ブログ「女子プロレス旗揚げへの道」をご覧頂きありがとうございます。
まずはお礼申し上げます。

最後の記事を書いたのが、2005年11月だったのですね。

まったくと言って良い程、更新しておらず申し訳ございません。


この1年半「女子プロレス旗揚げ」について、現状の流れやトレンドを分析し、どうやったら効果的かつ

以前のようなプロレス熱を取り戻せるかを思案しておりました。

その間、アイデアは湧いては消え湧いては消えの繰り返しでした。

更新していなかった理由としては、自意識過剰かも知れませんが、具体的なアイデア・企画が完成しつつあり、

ブログで公開してしまうと、模倣されてしまう可能性があったからです。

私は本気でプロレス団体経営を考えているのでアイデアだけでもビジネスモデルと捕らえており

簡単に公開してしまう事は自分の首を絞める事になりかねないと思ったのです。


現在のプロレス界・格闘技界についてですが、まずは良い方向に進んでいると思います。

以前指摘したプロモーション状態も無くなり、いくつかの団体として住み分けができてきました。

しかしジャンルとしての力は以前よりは落ちているのは変わりません。

こと女子プロレスに関しては、新人も育ってきているのでまずまずだとは思いますが、私の考える方向には進んでいません。

簡単な話、私のアイデアを実行できれば「儲かる」「ウケる」団体を実現できるでしょう。

この「儲かる」というのが重要で、「儲かる」事ができれば、選手も潤うし団体も潤います。

当然、プロレス熱も戻ってくるでしょう。

男子プロレスとは違う形でしょうけど。

しかし現状の女子プロレスは、私の考えとは若干違う方向へ進んでいます。

広告を含め、効果的な新人の売り方やまずは団体のブランディングができていません。


まだまだ小劇場で公演をしている劇団のレベルです。

もちろんWebやメディアとの連動もまったくできておりません。

そのような団体を旗揚げするのであれば、劇団を運営していたのでおそらく今の私にもできるでしょう。

しかし、私の考えるプロレス団体はビジネスと捕らえているので、そう簡単に旗揚げできません。

当然ですが、資金調達や母体となる会社を設立しなければならないからです。

もちろんアイデアを実現できるビジネスパートナーにもめぐり合わなければなりません。


会社経営も本などを読んだり、個人事業主なので経営をある程度勉強していますが、もっと学ばなければなりません。

資金面ですが、選手の募集・団体の宣伝・選手の育成・寮・練習のできるリングなど資金がかかります。

旗揚げするまでの選手の育成期間は、成長度合いもありますが募集から1年は少なくても見なければなりません。

アイドルや劇団などは、歌やダンス・演技を学べばすぐに、デビューできると思いますし本人の才能もありますが育成費用の回収も楽でしょう。

しかしプロレスは受身・技・表現力の向上を考えると、すぐというわけにはいきません。


道場・寮・従業員の給与など最低でも1年は捻出しなければならないのですし

旗揚げに関しても1年準備をして旗揚げ戦に予想外に人が来なかったりコケてしまうと、いくつかあるプロレス団体のようになってしまう可能性があるのです。

ですから、私が考えるに女子プロレス団体を作り選手を育成している1年間の間、維持+収益を上げられる別の柱を考えなくてはいけないと思っています。


私の中でいくつかのアイデアはあるのですが・・・。


旗揚げ戦を効果的に行う事ができれば団体のブランディングやプロレス界・一般社会で認知されるでしょう。

そういった世間での認知度が旗揚げ後の総合力・格などを助ける事になるですから。

しかし旗揚げ後すぐに次の告知や大会の開催をしないと、今の時代すぐ廃れてしまいます。

現在の私の状況ですが、やはり資金面において難しい状況です。

一時は本気で創業者支援融資を申込みに行こうと思いましたが、やはりプロレス団体のみの起業というのは難しいと判断しました。


新日本のように、ユークスが親会社という莫大な資金があれば別です。

母体となる資金源+プロレス団体運営というものが理想です。

武藤全日本やノアのように最低で2000万は必要でしょう。

ノアは三沢氏・仲田氏2人で500万ほど出して設立したようですが、ディファからの支援や永源氏の支援や後援者の支援など結果的にトータルで1000万円以上で旗揚げしています。

本人達には不安があったかも知れませんが、ファンから見ると選手にはもうある程度のステータスがあるので旗揚げの成功をある程度予測できます。


しかし1から。・・・0からですね。


0から旗揚げするとなるとそこまで成功する事は難しいでしょうし認知度が無いので旗揚げ前にプロモーションも効果的に行う必要があります。

そのあたりも含め考えているですが、基礎となる資金があまりにも無さすぎるので現在では、いつか実現させる夢のひとつという状態です。


現在の状況はこのような感じです。


ただいつでもどこでも女子プロレスの経営について考えています。

私も資金があればすぐにでも実現したいですから。

投資の話や協力や資金援助の話は今日までに何人かありました。

しかし、頓挫したり話自体消滅したりして今日に至っております。

男子のプロレス団体を旗揚げしましょう。という話もありましたが、ビジネス的に男子では私の中では考えられません。

女子でなければならない理由があるのです。

このブログを見て、話だけでも聞いてみたいという方はご連絡下さい。

また、やらせてみたいという方でも構いません。


ビジネスプランを持ってプレゼンに行きます。

なぜ今日このような事を書いたか?と言いますと、何社、何名かの方から質問を受けたからです。

なぜ更新しないのか?本気ですか?協力したいのですが?

様々な質問がありました。

私個人としては、実際にWebの仕事(本業)で忙しかったという事もありますが、31歳を迎え、今後の人生を考えた時に、

やはり、「女子プロレス旗揚げ」という夢は叶えたいと思ったからです。

長くなりましたが、更新ペースは遅いですが、ご質問頂いた皆様へ回答とさせて頂きます。

また、今後は、女子プロについて、このブログも書いて行きたいと思います。


仕事中に週プロよりメールが届く。

何かと思い、メールを見るとそこに「エディ・ゲレロ死去」の文字。

一瞬何の事だかわからなかった。


私はブラックタイガー時代・メキシコ時代・ECW・WCW・WWEとずっとエディの活躍を見守っていた。

あのルックス・パフォーマンス・・全てが好きだった。

あれだけのウマイレスラーはそうはいない。

ご冥福を祈ります。


詳細記事

スポナビ

http://sportsnavi.yahoo.co.jp/fight/other/headlines/wrestling/20051114-00000021-spnavi-spo.html





毎日更新の夢はそうそうに破れました・・・

駄目駄目だなぁ・・


さて、先日、あの新間事務所から発表があった。

なんと女子のプロレスイベントを開催するとの事。


その名も「IWGP」(IWとGPの間にはハートマークが入る。)

海外の選手を中心にトーナメントとして開催し年3~4回のシリーズも組まれる模様。

その会見の中で、新間氏は、「低迷した女子プロレス界と言われるが低迷しているのは提供する側なんじゃないか?」と発言。そして発表された日本人選手は、アジャコング・ジャガー横田・デビル雅美。

あとは海外の選手。

また新間氏は、「女子プロの全選手になぜ今アジャ・ジャガー・デビルなのかを考えて欲しい。なぜ若い選手に声がかからないのか、なぜ声をかけれないのかを。今は世界に通用する選手がいない。」とも発言した。


こういうイベントが増えて行く事は良い事。

私的には同感する部分もありちょっと違うなぁと思うこともある。

低迷しているのは提供する側という言う意見は同感。

道場が無いなどロクに練習もできない環境を作ってしまった経営側の問題。

そして選手を育成できなかった今現在の状況も経営側の問題だ。

でも今何故アジャ・ジャガー・デビルなのか?

世代的な感覚のズレなのかも知れないが、アジャ・ジャガーは世間的な認知度はあるが、プレイヤーとしてみたら微妙なポジションの選手だと思う。位置的には長州や藤波の域。師匠クラス。

そういう人がいつまでも出続けてはいけない。


世界で通用する女子レスラーはいないという事にもある意味同感できる。

それは各団体が選手をしっかり育成してこなかったから。


今の興行は何か開催するたびに適当な選手を集めて行う。

フリーが増えすぎたせいもあるが、それでは発展しない。

常に新しい人材を発掘し育成していかなければ先に続かない。

今いる選手だけでなんとかしようと思ってもいづれ限界が来る。


若手をどんどん起用して育てていけば良いのに。

それか自分達で育ててスターにして行けば良い。

いきあたりばったりな興行だけでは限界がきている。


選手を育てるのには莫大な金と時間がかかるがそういう環境を整えてこそ実りがある。

どうもプロレス業界というのは、いいかげんな所が沢山ある業界だ。

それでいて責任を負わない人が多い。

本気でレスラーになりたい人を本気で育てない。


今の若手レスラーの中には今の環境にもどかしいと思っている選手もいる。

そういう選手の意見や行動を汲みいれしっかりとしたスケジュールを組み、環境を整え、興行に見合ったギャラを支払い、しっかりとした経営をする団体が望まれる。


結局やはり資金力なんだろうなと感じてしまう今日この頃。


PS:IWGPではダンスバトルやチアリーディングとも提携していくとも言っていた。

正直ヤラレタと思った。だって同じ事考えていたんだもん(泣)

まあ考えていただけで実行できないと意味ないんですけど・・・

同じ事を考えていたという事で、平凡なアイデアだという事がわかったので良しとする。

誰も考えないような、アイデアをまだまだ沢山考えるぞ。


仕事が忙しく全然更新できなかった・・・

基本的にはプロレスに関する事以外は書くつもりがなかったのだが、友人などはプロレスに関係ない事でも

気にせず書いたほうが良いと言われた。

これからは、なるべく空けないようにします(反省)


さて、今回は現代に求められるチャンピオンとは?

昔のチャンピオン像は『強い』とか『デカイ』とかものすごく解り易かった。

昔はボディースラム一発で会場が沸き『強さ』を容易く伝える事ができた。

サインを求めても殴られるくらいの勢いがあった。

これは情報も少なかったし外人なんてそんなに町にいない時代の話。

大男が車を引っ張るパフォーマンスや重いものを持ち上げるのを見て観衆は強さを体験していたから。

プロレスラーは特殊な人間・一部の限られた人間しかなれない職業と誰もが思っていた。

どちらかというと観衆からしてみれば超人や怪獣に近い存在だった。


しかし、今は違う。プロレスラーの境は無く、選手も試合が終われば普通の人というのがバレてしまった(当然だけど・・)。

昔の大食い・大酒のみという話は、『プロレスラーは凄い!』と思わせる演出だし、ヒールレスラーがサインをしないというのもイメージを守る行為だった。

今は選手のプライベート番組などもあり『ヒールだけど良い人じゃん』『実際は地味な生活してるなぁ』などアスリート的な感じで見る人が圧倒的だ。

K-1やプライドなどが普及したので強さだけを売りにしてもすぐバレてしまう。


今の時代『デカイ』『強い』では駄目なのだ。


今の時代に求められる・求めるチャンピオン像というのはどういうものか考えた。

漠然とぼんやり浮かぶが適当な言葉が見つからない。


しかし先日、ある選手が私の思っていたことをズバリ言ってくれた。


その選手はDDTの男色ディーノだ。


彼は男色(ゲイ)を売りにしているいわゆるイロモノレスラー。

学生プロレスからDDTに登場したキャラクターだ。

そのディーノが先日行われたDDTの大会でチャンピオンになった。


彼が言った言葉が今の時代に求められる理想のチャンピオン像だと私も思う。

~週プロ携帯サイトより~

『2年前、私がDDTにあがったときの評価は学プロ、イロモノ。でも一人だけ違った。それが高木三四郎。

今日は、私は彼から3つ獲らなきゃ意味がなかったの。DDTでもっとも価値のある男になるために、

これ(ベルト)が必要だったの。私はイロモノでありながら、DDTでもっとも価値のある男にこだわっているわ。だからこのベルトは手放さない。』


その団体で一番価値のある人がチャンピオン。

これを聞いた時、私はゾクゾクした。


普通はベルトに価値があり選手は激しい試合でその価値を上げていく。

しかし逆で、その団体で価値のある人がチャンピオンになる。

もちろん激しい試合で獲りにいくのは当然だが、試合のクオリティー・パフォーマンス・集客力全て兼ね備えてこそチャンピオン。

今、本当に価値のある選手がいるだろうか?

そして自分や自分の試合に自信を持っている選手はどのくらいいるのだろう?


強いという事だけや激しい試合だけではもう駄目な時代。


そんな時代にマッチした選手を作り出さなければと密かに燃えた私でした。




今日は、明日観劇予定だった宝塚歌劇の『龍星』が仕事の為観劇できなくなったので、

知り合いにチケットを譲りにお茶の水まで出かけた。


帰宅後、ニュース侍を見る。


16日のONLY ONE(AtoZ格闘美合同開催のトーナメント)のもようがやっていた。

メインは、格闘美登場後ヒールになりつつあるドリームキャッチャー勢のHikaru VS 堀田。

この試合が私の中で様々な疑問を呼ぶ試合だった。


試合経過を説明すると、無制限1本勝負でおこなわれ、堀田のコールと同時にHikaruが奇襲。

ここで堀田流血。

その後、Hikaruがイスを持ち出し堀田はおかえしとばかりに鎖をリングに持ち出す。

ケンカマッチになり止めに入ったレフェリーを突き飛ばす。


ここで終了のゴング。両者反則の裁定。


※リングアナがONLY ONEルールでは凶器をリング上に持ち出した時点で反則と説明する。


収まりのつかない堀田はテーブルに座る、主催者?代表の髪をつかみ、

『プロレスはルールがあってないようなものだ。熱くなれば良いじゃねーか!』

無理やり再試合を促す。

主催者は『今回だけです。』と言い再試合。


再試合は近年稀にみる激しいケンカマッチで両者流血の殴り合い状態。

結局、堀田がHikaruをライガーボムで沈めた。


コレを観た人はどう思ったのだろうか?会場は盛り上がっているように見えた。

しかし私はこの試合を良いとは思えなかった。


凶器を持ち出した時点で失格というルールだったのに、主催者の『今回だけです』の一言で覆された点と試

合そのもののスタイルが好きではない。


トーナメントの1回戦にもかかわらず『ルール』が覆された。

じゃあ最初から普通のプロレスルールでやれば良いじゃんと思う。

確かにイス攻撃で反則負け・両者負けは良く観る。

『プロレスはルールがあってないようなもの。』という発言は、私からすれば信じられない発言だ。

真のルード(ヒール)はレフェリーの見えないところで反則を犯すから面白い。

そこでウマさが問われると思う。

反則裁定なしのノーDQマッチ以外はルールは厳粛に守るべき。

しかも簡単にルールが覆るのであればレフェリーはいらないし簡単に裁定が覆されるのであればトーナメントにする意味もないし大会の開催自体意味の無いものになってしまう。


『熱くなれば良いじゃねーか!』という事を言っていたが、確かに流血戦などは盛り上がる。

そりゃあ誰だって血をみれば興奮するし激しい試合を実感できる。

でも、何か違う気がする。

ただ殴り合って蹴りあってというスタイルもある。

しかし今回のはどうみても、ただの『醜いケンカ』にしか見えなかった。

プロであればプロレスの技術で魅せて欲しい。

最近は技術がないのかわからないが、場外へでの攻撃やイスを使った攻撃、客席に放り投げるなど、

女子は特に安易に凶器や道具に走る選手が多すぎる。


お決まりのコール時の奇襲・お決まりの場外乱闘・お決まりの客席への放り投げ・お決まりのイス攻撃・そして反則裁定・両者反則からの再試合。。。。


客も、もうわかっている。ワンパターンだと。


ひどい時は毎試合客席への放り投げをやる団体もある。


デスマッチもTLCマッチも想像と工夫次第で新しくなる。

大日本の伊藤やECW勢が作り出して来たように。


なんだか最近、先が見えてしまう女子プロレスにうんざりしてきた。



ひと言で『プロレス』と言ってもいろんな種類のプロレスがある。

デスマッチを基本にした団体やBMLやU系などの格闘技色が強い団体など。

男子の団体では、その団体が売りにしているスタイルが大体わかる。


ノア -ベーシックスタイル

全日本 -アメリカンスタイル

新日本 -ストロングスタイル

大日本 -デスマッチ

IWA-JAPAN -ベーシック?スタイル

DDT -エンターテイメント

みちのく -ルチャ・リブレ

大阪 -ルチャ・リブレ

ドラゴン・ゲート -ルチャ・リブレ

ビックマウスラウド -格闘技主体

パンクラス -総合主体

U-STYL Axis -総合主体

リアルジャパンやドラゴン・ドアー・バトラーツなどもある。


女子はどうだろうか?

フリーが多すぎて団体が少ないので何とも言えないが、LLPW・NEO ・JWPを見ても、とくに区別できるほど特筆する明確なスタイルは無い。エンターテイメント色もあるしお笑い系もある。

これではどこを見ても同じに見える。


ここは素直にベーシックなものを見せる団体を作るのはどうだろうか?

全女やガイアのような基本を見せる団体は今は無い。


もちろん今の時代にあったように一般の客を取り込むために多少の演出する部分はあるが、基本はレスリングを見せる事ができる団体。

WWEでも、エンターテイメント的な演出はあるが、レスリングがきちんとしていないと採用されない。

女子の現状では、明確な個性を打ち出した団体がこれからトップになっていくと思う。


個人的にはCMLLみたいなルチャを基本とした団体が一番イメージに合う(体が小さく・軽い女性でも魅せられる)のだが、これを見ている人はどういう団体が好きなんだろう?格闘技?エンターテイメント?ベーシック?



今日は、演劇時代の友人に頼まれ、区のコミュニティーセンターで殺陣+アクションを教えて来た。


その友人は後楽園のスカイステージ(○○レンジャーなどのヒーローショーをやっているところ。国内のアクションショーでは最高峰のレベルらしい)で普段はアクションをしているが夜間などに一般の人と自主連を兼ねてアクションを教えている。


つい先日たまたま会って当時の話をしていたら、私も久しぶりに、やってみようと思い見学&練習のつもりで来たのだが、指導者が少ないので急遽教える事に。


私も演劇専門学校時代にアクションをやっており、数年前にはアクション中心の芝居をした事もあり思い出しながら、なんとか指導できた。


この教室には、女性もかなり多く来ていて私が指導する班は、女性3名と新人の男子2名だった。


まずは、パンチの出し方とキックの仕方を教えた。


演劇専門学校時代にも思っていたが、大抵の女子は拳が握れない。


試しに近くにいる女子に拳を握ってもらうとわかる。


拳を握ったときに人差し指が必ずと言って良いほど前に出る。


ケンカなどした事のない男子も同じ。


コレを教えるだけで女子は一苦労する。


そして女子はファイティングポーズを真似でも良いからやってと言うと、うまく決まらない。


ダンスでも何でもそうだが、体の軸がしっかりしていないという理由と、戦うというイメージができないのだ。


男子の場合は、格闘技や武道・プロレスなどを見ているし漫画などでも構えを良く見ているので、

比較的想像しやすいのだろう。『構えて!』と言うと、それなりに格好がつく。


しかし女子は人生においてあまり構えをとる事がないだろうし、ファイティングポーズと言われてもすぐに思い浮かばないのだ。


アクションも殺陣も見せるのを前提にしているので格好をつけなければ決まらない。

人間の関節・稼動域などを教えて、さらに具体的な見せ方を教えた。

2時間教えてやっとグニャグニャしなくなった。


アクションでこれだけ苦労するのであれば、女子プロは相当、指導するのに大変なんだろうなと実感する。


TVを見ていても女子格闘家や女子レスラーは『たたずまい』が決まっていない人が多い。

軸がしっかりしていないと、技もブレてしまうし決まらない。


最近の女子プロも、いわゆる『タメ』が無いので技が流れたままでも構わず、どんどん技を連発してしまう。

その結果、効いていないと客が見てしまう事や技の軽さや技のミスに繋がる事が多い。


じっくりした攻防のプロレスリングができるレスラーが現状では少ないのかどうかはわからないが、

『タメ』はいわゆる歌舞伎でいう『見栄』。


こういう『見栄』をしっかり見せる事ができるレスラーを育てないといけないと思うと同時に私が指導するわけではないが、指導するのにはとても困難なスポーツなんだなと思った。


PS:ちょっと動いただけでかなりの筋肉痛・・・今日でこの筋肉痛だから明日・あさってはもっと痛いんだろうな・・・


プロレスにおいて実況・解説は重要なものである。


私の好きな解説者は元週プロライターの須山浩継さん。

女子プロ・WWE・インディーに造詣が深い人だ。


新日に気を使っているような気がする、G・K(金沢)さんや安田拡了さんとは違い物事をはっきり言える事が一番好きなところ。

実況者が技の名称を間違えるとすばやく訂正してくれるし、なんと言っても悪いものは悪いと言ってくれる。そういう解説者はめずらしい。

インディーのお仕事というダイジェスト番組で今DDTのイタリア軍団が使用しているイタリアンパウダーについて『いくらDDTでもアレはやっちゃイカンですよ!』と激しく怒っていた。

パウダー(粉)を麻薬のようなものとして依存者と言ったり、吸うシーンを見せたりする。

あきらかに麻薬を想像させる粉だ。

DDTのストーリー上で展開しているとはいえ、これを子供に見せるのはマズいんじゃない?と思ってしまう。須山さんも同じような事を言っていた。

確かに話は面白い。パロディーなんだからと言えばそれまでなんだが、そういう手段を使う事で嫌悪感を持つ人もいる。

エロ・グロ・低俗というのものは私も好きなほうである。

しかし、『面白い』ですまない事もある。

麻薬など犯罪につながる・想像させる事をリングでやらなくても別の手段があったように思える。

そのネタを使わなくても充分楽しませる事ができる集団なのだから、安易な方法に逃げず、もっと知恵を搾り出しても良かったのではないかなぁ。

DDTの話になってしまったが、とにかく悪いものは悪いと伝える事ができる解説者が最近は少ない。というより大人として正しい事は正しい、間違った事は間違っていると言える人自体少ないのかも。

須山さんのようにハッキリ言ってくれる人が私は好きだ。

そういえば、WWE副社長兼RAW実況担当のJRことジム・ロスが解任された。

彼の実況が好きだったので残念。

須山氏のブログ

最近のプロレス団体は、どうもうまくメディアを使いこなせてない気がする。


今回の新日ドームで『携帯での撮影は禁止!』というアナウンスが再三流れた。

スタンド席には暗幕を敷き、照明も暗くしたまま興行を行った。

『不入り』という現実をメディアなどに知られないように対策をとったのだろう。

しかし今の時代、インターネットが普及しているので、他人の口に戸は立てられない。

スポンサーの兼ね合いもあるだろうが、この状況をうまく利用すれば良いのに・・・と正直思った。


今はネットはもちろん、TV・CSなどのPPV・ケーブルTV・新聞・雑誌・携帯など情報メディアが氾濫している。

これらの情報網をうまく、もっとプロレスに取り入れるべき。

例えば、動画配信なども簡単にできる時代なので地方の人や会場に来れない人のためにダイジェストや全試合なども公開・配信するのも手だと思う。

ブログもあるが、そういうものは選手のパーソナルな部分・プライベートな部分を伝えるのに特化しているもので、団体を好きになってくれる人を増やすには、あくまで試合中心で配信していくのが良い。

回線業者やプロバイダーと組んでも良い。

ダイジェストは無料で流し・全試合は会員制の有料でやる事もできる。

それで後々収益があがるかもしれない。


雑誌もなにもプロレス雑誌だけに取り上げられたら良いという事ではない。

女子プロだったら、スポーツ雑誌・アイドル雑誌・アニメ雑誌・ファッション雑誌・音楽雑誌など団体がターゲットとする層を持った雑誌はいくらでもある。

『プロレス』という枠を取り払えばいくらでも広告・宣伝する場はあると思うが。


新日にしても『不入り』という事実を公にする事で興味を持つ人もでてくるはず。

専門雑誌も悪い所は悪いと言うべき。

良いところを持ち上げるのは共存している以上仕方ないが、はっきりと批判する雑誌もあっても良いと思う。

これだけネットで客席の画像や試合の評価があがっている状況を隠さないで堂々とやればいい。


うまくメディアを利用し客の興味を惹いていく作業も団体の仕事だと思う。

新聞やラジオしか情報が得られない時代ではないのだから、正直に伝え、試合を評価してもらい、少しでも興味を抱いてくれる人を増やす事が第一歩だ。



今日は新日のドームだった。観客動員数は38000人

予想していたよりは入ったと思う。私はPPVで見ました。


いろんなサイトでは『新日は終わりだ』という意見や『ほとんどが招待券で実数は1万人くらい』という批判的な意見から、『内容的には今までのにくらべると良かった』など好意的な意見まで様々。

中には新日ドームなのに『後楽園のノアのほうが良かった』『ノアの勝ち!』という、なぜかノアVS新日という掲示板もあった。

私は、レスナーの試合とセミの安生は良かったと思う。レスナー起用の成功か失敗については今後、巡業まで参加するのであれば成功だろうなと。新日特有の顔みせ的なもので大会場のみの起用であれば、またファンを失う可能性もある。プロレスは点でみるものではなく線でみるものだから。

曙のように最初は批判的でも、巡業(シリーズ)に帯同する事で評価を上げた選手もいる。

大会場のみの出演だけだと今のファンはついてこない。今後次第という事。


今のプロレス界は対世間・対プライド・対K-1と惑わされすぎだ。

対世間と言っているけども現状は民放で放送されているプロレス番組は新日とノアだけである。

世間に訴えかける・一般層のファンの獲得も大事だが、もう一度自分の団体のファンを大事にし、団体としてのステータス(収入や動員数)を見直す必要があると思う。

新日でさえも苦戦するプロレス業界なのだから、まず自分達の団体のファンを増やす事が先決。

自団体の固定客をしっかりつければ各団体が活性化し『プロレスファン』が増加して、それがムーブメントとなる。巨大なムーブメントになれば当然、世間に届くジャンルになる。


アニメ・ゲームファンだって、『オタク』と呼ばれ、ひと昔前は世間から阻害されていた。


秋葉系・萌えブームも手伝ってか世間の注目を浴び、今は投資家や企業も注目する巨大なマーケットなった。


プロレスファンだって同じ。

他団体の批判をする前に、自分の好きな団体に足を運ぶ・会場にいけない人はPPVで見るなどをして『プロレス』というジャンルを盛り上げないと。比較や批判も重要な要素だが、その前にファンがお気に入りの団体に対してジャッジし良いものは良い。悪いものは悪いと伝えれば良い。


そうすれば、全盛期の勢いを取りもどすはず。


各団体もファンに不安や失望を与えてはいけない。

客が満足するプロレスを見せる事で信頼を得てファンが増えていく。

冠や実績などにあぐらをかかず誠実な経営をしていかなければ対世界・対世間・対PKという前に

自分のファンに愛想をつかされる。


今は下降気味のWWEもファンにはサービスしリスペクトしてきた。

そうすることでファンの信頼を勝ち取り成長してきた。


日本もせっかく見に来てくれるファンなのだから大事にしないと。