妊娠判明から死産までの記録24【向空の誕生した日が終了】
向空が連れていかれて、私達は部屋を移動することになった。
初めに案内された部屋とは違う大きな部屋。
新生児室からも離れている。
部屋が二つあったんだけど、もう一つの部屋は院長の仮眠したりするのに使ってる部屋らしい。
きっと病院の中で一番高い部屋だったんだろうなぁ・・・。
移動したときに看護婦さんがいて病院からもらえる持ち帰り用の荷物をもらった。
でも中には哺乳瓶とかが入ってて・・・・
看護婦さんが私の目の前で荷物を選んで抜いてた。
抜かれていたものは、もちろん元気な赤ちゃんなら使うものばかり・・・。
なんで・・・私の目の前で??
辛かった・・・。
しばらくして旦那の両親が部屋に入ってきた。
2人とも優しい笑顔をしてた。
ベットで寝てる私の横に姑サンがきて
頷きながら手を握った。
私は
「スミマセン。。。」
と言った。
少し会話をして、すぐに帰ってしまった。
旦那は今日も病院で泊まってくれる。
2人でテレビを見ながら話した。
こんなにゆっくり会話するなんて久しぶりのような気がした。
23時すぎ・・・
出された睡眠薬を飲んだらすぐに意識がなくなった。