8月14日(金)は、下北沢offoffシアターさんにて、MJP vol.2『放浪の牛』のBキャスト公演を観劇。

 

 劇団居酒屋ベースボールさんの本川迅さんがプロデュースの舞台です。
 本川迅さんは、コーラ売りのお爺ちゃん役でも、ご出演されています。

 舞台上には、カントリーテイストな車が1台だけというシンプルなセット。

 
(開演前は撮影OK)

 全篇に流れるカントリーミュージカルが心地良く、冷えたコカ・コーラが印象的に使われており、暑い夏、喉が鳴ります。

 物語は、ギュウ(大橋繭子さん)とミルク(石渡菜々子さん)のロードムービー。
 車の旅を通じて、様々な人々と出逢い、気づいていく、ハートウォーミングなお話しです。

 脚本は、えのもとぐりむさんで、「人間の亜種」というセリフが入るなど、ぐりむさんっぽさも、垣間見えます。

 舞台上、車のセットと言えば、演劇集団キャラメルボックスさんの舞台『流星ワゴン』を想い浮かべますが、木製のセットにもかかわらず、ドアを閉める際に、良い音が響きます。

 兎にも角にも、ギュウ役の大橋繭子さんとミルク役の石渡菜々子さんのお二人の空気感がとっても素晴らしい作品。

 どことなく永作博美さんにも似た雰囲気のある大橋繭子さんの笑顔がステキで、子役の石渡菜々子さんのお芝居のスキルの高さに驚きです。

 

 舞台『放浪の牛』は、8月16日(日)まで。配役の全く異なるAキャスト&Bキャスト公演があります。

 上演時間は、1時間20分です。

(りょう)