A病院・術後検診 | まっすぐ歩く

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2010年に体調を崩し、しぶしぶ婦人科を受診してみると、子宮筋腫・卵巣のう腫・粘液性のう胞腺腫・子宮内膜症・・・と、たくさんの疾患が見つかる。

今日は、退院後初の術後検診を受けに、A病院へ。もう病理検査の結果も出ているころです。


予約時間より30分待って、診察室へ呼ばれる。

私「こんにちは!」 

A先生「はい。お疲れさん

・・・? お疲れさん?この対応、はじめてなんですけど。どうゆうこと?

A先生「退院後の調子はどう?」

私「退院後、すぐ生理が来て、その時、生理痛が結構激しかったです。」

A先生「まぁ、大丈夫でしょう!じゃあ、先に内診します」


内診台へ。まず、お腹の傷を見て、それから膣エコーです。

エコー画面を見ると、何か写ってるような。。。そして、触診。

A先生が、走り去る足音が聞こえました。

看護師さんが、内診台を下ろしてくれて、診察室に戻ると、誰もいない・・・。

しばらく、ポツンと1人で座っていると、いつもの看護師さんじゃなく、ベテランの優しそうな看護師さんがいらして「今、A先生は、他の先生と話し合い中です。すこし待っててね」と肩に手を置いて、色々お話してくれました。

鈍い私でも、何か起こったらしいと分かりました。


しばらくして、A先生が戻ってきました。

座ったとたん、こちらが付いて行けない程の早口で、説明を始めました。

何にも頭に入ってこないので「先生、分かりません!」と必死に訴えると、余計にA先生が冷静さを失う結果に。。。

ほとんどキレ気味に、説明を続けるA先生。私は唖然として聞いているしかありませんでした。


↓その内容は、ざっとこんな感じ↓

・病理検査で、左卵巣内に「粘液性のう胞腺腫」が見つかった。

・今日、内診するまでは、再度、腹腔鏡下手術で「左卵巣と虫垂」を摘出する予定だった。

・ところが内診してみると、たった3週間で左卵巣周辺に、かなりの分量の液体が出現している。

・結論→卵巣の「粘液性のう胞腺腫」が散って、「腹膜偽粘液腫」を発病してしまった。

・A先生のつぶやき→でも、手術の時、散った様子は無かった。どうして、こんなことに・・・(苦悶)

・「腹膜偽粘液腫」は、この病院では治療できないので、よその病院へ移ってもらう。


一気に言い終わると、A先生は、冷静さを取り戻した様子でした。

A先生「あなたの住んでいる地域には、良い病院がありません。」

私「はい、地元クリニックの先生にもそう言われて、こちらを紹介されました」

A先生「紹介するとしたら、がんセンターか、それか・・・○○病院か・・・」

私「入院するのであれば、遠くてもかまいません!」

がんセンターが出た時点で、大変なことになったとハッキリ自覚できたので、がんセンターでお願いしますというつもりで、そう答えました。

ところが、

A先生「それか・・・」とPHSを取り出して、どこかへ電話をかけ、前に話した女性のことだけど・・・うん、若い。・・・うん、じゃあ、午後から行かせるから」

私「・・・?」

A先生「今からすぐ、B病院のB先生のところへ行って下さい。九大の良い先生です」

私「えぇっ!今日ですか?」だって、今日は家族も来てないのに・・・

A先生「早い方が良いでしょう!?B先生も待ってて下さるそうだから。今プリントできる分だけ書類を出して、MRなんかは、後から郵送するから」


そんなこんなで、考えたり、人に相談する暇も無く、B病院へ行くことになったのでした。