妊娠判明から死産までの記録⑱【出産がこわい】
バルーンを入れて、部屋に戻ってきた。
すっごい気持ち悪い。
歩きにくい・・・。
部屋で旦那が待ってた。
この日の記憶がこれからほとんどなくって・・・
旦那にこの日の事を聞いてみたら
旦那が仕事の途中で抜けてきたので、少し仕事を片付けるためまた仕事にもどっていった。らしい。
覚えてないな・・・。
確か友達に電話した。
この日に一緒にUSJにいくはずだった友達に。
事情は先に説明してたけど、ゆっくり話すのは初めて。
電話の向こうで友達が暗かったから、なんか私が元気に話してたような気がする。
何人かの友達にメールで連絡した。
何も知らずにたまたま連絡があった友達が2人もいた。
虫の知らせ
ってやつなのかな。
明日の出産がすごく怖かった。
自分がかわってしまうんじゃないか・・・
それがすっごい怖かった。
出産が怖くてしょうがなかった。
人生が明日全てかわってしまう感じがした。
とにかく怖かった。
気持ちを落ち着かせるために、太陽の声をきくために妹に電話したりしてた。
元気ですっごい楽しそうな太陽の声が電話の向こうから聞こえてきて・・・・
気持ちが少しだけ楽になったような気がした。
でもまたすぐに不安はやってきて。。。
旦那が戻ってきた記憶とかない・・・。
でも病室に一緒に泊まってくれたのはなんとなく覚えてる。
夜は睡眠薬がでてて、飲んだらすぐに寝てしまったみたい。
次の日・・・
目が覚めて、天井をみて
夢じゃなかったんだ・・・
って思った。
こういうイヤなことは大体いつも夢で・・・
目が覚めて・・・ホッとして・・・
いつもの日常で・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
違うんだ・・・・夢じゃない・・・・
呆然としてた。
現実なんだ・・・って受け入れたくなかった。
とにかくショックだった。
あの天井をみたときの気持ちは・・・今でも忘れれない。