自分のTwitterのプロフィールを編集していて、Amebaでブログを作っていたことを思い出した。

 

改めてブログを見てみると、前回の更新は、2012年の3月。まだ車掌になりたての頃だ。

 

あれから5年以上の時が過ぎ、車掌から運転士へステップアップし、気がつけば齢も30の大台に乗っていた。プロフィール欄に「現役女子高生声優の小倉唯さん」なんて記述をしてたけど、その唯ちゃんも今年度末で大学を卒業するんだもんなぁ。本当に時の経つのは早い!

 

 

さて。

 

突然、ブログを書こうと思ったのは、ノスタルジーな気持ちに襲われたから、とかではなく、自分の好きな声優さんの一覧を備忘録的に記録しておこうと思い立ったから。

 

この5年で自分でもびっくりするくらい、嗜好が変化した。

 

…正しくは、変化したというよりもストライクゾーンが広がった、と言うべきなのかな。

 

最近、熱心に推している声優さんが、シカちゃん(久保ユリカさん)とるるきゃん(佳村はるかさん)の2人なのだが、車掌の頃の自分が見たらびっくりするだろう(笑)

 

あと、この5年の間に、声優業界の勢力図が変わったのもあるけど、次に伸びてくる声優さんを見抜く眼力は確実に落ちた。

 

「ワシが育てた」と威張る気は毛頭ないけど、井口裕香、戸松遥、水瀬いのりをブレークする前から注目できるほどには、見る目はあったと思うけど、今はさっぱり。誰が伸びてくるとか全然分からなくなってしまった。

 

年を取ったから「若い娘はみんな同じに見える」のかもしれないな…。

 

 

とまぁ、愚痴っぽくなってしまったところで、2017年5月30日現在の推し声優一覧を残しておこう。(敬称略)

・ 田村ゆかり

 

・ 井口裕香

・ 戸松遥

・ 小倉唯

・ 牧野由依

 

・ 久保ユリカ

・ 水瀬いのり

・ 佳村はるか

 

・ 麻倉もも

・ 黒沢ともよ

・ 上坂すみれ

・ 花守ゆみり

・ 竹達彩奈

・ 芹澤優

・ 悠木碧

・ 木戸衣吹

・ 三上枝織

 

声とは何も関係ないことだけど、好きな声優さん16人中名前に「ゆ」が付く人が7人、名字を含めると8人もいる。

 

「ゆ」という響きは確かに好きだ。柔らかくて、女性的な印象を受ける。しかし、山ほどいる声優の中から選んだ16人の内、半数に「ゆ」の音があるというのは、偶然と言うには出来すぎな感じがしなくもない(笑)

 

 

さて、次にこうやってブログを執筆するのはいつになるのだろう。同じ間隔だと5年後ということになるが、そのとき私は35歳か…。

 

考えたくもないな(笑)

本題に入る前に。


今日、3月11日は東日本大震災からちょうど1年となる日です。


改めて、犠牲になられた方に冥福を祈るとともに、復興に向けて一層の努力をしていくことを誓いたいと思います。


去年の今日、私は駅でダイヤ改正に向けての作業をしていて、大きな揺れに襲われました。


輸送指令への被災状況の報告や、お客さまの避難誘導や案内業務に追われて、あっという間に一日が過ぎた記憶があります。


その後の計画停電で、電車の運行本数が制限され、夕方のラッシュ帯のお客さま案内や、ホームでの列車監視業務がとても大変でした。


しかし、今になって思えば、大変な業務ではありましたが、鉄道員として、とてもいい経験が出来たと思います。一人の鉄道員として、とても成長できたと思います。失うことの多かった震災で、数少ない「得たもの」です。


首都圏での大規模地震が4年以内に70%の確率で発生すると言う報道があります。あれから1年、仕事は駅社員から車掌に変わりました。しかし、鉄道員であることに変わりはありません。もし乗務中に被災したとしても、東日本大震災での経験を生かし、お客さま、そして自分の命をしっかりと守れるように頑張りたいと思います。



さて。



前置きが長くなりましたが、本題です。


先日、第6回の声優アワードの受賞者が発表されました。今年は、車掌の見習い業務に忙殺され、恒例の予想をしている暇がなかったので、受賞者についての私見を述べることにします。以下、文章中の声優の名前に関しては、敬称略です。なお、コメントに関しては私の嗜好の都合で、女性声優偏重になることをあらかじめご了承ください。


[主演男優賞] 平田広明

[主演女優賞] 悠木 碧


[助演男優賞] 木村良平・宮野真守

[助演女優賞] 加藤英美里


[新人男優賞] 江口拓也・松岡禎丞

[新人女優賞] 茅野愛衣・三上枝織


[歌唱賞] ST☆RISH(寺島拓篤・鈴村健一・谷山紀章・宮野真守・諏訪部順一・下野紘)

[パーソナリティ賞] 井口裕香


[特別功労賞] 小林修・滝口順平・渡部猛

[功労賞] 麻生美代子・肝付兼太

[シナジー賞] イナズマイレブンシリーズ(竹内順子・寺崎裕香)

[富山敬賞] 堀内賢雄

[高橋和枝賞] 戸田恵子

[海外ファン賞] 櫻井孝宏

[キッズファミリー賞] 大谷育江


[最多得票賞](新設) 神谷浩史


[特別賞] 絵本読み聞かせキャラバン隊 川上とも子



全体的に、納得の行く受賞者が揃っている感じです。各賞について、述べていくことにします。



主演男優賞。


前回は「該当者なし」と言う淋しい結果でしたが、今回は平田広明が受賞しました。


何といっても、今回の受賞の要因は「TIGER&BUNNY」(以下、タイバニ)のワイルドタイガー役でしょうね。タイバニは、男性・女性問わず人気が高く、雑誌等においても非常な高評価を受けていました。


残念ながら、私自信はタイバニを視聴していないため、タイバニにおける平田の演技を論じることができません。ただ、私は平田と言えば、「デジモンアドベンチャー」のレオモン役が非常に印象に残っています。


声質は、綺麗な低音でヒーロー声と言うよりも渋いキャラクターが似合う声で、「カッコイイおじさん」って感じですかね。こんなおじさんになりたいものです。


タイバニ人気と、これまでのキャリアを考慮すると、今回の受賞は至極妥当なものだと考えます。



主演女優賞。


今回は、私の推している声優の一人、悠木碧嬢が受賞しました。(今さらながらの注釈ですが、私はこのブログにおいて、推している女性声優は名前の後に「嬢」をつけることにしています。)


悠木嬢は、2011年はヒロインを数多く演じ、まさに「主演女優」に相応しい活躍でした。


その中でも、「魔法少女まどか☆マギカ」(以下、まどマギ)での鹿目まどか役が印象に残っています。まどかと言えば、アニメファンだけでなく、一般の方からも高い評価を得た、まどマギのヒロインです。魔法少女の存在意義と、その葛藤に悩む少女の役を見事に演じきったと思います。もともと、アニメ声と言うよりは、リアルな「少女声」なので、作品にリアリティを吹き込み、一層質の高いものにしたと、個人的には評価しています。


他にも、アニメファンから非常に高い評価を得た「GOSHICK-ゴシック-」でのヴィクトリカ役、女子高生のほんわかとした日常を描いた「Aチャンネル」でのトオル役など、印象的な少女を多数演じ、若手声優の中でも頭一つ抜けた感があります。


安定した演技力、特に少女キャラクターの「感情」の表現力は若手随一だと思います。これから先、男の子の役なんかが増えてくると、縁起の幅が広がり、「第2の沢城みゆき」になりえるかもしれません。逸材の成長に、大いに期待したいです。


どうでもいいことですが、悠木嬢は私と誕生日が一緒なので、親近感があるんですよね。本当にどうでもいいことですが。



助演男優賞。


木村良平と宮野真守の2人が受賞しました。


木村は、個人的には助演と言うよりも、主演の印象が強いですね。「僕は友達が少ない」の羽瀬川小鷹役、輪るいピングドラムの高倉晶馬役など、主役を多く演じています。


さわやかな好青年が似合う、いわゆる「イケメン声」な印象ですね。


申し訳ないですが、あまり彼の演じる役を聞いたことがないので、これ以上コメントが出てきません。申し訳ありません。



宮野は、第2回で主演男優賞も受賞している、人気声優。宮野もどちらかと言うと、主演の印象が強いですね。


その安定した演技力で、2011年も数多くの作品にレギュラーで出演しました。女性からの支持が圧倒的で、現時点では、ナンバー1男性声優なのかな、と言う印象です。


「ポケットモンスター ベストウイッシュ」では、デント役でレギュラー、「イナズマイレブン」でも、吹雪士郎役でレギュラーと、キッズ向け作品でもよく声を聞くようになり、アニメファンだけでなく、子どもたちにも馴染みの深い声優なのかな、と思います。子どもたちに知られるようになったら、それこそ超一流の証だと思います。



助演女優賞。


加藤英美里嬢の単独受賞となりました。助演~賞の単独受賞は史上初です。また、加藤嬢は第2回で新人女優賞も受賞しています。


加藤嬢の2011年の最も印象的な役と言えば、「魔法少女まどか☆マギカ」(以下、まどマギ)のキュゥべぇ役でしょう。


まどマギは個性的なキャラクターがたくさんいましたが、その中でもひときわ強烈な個性を放っていたキュゥべえ。可愛い外見で、魔法少女モノによくあるヒロインとともに行動するマスコット動物キャラかと思いきや、実は黒幕に近い恐ろしいキャラクターだったと言う衝撃的な動物キャラでした。「僕と契約して~」のフレーズはアニメファンを中心に流行語にもなりました。


可愛い声で、冷酷・残酷な言葉をさらっと言い、視聴者に衝撃を与えたその演技は、まさに助演女優賞にふさわしいと思います。


以前は「らき☆すた」の柊かがみ役の印象が強くて他の役は出来ないとまで言われていましたが、今や動物、男の子、大人の女性も演じ分ける演技派として高い評価を受けるまでになりました。やはり圧巻は、「バカとテストと召喚獣」の秀吉と優子の姉弟の演じ分けですかね。


歯の矯正を終え、雑誌の写真などでも歯を見せて笑うようになり、女性としての魅力も高くなったとの声もあります。今後、ますます活躍していきそうな、楽しみな声優の一人です。



新人男優賞。


江口拓也と松岡禎丞が受賞しました。


江口は、「GOSHICK-ゴシック-」の久城一弥が評価されての受賞と思います。実際の演技を聞いたことがないので、これ以上のコメントがありません。申し訳ありません。



松岡は、「神様のメモ帳」の藤島鳴海役が評価されての受賞と思います。頼りなげなニート寸前の男子高校生ですが、内にはしっかりとしたものを秘めている、鳴海役を好演したと思います。ラジオやイベントでの、喋り慣れしていない、テンパり具合が微笑ましかったです。これからに期待が持てる声優だと思います。



新人女優賞。


茅野愛衣と三上枝織が受賞しました。


茅野は、2011年に大ブレイクした声優。リラクゼーション関係の仕事から声優に転身した、異色の経歴の持ち主です。


何といっても、2011年のアニメで最高傑作とも言われる「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のめんま役が印象に残っています。個人的にも、あんなに感動した作品はなく、それはメインヒロインであるめんまを演じた茅野の演技によるところが大きいと思っています。


話題作「ギルティクラウン」でもメインヒロインの楪いのり役、「神様ドォルズ」でもメインヒロインの史場日々乃を演じ、一躍ヒロイン声優として名を馳せることとなりました。


容姿のレベルも非常に高く、声優雑誌で表紙を飾ることもあり、今後声優界を担っていくであろう存在だと思います。



三上は、「ゆるゆり」の赤座あかり役でブレイクした声優。第2回の声優アワード新人発掘オーディション合格者で、「声優ドリーム」を掴んだと言えるでしょう。


ソプラノの甘い声が特徴的で、いわゆる「アニメ声」という表現が一番しっくりくるのかなと思います。茅野と違い、出演作自体はあまり多くないので、これからどんどん「成長」していくことを見込まれての受賞なのかな、と思います。容姿のレベルも高めで、顔出しもしているので、アイドル的な売り方をしていくかもしれませんね。



歌唱賞。


ST☆RISHが受賞しました。男性の受賞は史上初です。


ST☆RISHは、「うたの☆プリンスさまっ♪」の主演男性声優で組まれたユニット。同作のエンディングテーマを歌唱していました。


女性ファン垂涎の面子且つソロ名義で活動することもある、歌唱力の高い面子を揃えたユニットであり、歌唱賞受賞も納得です。



パーソナリティ賞。


井口裕香嬢が受賞しました。


私は、彼女が中学生の頃(G.G.F.在籍時)からファンなので、個人的に非常に今回の受賞は嬉しく思います。


パーソナリティ賞での受賞ですが、個人的には女優賞での受賞もおかしくないと思います。デビューのころのたどたどしい演技から知っているので、「まよチキ!」の近衛スバル役における男装声と美少女声の演じ分けに、彼女の成長と、努力を非常に感じました。


声優雑誌でのグラビアを見かける機会も多くなり、美貌に磨きがかかっているのが分かります。中学生のころはまさに「美少女」でしたが、今は「女性」として非常に魅力的に思います。井口嬢は学年が2つ下なので、よく面倒を見ていた後輩が立派に成長したなぁ、と言う感じです。これからの活躍、一層の期待をしたいと思います。



特別功労賞。


小林修、滝口順平、渡部猛の3人が受賞。小林・滝口は2011年、渡部は2010年に亡くなられています。


小林と言えば、私のイメージは「宇宙戦艦ヤマト」のドメル将軍。低く通るその声で、地球軍にも敬意を払う、器の大きいガミラスの将軍を演じました。


「吹き替え」の草創期から活動をしている、声優界の重鎮です。



滝口は、言わずと知れた「ヤッターマン」のドクロベエ。アニメではありませんが、「ぶらり途中下車の旅」のナレーションも長く務めていました。一度聞いたら忘れられない、特徴的な声で、おそらく日本人なら一度は聞いたことがあるのではないかと思います。


世間ではドクロベエがズームアップされますが、「タイムボカン」でペラ助、「ゼンダマン」ではアクダライオン、「オタスケマン」では東南長官を演じており、タイムボカンシリーズで欠かせない声優の一人でした。ペラ助役では歌も歌っていた、と言うのはトリビアですかね。



渡部は、悪役のイメージが強い声優ですね。特に、特撮で怪人の声を多数演じており、特撮ファンなら一度は聞いたことがある声だと思います。


そして、アニメでは何といっても「ドラえもん」の神成さん役でしょう。空き地の隣の家に住む頑固親父の怒鳴り声は、「ドラえもん」を見たことがある人なら一度は聞いたことがあると思います。



3人とも亡くなられてしまった方々で、お声が聞けなくなってしまったのは本当に残念ですが、この受賞で、人々の記憶に刻まれるのであれば、声優ファンとして、非常に嬉しいことだと思っています。



功労賞。


麻生美代子と肝付兼太が受賞しました。


麻生は、4月には86歳になる、超ベテラン声優です。日本人なら、麻生の声は、絶対に一度は聞いたことがあるはずです。


麻生美代子の名を知らなくとも、「サザエさん」のフネさんと言えば、ピンとくるでしょう。他にも、「アルプスの少女ハイジ」のロッテンマイヤー役、「らんま1/2」のコロン役などを演じています。


フネさんを40年演じた、その事実だけで、日本のアニメーションに多大な功労があったことは火を見るよりも明らかです。その衰えのない声で、これから先もフネさんを演じ続けてほしいです。



肝付も、麻生同様、日本人ならおそらく聞いたことのあるであろう声の持ち主です。


「ドラえもん」の先代のスネ夫役と言えば、ピンとくると思います。今も「スネ夫の声」と言えば、肝付の声を想像する人が多いことでしょう。意外なことに、日本テレビでやっていた「初代」ドラえもんでは、ジャイアンを演じていました。


他にも、「銀河鉄道999」の車掌役、「それいけ!アンパンマン」のホラーマン役なども演じています。独特の低い声がとても印象的です。特に、藤子作品に多数出演し、藤子・F・不二雄氏から重用されていたことが分かります。


近年は、後進の育成に力を入れられているようです。また機会があれば、車掌なんか、聞いてみたいと思います。



富山敬賞。


堀内賢雄が受賞しました。


個人的には、母親がネオロマンスファンだったので、「アンジェリークシリーズ」のオスカー役の印象が強いです。他には、ディズニーのキャラクターのチップなんか演じてますね。あとは、「機動戦士ガンダムΖΖ」のマシュマー・セロ役や、洋画の吹き替えを多数演じていますね。


低いながらも、よく通る声で、チョイ悪オヤジ的な声がピッタリな印象ですね。



高橋和枝賞。


戸田恵子が受賞しました。


今や「女優」としてのイメージが強い戸田ですが、売れないアイドル演歌歌手から転身し、その名をしらしめたのは声優業が最初です。


やはり、「それいけ!アンパンマン」のアンパンマン役が一番の代表作でしょうか。「機関車トーマス」のトーマス役、「ゲゲゲの鬼太郎」の鬼太郎役(3代目)など、キッズ向け作品への出演が多いイメージがあります。ただ、「機動戦士ガンダム」のマチルダ・アジャン役、「キャッツ・アイ」の来生瞳役など、大人のセクシーな女性なんかもかなり演じています。特にマチルダは綺麗なお姉さんの代名詞的な存在だと思っています。


女優業も良いですが、やはり声優業の戸田恵子をもっと見たいと思います。



キッズファミリー賞。


大谷育江が受賞しました。


大谷の代名詞と言えばやはり、「ポケットモンスターシリーズ」のピカチュウ役でしょう。ピカチュウの声は、世界共通で大谷が演じており、世界中の子どもたちに知られている存在と言うことになります。


他にも、「名探偵コナン」の円谷光彦役、「ONE PIECE」のトニー・チョッパー役など、キッズ向け作品に出演しています。人外の役と、男の子の役が多いのが特徴ですね。



最多得票賞。


今回から新設された賞。「一般投票で賞のカテゴリーを問わず、最も多くの票数を集めた方(各カテゴリーを合算)」(公式サイトより引用)が対象だそうです。


栄えある第1回の受賞者は神谷浩史でした。


神谷は新房アニメの代名詞とも言える存在。新房作品に多数主演し、高い演技力と表現力で作品に貢献しています。「偽物語」など、OPのスタッフロールに「阿良々木暦 神谷浩史」と演者と言うよりも、スタッフ的な存在としてクレジットされています。


新房作品だけでなく、「WORKING!!」の相馬和臣役、「夏目友人帳」の夏目貴志役、「Angel Beats!」の音無結弦役など、近年では主役を多数演じており、男女問わず高い人気を持つ声優だと思います。まさに最多得票にふさわしい存在です。



声優アワード特別賞。


川上とも子が受賞しました。


2011年、若くして亡くなってしまい衝撃を受けた人も多いのではないかと思います。「AIR」で神尾美鈴役を演じていたことで有名ですね。


「少女革命ウテナ」の天上ウテナ役、「天使になるもんっ!」のノエル役など、私が声優に興味を持ち始めるころとほぼ同年代から活躍を始めた方なので、本当に残念でなりません。改めて、ご冥福をお祈りいたしたいと思います。





シナジー賞、海外ファン賞については、割愛させていただきます。



長くなりましたが、以上が第6回声優アワードに関する私見です。今後の声優界が、ますます賑わっていくことを祈りつつ、今回はこの辺で。

気がつけば、2012年です。ちょっと遅いですが、今年もよろしくお願いいたします。


さて。


今回は、先日デビューしたばかりの声優ユニット「StylipS」についての考察を綴りたいと思います。



そもそも「StylipS」とは何者なのでしょうか。


スタイルキューブに所属する若手女性声優の石原夏織、能登有沙、小倉唯、松永真穂の4人からなるユニットで、コンセプトは「夢はいっしょに叶えたい」、キャッチコピーは「ぼくら世代の声優ユニット」、とされています。(公式サイト→http://stylips.jp/


最近の若手声優のご多分にもれず、ビジュアルのレベルが高い、歌って踊れるユニットのようです。


私が今一番推している声優である小倉唯嬢が所属するユニットと言うことで、注目することにしました。



ここで、私はデジャヴを感じました。


なんか、ちょっと前にもこんなことがなかったけ…?



そこで気付いたのが、スフィアがデビューした時とかなり感じが似ていると言うこと。



「スフィア」は、ミュージックレインに所属する若手女性声優の寿美菜子、高垣彩陽、戸松遥、豊崎愛生の4人からなるユニット。


同一事務所に所属する若手女性声優4人組のユニットと言うところがそのまんまですね。


それと、ユニット内の声優の売れ具合も似ています。


現在のStylipSの知名度を考えて見ると、小倉唯>>石原夏織>>>>>能登有沙=松永真穂と言う感じ。


小倉嬢は、「神様のメモ帳」「ロウきゅーぶ!」でヒロインを立て続けに演じ、雑誌にも取り上げられるなど、この4人の中では知名度が圧倒的。石原も、「あの夏で待ってる」「輪廻のラグランジェ」でヒロインを演じ、売れ始めている感があります。


一方の能登と松永は主役はおろか役名すらもないような端役しか演じていません。ほぼ無名と言っていいでしょう。


スフィア結成当時(2009年)の知名度は、戸松遥>>豊崎愛生>>>>>寿美菜子=高垣彩陽と言う感じで、戸松嬢が圧倒的に売れていて、豊崎嬢が売れ始めてきたくらい。寿・高垣はほぼ無名。



見事に、スフィア結成当時と完全にカブっています。


結成から3年。スフィアは、今や声優界でも有数の売れっ子ユニット。戸松・豊崎・寿・高垣、出演作の量にバラツキはあるものの、4人ともソロデビューを果たし、全体的に4人とも声優として売れています。


では、StylipSは3年後にスフィアのような売れっ子ユニットになり、4人とも人気声優として活躍しているのでしょうか?


現状ではかなり厳しいものがあるかと思います。


何といっても、事務所の力が気になりますね。


StylipSの所属する「スタイルキューブ」は有力事務所のアップフロントグループから独立した事務所。アップフロントはとても大きな事務所ですが、社長はブログにて「…アップフロントとはグループ関係でも無いし、資本関係もありません。全くの別会社です…」と言っています。


社長の腕があるにしても、大手から独立した小さい事務所の力には限界があるように思います。


それに比べて、ミュージックレインは音楽業界でも有数の力を持つ「ソニーミュージック」がバックについており、マネジメント力や営業力に優れています。


現在のスフィアがあるのは、声優自身の努力ももちろんですが、やはり事務所の力も大きいと思います。


現状、ゆいかおりの2人でなんとか持っている感のあるユニットなので、事務所の力が不足していると厳しいかもしれません。



ただ、StylipSが3年後に現在のスフィアのようになっていたら嬉しいですね。小さな事務所からスターが誕生するというのは夢があります。それで声優業界が活性化し、今より充実した業界になれば、一声優オタクとして喜ばしいことですからね。


勝負は、小倉唯嬢が現役JKでなくなる3年後ですね。「現役JK」と言うのはそれだけで補正がかかりますからね。それがなくなってから、真価が問われると言うもの。



StylipS―


新たな声優ユニットの活躍を楽しみに見守りたいと思います。



ではでは、今日はこの辺で。

早いものでもう今年も終わりに近づいています。


私はと言いますと、一人前の車掌になるべく、連日、見習乗務に勤しんでいます。朝晩の寒さが厳しくて、乗務していても辛いです。



さて、今回は、先日放映された「ルパン三世 血の刻印~永遠のmermaid~」で行われた、ルパン三世の声優交代を取り上げたいと思います。


国民的アニメの一つと言われている、「ルパン三世」の主要キャストのうち、銭形警部・石川五ェ門、峰不二子の声優が交代になりました。


銭形警部に山寺宏一、石川五ェ門に浪川大輔、峰不二子に沢城みゆきが新たにキャスティングされました。


作品を鑑賞した後、個人的に抱いた感想としては、上手く若返りに成功したな、と言ったところです。

山寺宏一の銭形警部は、納谷悟朗の全盛期の声質に近い声で演じていたので、想像以上に違和感がなかったですね。オリジナルキャストの納谷悟朗には申し訳ないのですが、そろそろ彼の声も衰えて、聞くに堪えない感じだったので、今回交代したのは、作品が続いて行く上で非常に良かったなぁ、と思いました。


浪川大輔の石川五ェ門ですが、もともと五ェ門というキャラクターははっきり喋らず、短いセリフを淡々と呟くような感じなので、パッと聞いただけでは聞きわけがつかないくらい違和感がなかったですね。浪川の声で、おそらく最も低い声で演じているんだな、という感じが出ていました。


そして、沢城みゆきの峰不二子。事前の報道を聞いて、一番楽しみにしていたのですが、予想通りハマってました。沢城みゆきはまだ若手ながら、若手随一の色気を持つ声なので、セクシーなイメージのある峰不二子にはピッタリだなぁ、と前々から思っていました。増山江威子も、如何せんお年を召したので、艶っぽさはあっても、ハリがない感じがしていたので、若さと艶っぽさを兼ね備えた沢城みゆきの声は不二子の後継者たるにふさわしく、今回の交代は声優ファンとして嬉しかったですね。


ところで、長寿作品の声優交代に、ついては常に賛否両論が付きまといます。「前の声のイメージと違う」などと言う批判が出るのは避けて通れない道です。


声優交代による違和感に批判的になる気持ちはとてもよく分かります。


ただ、いつまでも前の声にこだわるのはいかがなものか、と個人的には思ったりします。


たとえば、声優交代直前のルパン三世の主要キャストのうち、「オリジナルキャスト」は次元大介役の小林清志、銭形警部役の納谷悟朗の二人しかいませんでした。


ルパン三世の栗田貫一はモノマネから2代目になったということで、オリジナルでないと言うのは、ご存知の方も多いでしょうが、石川五ェ門の井上真樹夫、峰不二子の増山江威子が実は2代目だったと言うのはあまりポピュラーでないのではないでしょうか。


初代石川五ェ門は大塚周夫が、初代峰不二子は二階堂有希子があてていました。


大塚周夫と言えば、「忍たま乱太郎」の山田先生役や「美味しんぼ」の海原雄山役で知られる渋い声が特徴の大御所。二階堂有希子と言えば、グレース・ケリーの吹き替えや俳優・柳生博の妻としても有名ですよね。


このお二方があてたバージョンのルパン三世は本当に一番最初の、通称「青ジャケ」とも言われるTVシリーズなのです。この一番最初のルパン三世は、今世間で「ルパン三世」と言って思い浮かべられる、大野雄二のあの「ルパン三世のテーマ」はまだなく、大人向けと言ったテイストの強い作品でした。


この事実を知らずに、「峰不二子は初代の増山じゃないと」とか言って声優交代を批判する人は無知を恥じるべき、と思ってしまいます。


幸い、今回のルパン三世の声優交代は批判の声が少なく、すんなりと世間に受け入れられた感じはします。ただ、未だに受け入れられているとは言えない作品があります。


それは、「ドラえもん」です。


ドラえもんは、2005年にキャスト陣の高齢化を理由にキャストを一新し、一気にキャストの若返りを行いました。


これにより、ドラえもんの声は従前の大山のぶ代の低いドラ声から、水田わさびの甲高い声に変わりました。


これが世間の反発を招き、一度水田のドラえもんを聞いて、「こんなのドラえもんじゃない!」との批判が噴出しました。


私も確かに変更当時は違和感がすごくありました。従来のドラえもんとは一線を画した、全く別の声だったからです。


しかし、視聴を続けていくにつれ、声の高いドラえもんもドラえもんとして受け入れられるようになり、今では水田のドラえもんに何ら違和感を感じません。もちろん、大山のドラえもんもドラえもんとしてまったく違和感なく聞けます。


ただ慣れただけだと言われればそれまでですが、一度や二度聞いただけで、「これはドラえもんの声じゃない」と切り捨てる人に、私は強い憤りを覚えます。


声優とて人間なので、年をとりますし、いつかは死にます。


いくら声優がプロで鍛えているとは言え、声の衰えが隠せなくなるときはいずれ来ます。特にドラえもんについては、しずか役の野村道子などは、末期ではやはり小学生の女の子らしさを感じなくなっていました。


オリジナルはオリジナルでこれを尊重すべきなのはよく分かります。しかし、私は、衰えたレベルの下がった声を聞くくらいなら、若い人と交代すべきと思います。そういう意味では、キャスト交代時のレギュラーキャストの平均年齢が70歳近くであった「ドラえもん」のキャスト一新は英断だったと思っています。


国民的アニメの金字塔「サザエさん」も、そろそろキャストを一新する時期が来ているのかもしれません。キャスト陣の高齢化は交代前の「ドラえもん」以上に深刻です。


この記事を執筆している2011年12月現在、「サザエさん」の放映開始時からのオリジナルキャストは加藤みどり(サザエ)、貴家堂子(タラオ)、永井一郎(波平)、麻生美代子(フネ)、桂玲子(イクラ)の全部で5名です。


加藤は72歳、貴家は70歳、永井は80歳、麻生は85歳、桂は71歳で平均年齢はなんと75歳。言葉は悪いですが、どなたがいつ亡くなられても不思議ではない年齢です。


そろそろ交代をしてもいい時期なのではないかと、個人的には思います。特に、永井の声は全盛期に比べると、怒鳴り声に迫力がないように感じます。


無論、永井が交代した後の波平の声など想像もつきません。それだけ、私の中でも「波平=永井一郎」と言う図式がしみ込んでしまっています。


ただ、万が一交代があったとしても、私は絶対に批判はしませんし、したくもありません。


オリジナルキャストにこだわり続けることが、その作品を愛することにつながるとは考えないからです。作品が良くなるためには、衰えた声を交代することもやむなし、と考える方が、私は自然な気がします。


ご批判など多数あるかと思いますが、私見は以上です。


では、また。

1か月ぶりの更新です。


「次の更新はスキャンダルネタ以外にしよう」と密かに思っていたのですが、あまりに目に余る騒動があったので、取り上げざるを得ないと思い、今回もスキャンダルネタです。



今回取り上げる騒動は、いわゆる「スフィア騒動」。


スフィアのメンバーである女性声優のスキャンダルについて取り上げたブログの内容があまりにも週刊誌的かつリアルなものなので、声優ファンをはじめとして大騒動になっているというものです。


今日、スフィアのマネジメントをしているミュージックレインから公式コメントが発表され、またスフィアの面子も各々のブログでコメントを残しています。


さて。


主に騒動になっているのは、豊崎愛生嬢の同棲疑惑。


あえて詳しくは記載しません。私も当該の記事を読みましたが、証拠写真が多数掲載され、記載された文章についても、筋が通っていないこともなく、信憑性はそれなりにあるように感じました。


まぁ、その同棲疑惑の真偽はともかく。


私が問題にしたいのは、掲載された写真が盗撮写真であること(まぁスキャンダル写真ですから、盗撮なのは当たり前なのですが)、また、明らかに偶然撮影できたと言うものではなく、張り込んで撮影したのではと言うような写真であること、です。


ネット上ではストーカーだとか何とか言われてますが、まさしくそれですよ。こんな写真を撮られ、いつ撮られるか分からないとなれば、恐怖心を抱き、まともに生活ができなくなるでしょう。


かねてより、私は、「女性声優も恋をするし、それを止めることはできない。しかし、声優側も分からないようにやってくれ」と言ってきました。しかし、今回のケースは明らかにプライベートを暴こう、スキャンダルのネタを掴もう、と言う悪意を感じます。ファンに分からないように努力していたにも関わらず、執拗な付きまといによって、無理やりにプライベートが白日の下にさらされたと言わざるを得ません。


こんなにも、声優側に非がないスキャンダルも珍しいです。


問題のブログでは、豊崎嬢のほかに戸松遥嬢の熱愛についても掲載されていました。こちらも明らかに付きまとい、盗撮したと思しき動画がアップされていました。



ここで一つ疑問が出てきます。


果たして、ここまでやっているのは個人なのだろうか、と言うことです。


個人がここまでして、何か利益があるのか、疑問です。むしろ、裁判沙汰などになる可能性があるなど、リスクが大きすぎます。


そこで、頭をかすめるのは、ネット上でも言われていることですが、別業界からの妨害策ではないか、と言うこと。


近年、アイドルとアイドル声優の垣根と言うのがだいぶ取り払われ、今やアイドル声優の方がCDセールスや興行的にも収益を上げている節すらあります。


それを疎ましく思うアイドル業界の関係者がいても不思議ではありません。芸能界にはびこるパパラッチを上手く使いこなして、「アイドル声優=スキャンダル」という図式を組み立て、イメージダウンをさせようとしていると思うのは考えすぎでしょうか…。


とはいえ、これはあくまで私の推測に過ぎません。何の根拠もありません。鵜呑みにする方はいらっしゃらないでしょうが、念のため。


ただ、撮影のやり口が素人ではなく、プロのやり口に見えてしまうことから、そういう推測が頭をかすめてしまうのです。



この騒動で、スフィアのメンバーはブログの更新を当面休止せざるを得ない状況に追い込まれました。


ファンに向けての情報発信の場である公式ブログがこのような形で休止に追い込まれるのは残念です。


女性声優のプライバシーが守られる、ごく当たり前の生活が出来るように声優業界も何らかの対策を打つべきなのかもしれませんね。


今回の騒動は、声優さん方が非常に気の毒です。


我々ファンは改めて、「声優も恋をする」と言う当たり前のことを再認識する必要があると思います。これさえ認識出来ていれば、このような騒動は起きないはずですから。


以上、私見でした。

1か月ぶりの更新です。


さて。前回、鈴村健一氏と坂本真綾氏の結婚に関して、鈴村氏の女性ファンがネット上で大暴れしたと言うネタを書きましたが、今度はまさにその逆。女性声優の男性ファンがネットで大暴れする事件が起きてしまいました。(以下、敬称略です。)


今度の騒動を端的に述べると、「けいおん!」の中野梓役や、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」の高坂桐乃役で知られる、竹達彩奈の男性との2ショットプリクラが流出し、それを見た男性ファンがネット上で大暴れした…と言うものです。


大暴れの内容と言うのは、


① ネット上で暴言を吐く

② 竹達の写真を傷つけた写真をアップする

③ 中野梓のフィギュアや絵を傷つけた写真をアップする


とまぁ、女性声優のプリクラ流出ネタでは定番とも言える感じのものです。


取り立てて、わざわざブログで取り上げるほど珍しい事象ではないのですが、思うところがあり、今回筆を執るに至りました。


①・②については、暴れているバカを庇うわけではありませんが、まぁまだ理解ができます。


決してこれらの行為を肯定しているわけではありません。竹達のブログにまで押しかけ、コメント欄を閉鎖に追い込んだりなど、目に余る行為には憤りを隠せません。


自身に向けた暴言や、自身の写真がナイフなどで切りつけられている写真を見て、竹達本人がどう思うか、と言うことを考えない短絡的な行動には、怒りを通り越して呆れすら感じます。


とは言え、自分が「偶像」として追い求めていたアイドル声優の「現実」を見せつけられて、ショックと嫉妬の余りに愚かな行為に及ぶことは理解できないこともありません。



ただ。



私が、目撃した愚行の中で、もっとも許せなかったのは③。竹達演じる中野梓までも、竹達と同一視し、愚行を行っているのは理解しがたく、憤りもひときわでした。


そもそも、竹達彩奈と言う3次元の声優は、中野梓と言う2次元の女子高校生と同一の存在ではありません。(当たり前ですね。)


竹達彩奈は、自らの声をアニメーションに吹き込み、「中野梓」と言うキャラクターを演じ、「けいおん!」と言うアニメーション作品を構成しているに過ぎません。


それなのに、なぜ中野梓と言う架空の女子高校生は、「豚にゃん」「ビッチ」「嫁からセフレへ格下げ」などど暴言を吐かれなければならないのでしょうか。


2次元のキャラクターの人権が侵害されるとか、東京都の某施策のようなことを言いたいわけではありません。


ちょっと乱暴な言い方かもしれませんが、「竹達彩奈」が暴言を吐かれたとしても、「竹達彩奈」が傷つくだけです。


しかし、「中野梓」が暴言を吐かれると、演じた竹達はもちろん、中野梓ファン、「けいおん!」ファン、「けいおん!」の製作スタッフ…。それに関わった全ての人を傷つけることになります。


要約すると、


「2次元のキャラクターに罪はない」


と言うことです。


批判や反論は多々あるかと存じます。私がネットで見た中には、「竹達のせいで梓の声を聞くだけで騒動を思い出し、トラウマになった。どうしてくれる」などと言う意見もあり、確かに竹達の行動によって、キャラクターのイメージが損なわれたと思う人がいることも事実です。


しかし、暴論と言う批判を承知であえて言います。


たとえば、2次元のキャラクターAが作中で殺人を犯したとします。では、その演者Bは現実世界でも「殺人犯」呼ばわりされなければならないのでしょうか?普通は、作中のことと現実世界のことは分けて考えますよね。


逆もまた真なりではないんでしょうか。


演者Bが現実世界で殺人を犯したとしても、B演ずるキャラクターAは「殺人犯」呼ばわりされる筋合いはないはずです。


しかし、残念なことに最近は、演者とキャラクターを同一視してしまうファンが多い(竹達の愛称の一つ、「あやにゃん」からしてもその傾向がうかがえる)ため、とりわけ、現実世界の出来事を2次元のキャラクターに当てはめて考える人が多いので、今回のように罪なきキャラクター、ひいてはその作品に携わった者全てが傷つけられる事態になってしまうのでしょう。



まさに愚の骨頂です。



そして、何度も言うようですが、アイドル声優とて人間。恋もすればセックスもします。いい加減、(一部のですが)アイドル声優ファンは、その現実を受け入れるべきだと思います。可愛い女の子に彼氏がいるのは自然の摂理と、思うべきです。彼氏がいればセックスもするでしょう。人間ですから。受け入れられないなら、声優ファンはやめて、それこそ2次元のキャラクターにのみ興味を向けるべきです。


無論、アイドル声優側も夢を売る商売なのだから、見つからないようにする努力は必要だと思いますけれどね。



私も、竹達彩奈の声やキャラクターが好きです。ビジュアルのレベルも高く、逸材だと思って注目してきました。今回の騒動は彼女の前途を汚す形になってしまい、残念ではありますが、知らなかった一面が見えたに過ぎません。平野綾の言葉じゃないですが、


「恋をしたことのない人間が、恋愛シーンを演じられるわけがない」


彼女のこれからの、声優としての成長を楽しみにしたいと思います。


そして何より、私は中野梓ファン。罪のない梓が傷つけらるのは耐えられません。梓は梓であり、竹達彩奈ではありません。愚行を行っている人間は、今すぐ行動を悔い改めるべきです。



以上、竹達騒動に見る、声優とアニメキャラクターの同一視に関する考察でした。乱文長文、お目汚し失礼いたしました。

5か月ぶりの更新です。


わたくし事ですが、このたび車掌試験に合格しまして、車掌になるための研修を受けることとなりました。


駅員生活に別れを告げ、「乗務員」と言う未知の世界へ飛び込んでいくことになりました。


今度は、直接的に電車・列車の運行に携わり、お客さまの命をお預かりする立場になるので、今まで以上に仕事に真剣に取り組んでいきたいと思います。



さて。


最近の声優に関する話題について述べていきたいと思います。(以下、敬称略です。)


つい先日ですが、鈴村健一と坂本真綾の結婚がヤフーニュースのトップに出ていて、色々な意味でビックリしました。


「DESTINY婚」と称する動きもあるようですが(「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」において、鈴村がシン・アスカを、坂本がルナマリア・ホークを演じていたため)、まぁ、とかく声優同士の結婚においては外野が非常にうるさくなるケースが多いですね。


私個人としては、非常におめでたいことだと思っていますし、幸せになっていただきたいと思っております。


ただ、一部のファンが暴走しているという現象が発生しています。


今回は、真綾ファンというよりも、鈴村の女性ファンが暴走している感がありますね。


以前、宮野真守が結婚を発表したときもそうでしたが、一部の女性ファンが結婚相手への罵詈雑言をネット上に掲載するなど、大荒れになっているようです。


もちろん、これらは女性ファン特有の現象と言うわけでなく、女性声優の男性ファンも、きっかけさえあればこのような大荒れ現象を引き起こすでしょう。


個人的に、彼ら・彼女らの気持ちも分からないわけではありません。


自分の応援してきた声優が、「自分ではない、違う異性に独占されてしまう」ことが許せなくなってしまうのでしょう。分からない話ではありません。


しかし、本当にその声優を応援しているなら、その声優が幸せになることに対して、なぜ疑問を持ってしまうのでしょうか。


所詮、アイドルやアニメのキャラクターと一緒で、その声優を自分が独占することなどありえないのです。(まぁ、2次元のキャラクターではないので、「絶対に」ないとは言えないですが、よほど声優業界にコネクションがあるとかでない限りは、まずあり得ないと言って差し支えないでしょう。)


にも関わらず、「誰かのモノになってしまうのは嫌だ!」と言うのは、エゴだと思います。しかも、今回の結婚に関しては、スキャンダル的な要素は皆無であり、当人たちもしっかりとブログなどで、ファンに報告をしています。何も責められるべきことはありません。


エゴが過ぎた、一部の人の言動のおかげで、オタクの品位が貶められる結果になってしまっているのは、一声優オタクとして嘆かわしいことだと思います。



さて。



続いては、平野綾の事務所退社についてです。


先日、平野綾が所属する事務所(スペースクラフト)を退社する、と言うニュースがヤフーニュースに出ていましたね。


当の平野もブログ上で正式にファンに向けて報告をし、退社する経緯、そして、新事務所へ移籍する旨が述べられていました。


まぁ、声優業界で、事務所を移籍することは日常茶飯事ですし、現代は一部の人気声優による事務所からの独立が相次いでいるので、さしてここで取り上げるほどのことではないように感じます。


しかし、今回の退社についての流れが実にキナ臭いので、色々勘ぐってしまう節があったので、あえて取り上げてみました。


思い起こせば、ベストアルバムの発売のあたりから、キナ臭い感じはありました。


事務所側の主張と、平野自身の主張の相違が取り上げられ、話題になりました。このあたりから、平野綾の「歌手」としての活動はなくなり、アニメへの出演も極端に減り、増えていたはずのテレビへの出演も減っていきました。


アンチなどからの、「声優を遂に辞めた」、「元・声優の平野綾」などの声がどんどん大きくなり、平野自身もテレビで過激な恋愛トークを展開し、ファンの神経を逆なでするようなことをやらかしていました。


そんな中、BUBUKAにいわゆる「ニャンニャン写真(全裸で男性とキスしている写真など)」がスッパ抜かれ(本人かどうかの確証が取れているわけではないのですが、写真を見る限りは本人に見える)、ネット上が騒然となりました。


それから、2週間弱でこの事務所退社の話。これだと、スペースクラフト側が暗にBUBUKAの写真が本人であることを認め、クビにしたように見えなくもないですね。


色々と疑問はあるのですが、BUBUKAに写真を流したのは誰なのかと言うのが最大の疑問ですね。


スペースクラフトが平野と手を切るためにあえて流出させたとか、平野と付き合っていた元彼氏が怨恨で写真を流出させ、平野の失脚を目論んだとか、色々勘ぐってしまいます。


どれも、証拠があるわけではなく、あくまで推論に過ぎません。


が、いずれにしろ、今回の騒動は、「声優・平野綾」としてのイメージを台無しにしたことは間違いありません。


もともと、アイドル声優はファンによる「処女信仰」が旺盛で、特にハタチ前後の女性声優に対する「処女信仰」は相当なものです。


女性声優を「処女」と思いこみ、色々と妄想を含めて応援しているオタクは相当数いると推測されます。だからこそ、女性声優のスキャンダルには敏感で、「手をつないでいた」「路チュー」「ホテル(マンション)から男と出てきた」などの情報があると、発狂し、猛烈なアンチへと変貌したりします。


現代の若手の女性声優のビジュアルはかなりレベルが高く、アイドルと遜色ない人も少なくありません。


だからこそ、「処女」であると考えること自体、愚かだと言わなければなりません。


可愛い女の子がいて、周囲の男が放っておくはずがありません。声優になるまでは処女だとしても、共演者やスタッフ、スポンサーなどが果たして放っておくでしょうか?声優になる以前に、もうとっくに経験済みの可能性もあります。


そもそも、その人が性経験があるかどうかを論議すること自体が、バカバカしいと思います。


私もそうですが、オタクと言うものは非常に独占欲が強いところがあります。だからこそ、自分の好きになった女性声優は「処女」でないと嫌だ!と言う考えを持ってしまうんでしょう。(私もそういう考えに流されそうなところはあります)


声優だって人間です。恋もすれば、性行為もするでしょう。それを外野がとやかく言うのは間違いだと思います。


ただ、「夢」を売ると言う部分が強い商売である以上、声優側もファンには分からないようにやって欲しいところですね。お互いに、知らない部分・分からない部分があった方が幸せだと思います。


ちょっと、話題がそれましたが、平野綾はイメージが台無しになり、今は人気も下火、踏ん張りどころです。


「天使のしっぽ」の頃、平野が中学生の頃から見ていた者としては、このどん底の状態から何とか頑張ってほしいところではあります。


ただ、今回の件に関しては、私もかなり残念というか、呆れてしまうところもありました。スッパ抜かれるような写真を撮っていたことに失望感を覚えてしまったことは事実です。


今後、どうなっていくのか、推移を見守りたいと思います。



と言うわけで、今回はこの辺で。

3月11日に、東日本を襲った大規模な震災で、亡くなられた方ならびに被災された方にお悔やみとお見舞いを申し上げます。


私は地震発生時、駅において勤務をしておりました。


私の勤務する駅も、かなり揺れました。その日一日、私の勤める会社の路線は終日運休となり、それ以降も計画停電などで運休や間引き運転などが発生し、いつも通りの勤務が出来ず、体力的・精神的にも辛い日々が続いています。


とは言え、私の勤務する会社の仲間の中には、未だ安否が確認されていない人もいると聞きます。また、路線の復旧のために、必死で働いている仲間がいることを考えると、停電くらいは大したことはないのかもしれません。


今、私に出来ることは、与えられる業務を精一杯やり、少しでも会社を立て直していくことだと思います。


復興はまだまだ先ですが、一鉄道員として、世の中のために尽くしていきたいと考えています。



さて。


それでは本題に入らさせていただきたいと思います。


去る3月5日に第5回声優アワードの授賞式が挙行されました。本当は、もう少し早くこの件について、記事を書こうと思っていたのですが、震災の影響がありまして、今日まで延びてしまった次第です。


私は、第1回から受賞者の予想というものを行ってきました。


今回についても、女優賞について予想をしました。私の予想は以下の通りでした。


[主演女優賞] 竹達彩奈

[助演女優賞] 花澤香菜

[新人女優賞] 早見沙織・悠木碧


これまで、私は女優賞の予想を大きく外したことはありません。第4回については、ズバリ的中させました。


しかし、残念なことに、今回は大きく外してしまいました。


その外した理由についての考察は後にして、とりあえず、今回の受賞者を紹介したいと思います。(敬称略)

※女性声優へのコメントが圧倒的に多くなりますが、何卒ご了承ください。



[主演男優賞] 該当者なし

[主演女優賞] 豊崎愛生


[助演男優賞] 岡本信彦・中井和哉

[助演女優賞] 新井里美・伊藤かな恵


[新人男優賞] 内山昂輝

[新人女優賞] 金元寿子・佐藤聡美


[歌唱賞] 茅原実里

[パーソナリティ賞] 豊崎愛生


[特別功労賞] 野沢那智

[功労賞] ささきいさお・鈴木弘子・矢島正明


[シナジー賞] 名探偵コナン(高山みなみ)

[富山敬賞] 小山力也

[海外ファン賞] 沢城みゆき

[キッズファミリー賞] 竹内順子

[高橋和枝賞] 田中真弓



今回大きく注目すべきは、主演男優賞が賞の創設以来、初めて「該当者なし」となったことでしょうか。


個人的にも、確かに該当する人はあまり思いつきませんが、強いて挙げるなら下野紘や中村悠一なんかは受賞の対象として、アリだったかもしれません。



主演女優賞は、豊崎愛生が受賞しました。竹達嬢を予想した私ですが、竹達嬢でなければ、おそらく彼女だろうとは思っていました。


豊崎は、個人的に声質がとても気に入っている声優です。私が彼女の声に初めて触れたのは、「みなみけ」の吉野役でした。やわらかい声質で、ほわっとした感じの少女の声によく合うな、と言うのが第一印象でした。逆を言えば、天然系やおっとり系の役しか出来ない声だ、と感じました。


しかし、吉野役でも発揮されていましたが、かなりの声達者で、影のある声やセクシーな大人の女性の声も出せる演技派と言うことに後に気付かされました。


社会現象にもなった、「けいおん!」のヒロイン・平沢唯役で一躍人気声優の階段を駆け上ることになりましたが、今後は、唯のようなほんわかキャラだけでなく、違ったタイプのキャラクターをどんどん演じていって欲しいと思います。「フラクタル」のミーガン役は、最初に聞いた時は気がつかなくて、スタッフロールを見て驚愕しました。ああいう、大人の女性役をもっと聞いてみたいと個人的には思います。



助演男優賞は、岡本信彦と中井和哉の二人。


岡本は、個人的には「明日のよいち!」の烏丸与一役や、「迷い猫オーバーラン!」の都築巧役、「夢色パティシエール」の樫野真役のように「主役」の印象が強いのですが、公式サイトの受賞理由を見ると、「会長はメイド様!」や「バクマン。」、「とある魔術の禁書目録Ⅱ」などのサブキャラクターの演技力を買われての受賞のようです。


羅列された作品は、残念ながらどれも未見のため、論評に困るのですが、彼の声は、王道の「少年主人公」声とでも言いましょうか、正統派のヒーローボイスだと思います。


女性がやるような少年よりは、大人な感じの少年(高校生くらい?)の声にピッタリです。2枚目から3枚目までこなせる、若手男性声優のホープと言っていいでしょう。



中井は、「ONE PIECE」のロロノア・ゾロ役で有名な声優。特徴的な声質で、どんな役柄を演じていても、すぐに中井と分かる、あの独特のハスキーボイスに酔いしれる女性ファンは多いことでしょう。


残念ながら、私は彼の出演作品にあまり触れたことがないのですが、聞けばすぐに彼と分かります。最近は、夕方のワイドショーなどでナレーションも担当しており、ますます活躍の場を広げておられます。



助演女優賞は、新井里美と伊藤かな恵の二人。


新井は、「とある科学の超電磁砲」の白井黒子役で有名な声優。どこか癖のあるあの声は、確かにサブキャラクター向きと言えます。


公式サイトにもある通り、「オオカミさんと七人の仲間たち」のナレーションは本編の役者を食うインパクトの強さでした。「生徒会役員共」の畑役も登場回数はさして多くないものの、インパクトは非常に強く、出演したことを視聴者に強烈に印象付けることが出来る声の持ち主だと言えます。


ただ、一つ申し訳ないながら書かせていただくと、ロリキャラをやってもおばさんっぽい声に聞こえてしまうのが残念と言えば残念(笑)。


伊藤は、助演男優の岡本と同様、主人公を多く演じているイメージが強いのですが、今回は助演での受賞となりました。


彼女の特徴を一言でいえば、「王道の元気少女声」ですね。明るいソプラノの声は、元気な美少女を演じるのにピッタリの声。ツンデレも良く似合います。


公式サイトの受賞理由に挙げられているのは、「神のみぞ知るセカイ」のエルシィ役と「侵略!イカ娘」の長月早苗役。エルシィは、伊藤の声が一番しっくりくる天然系元気美少女で、聞いていてとても安定した芝居をしている印象でした。早苗は、ちょっと変態チックなハイテンション美少女でしたが、こちらもコミカルな芝居がとても好印象でした。


個人的にもとても好きな声質をしておられるので、今後も一層の活躍を期待しているところです。元気な美少女声もいいのですが、クールな美少女声などを、もっと聞いてみたいと思います。



新人男優賞は、内山昂輝。


大変申し訳ないのですが、彼の出演作品をほとんど見たことがないので、論評ができません。最近ようやっと「IS<インフィニット・ストラトス>」の織斑一夏役で彼の声を聞いたところなので…。



新人女優賞は、金元寿子と佐藤聡美の二人。


金元は、言わずと知れた「侵略!イカ娘」のイカ娘役。「~じゃなイカ」「~でゲソ」のセリフは、ネット界を中心に流行語になりました。


天真爛漫なキャラクターとでもいいましょうか、ピュアな少女の声がよく似合います。


イカ娘もそうですが、彼女の実質的なデビュー作「ソラノヲト」のカナタも非常にピュアな天真爛漫とした少女で、カナタがあったから、イカ娘につながったのかな、と個人的には思っています。


ただ、逆に言えば、方向性に偏りがあると言うこと。今後、もっと影のある(暗い)キャラクターであるとか、今までと違う方向性も開拓しないと、消えて行ってしまうかもしれません。今後の伸びに大いに期待したい声優です。


佐藤は、聞かない日はないと言うくらい、色々な作品に出演していたイメージがあります。


線の細いキャラクター、どちらかと言えばかよわい美少女役を得意とする感がありますが、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」では、のんびりおっとりした田村麻奈実を演じ、「けいおん!」では今までのイメージを覆すような快活な田井中律を演じ、役者としての幅の広さを見せつけてくれました。


その声質から、子ども向け作品にも顔を出し、あらゆる層に受け入れられる声なのかな、と思います。


個人的には、男の子なんかを演じてみると、また新たな方面が開拓されるのかな、と思っています。



歌唱賞は、茅原実里が受賞。


美しく、透明感のある歌声が特徴的な茅原。声優界でも1、2位を争う歌唱力の持ち主だと思っています。


公式サイトの受賞理由のところにもありましたが、「涼宮ハルヒの消失」では長門有希役を演じるとともに、主題歌「優しい忘却」をア・カペラで歌い上げ、多くの視聴者に感動を与えました。


武道館ライブも達成し、「歌手」として大きく飛躍を遂げた2010年でした。今後、声優として、歌手としてどのように活躍していくのか、非常に楽しみな声優です。



パーソナリティ賞は、豊崎愛生が受賞。主演女優と2冠です。


彼女独特の温かみのある喋りが、視聴者の心をつかんだものと思われます。役とは違った、素の「豊崎愛生」の声、そして特徴的な笑い声は、確かに魅力的だと思います。



と言うわけで、主要な受賞者を見てきましたが、予想は外しましたが、納得の行く結果だったと思います。(残りの賞についてのコメントは割愛させていただきます)



さて。


ここで、私がなぜ今回の予想を大きく外したか、推察してみることにします。



まず第1点は、自分の贔屓の声優を推し過ぎたことだと思います。


竹達嬢にしろ、花澤嬢にしろ、悠木嬢にしろ、私が贔屓にしている声優です。すると、まぁ、必然的に彼女らが出演する作品を視聴する機会が多いわけです。


それによって、彼女らが「多数の作品に出演している」と錯覚を起こし、また、広く視聴者に受け入れられていると勘違いをしてしまったんでしょうね。


客観的な評価ができなかったことが、敗因の一つだと考えます。



第2点として、視聴作品の評価が思った以上に高くなかったことが挙げられます。


私が竹達嬢を主演女優と予測したのは、「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」「えむえむっ」で主役を張り、なおかつ「俺の妹~」に関しては、アニメファン層での人気が非常に高いだろう、と思ったからです。


しかし、思ったよりは「俺の妹~」の人気が高くなかったようで、今回「俺の妹~」の出演者からは、佐藤聡美のみの受賞でした。花澤香菜も、早見沙織にも、「俺の妹~」に出演し、人気のあるキャラクターを演じていました。しかし、選外と言うことは、やはり想像よりも作品人気が高くなかったと結論付けざるを得ません。


まぁ、第4クール放映作品と言う、投票終了時期に近かった作品と言うことも考慮の余地はあると思いますが、同クール放映の「侵略!イカ娘」のイカ娘役の金元寿子が受賞していることを考えると、そこまでの理由にはならないと考えられます。


結論的には、第1点に近いところがありますが、作品の人気具合を冷静に分析できなかったことが敗因でしょう。



今回は大きく外してしまいましたが、今回予想した4名の女性声優は、十分今後受賞が予想されます。来年度の受賞を大いに期待したいと思います。



それでは、長くなりましたが、今回はこの辺で。

このブログは、しがない鉄道員をしている私・真弓威助が声優さんに関することについて、思ったことや感じたことを徒然なるままに記述していくブログです。


飽くまで私の主観に基づく、大多数の意見の中の一つの意見であると捉えていただけると嬉しいです。


また、私は男であるので、必然的に話題は女性声優に偏りがちになることもあらかじめご了解ください。


なお、文中で声優さんの名前は基本中に敬称略となっております。



さて。


今回は最近の声優の活動について少し取り上げたいと思います。


最近の声優は活動の幅が非常に広くなってきています。本職であるアニメや洋画の吹き替えだけでなく、歌手活動、テレビや舞台への出演、写真集やイメージビデオの発売…など枚挙に暇がありません。


私個人としては、声優が色々な方面へ活動の場を広げることは良いことだと思います。


しかし、一部の人からは声優があまりに表舞台に立ちすぎることや、本業の演技以外の活動に勤しむことを快く思わない人も多いと思います。



ここ数年で、声優はかなり「アイドル化」したと思います。


特に女性声優においてはその傾向が顕著で、若い女性声優はアイドル並みのビジュアルを要求されている雰囲気があります。


第三次声優ブームのあたりから、ビジュアルレベルの高い声優がCDを発売し、オリコンチャートの上位にランクインするなど、現在の声優事情の礎が出来上がっていたように思います。


そして、2000年代に入り、堀江由衣、水樹奈々といったビジュアルと歌唱力を兼ね備えたいわゆる「アイドル声優」の人気が爆発し、声優のオリコンチャートランキング1位獲得や、単独声優名義での武道館ライブの開催など、もはや日本の音楽シーンに影響を与えるまでになりました。


アイドル化と同時に、「低年齢化」も進んでいるように思います。


中高生でデビューするのは珍しくなくなり、小学生でデビューすることも見かけるようになりました。


現在の声優界を担う若手声優で言えば、明坂聡美、沢城みゆき、長谷川静香、悠木碧など、中高生でデビューして活動している例は本当に珍しくなくなっています。その多くは子役出身者であり(沢城みゆきなど例外もありますが)、子役から声優へ進むケースも多くなっています。


そんな、中高生デビュー組での出世頭は間違いなく平野綾でしょう。


2001年に「おとぎストーリー 天使のしっぽ」のサルのモモで声優デビュー。当時14歳の中学2年生でした。


私がアニメや声優にハマるきっかけとなったのが先述の「おとぎストーリー~」であり、声優オタクになった原因の一つが、平野綾の当時のビジュアル写真でした。


彼女は私と学年が1コ違い(私の方が上)であり、同世代の美少女があんなに可愛い声で、二次元の可愛い女の子の声を充ててるのか!と衝撃を受けたものです。


「おとぎストーリー~」が終了後、彼女はしばらく私の目につくところにはおらず、私も軽く忘れていました。


ところが。


ある日突然、彼女と再会しました。言わずもがな、彼女の出世作「涼宮ハルヒの憂鬱」です。


私自身は、大学に入ってしばらくはアニメ・声優から離れていたのですが、彗星のごとく現れた「涼宮ハルヒ」によって再びこっちの世界に戻ってきてしまいました。


18歳になっても、彼女は黒髪の美少女のままであり、その可愛らしい普段の雰囲気とハルヒの声とのギャップにファンが急増、あっという間に声優界のトップアイドルに上り詰めました。


しかし、ファンが増えると比例してアンチも増えていくというもの。ハルヒ出演当時は「猫かぶりキモい」などと中傷されていました。


ハルヒが終わって1年もすると、彼女の容姿に変化が。トレードマークだった黒髪を茶色に染め、あっという間にギャルのようなカッコになってしまいました。


アンチは増大し続け、いきなりギャルっぽくなったことに反発した元ファンなどから、「デコビッチ」などと罵られることも多くなりました。


声優界でも類を見ないほどファンとアンチがはっきりと分かれることになりました。


その後も彼女はイメージビデオの発売、トレーディングカードの発売、CSで冠番組に出演、少年誌のグラビアなど、もはや「アイドル声優」ではなく「アイドル」といった活動が増えてきました。


最近は、テレビのバラエティー番組に出演し、自分の恋愛観を語りファンがネット上で大暴れするなど、身の回りがバタバタしている印象を持ちます。


テレビへの出演が増えている一方、本業であるアニメへの出演は次第に減少。秋アニメにいたっては1本もレギュラーがなく、彼女の「私は声優であり、声優であり続ける」という旨の発言を疑問視するファンも多くなってきています。



私は、彼女の進んでいる道を「間違っている」とは言いません。


確かに、現状は彼女の「自分は声優」発言と矛盾しています。しかし、彼女は新たな声優の道を拓いているようにに思うのです。


声優は、一昔前は「俳優・女優に劣るもの」的な風潮があり、決して地位が高いものではありませんでした。


そんな中、声優がバラエティー番組やテレビドラマ進出しました。その第1号は山寺宏一でした。彼に続く第2の声優、それが平野綾なのではないのでしょうか。


彼女は「アイドル声優」から「アイドル」「女優」「歌手」色々な道へ進めることを身を持って示しているのでは、と考えるのは些か買いかぶり過ぎでしょうか。


彼女を批判するのは簡単です。私も一声優オタクとして、時たま彼女の仕事に疑問を覚えるときもあります。


しかし、パイオニアとはいつの世も批判されるものです。彼女の今後の活動を少し、見守ってあげることが必要なのではないかと、私は考えます。一声優オタクとして、声優そのものの地位向上や、声優ファンの社会的地位の獲得を望んでいます。


まだ、声優はアンダーグラウンドの存在です。ようやく、表の世界への光が見えてきたところです。


その道を拓いている平野綾を、私は今後も見守ってみたいと思います。