちばかりだった
友達もしかり
これは何かのお知らせなのだと
頑張れ 頑張れ
と...


その言葉の通り
この病気がわかって彼との間に
新たな家族の絆が生まれたと思う

もちろん
頑張らなくていいと優しく包んでくれた
実家の家族の言葉は何よりの支えとなったが
この局面のお陰で爆発しそうだった
苛立ちだけの感情はどこかへ消え失せ
代わりに涙と共に不安な気持ちを
心の底から吐き出せたのである

そして
彼がそれをしっかりと
受け止めてくれた事によって
久々に心の底から気持ちを出し切り
また聞かせてくれて先が拓けた

同じ問題を共有する事で
また同じ方向を向く事が出来たのだと思う

今となれば何とちっぽけな拘りで
縛られていたのかと思う程に


兎にも角にも
明日は子宮上皮内癌の手術で

旦那さんとの関係も
生活も仕事も見直せた
感謝の病気なわけであーる

大きな病気を抱えてる人からしたら
笑われるかもしれないけれど
やはりそれなりに怖い
膣の入り口を切り取り産道を焼くわけだから
この手術検査で他に進行している癌がないかも
わかるらしいけどただただ無い事を願うばかり


今は消灯も過ぎ 絶食で
そう思うと喉が乾く

寝たきりでエコノミー症候群の様な状態を
防止する為の弾性ストッキングが
きつくて少し痒くてモゾモゾしている

点滴の針を入れに来た看護師が焦り
血がたくさんでた
血が溢れ余計に焦り
針を進めるのか抜くのか...

( いや、そーしてる間に血が。。。)

滴って下のタオルが血に滲んだ

看護師の顔には明らかに余裕がなく
必死にどうにかしようとしてくれていた

思わず「大丈夫ですよ、ゆっくりで」
と口にしていた

患者の自分がその辺の看護師より
年上になった歳にのだと感じた
点滴針の指し口が少しジンジンしたが
不思議と苛立ちはなく
看護師の仕事も大変だなと冷静な自分がいた


消灯時間

さぁ、寝れない
隣のベッドから可愛らしい寝息が聞こえてくる
妙に気になり目が冴える

明日はヤマダ
2016年私に課せられた大きな壁
神は乗り越えれない試練は与えない
全然キリスト教ちゃうけど

神様仏様ガネーシャ様...
何でも信じたい気分とはこの事か


面会時間ギリギリまで居てくれた彼が
出しなに言った

「これを乗り越えたら今年は子供を迎えような」

...

何より嬉しい言葉やった

結婚三年目
彼にも一つの
決断のきっかけとなったのだろうか

素直に嬉しい言葉だった

一番のお守り魔法の言葉

明日 がんばろう私