23日午後10時50分ごろ、愛知県一宮市浅井町尾関、医療法人大雄会病院老人保健施設「アウン」(船越孝施設長)で、入所中の女性(94)が死亡した。死因は急性腎不全だったが、女性の右ひじや右足関節、右前頭部などにすり傷などがあり、県警一宮署は、何者かによる虐待の可能性もあるとみて、司法解剖して詳しく調べる。

 同署や施設によると、20日午後2時半ごろ、女性介護士(27)が軽食を持って、女性が寝ているベッドに行ったところ、体の右半身ですり傷を発見。介護士が尋ねたところ、「誰かにたたかれた」と話したという。21日は普段と変わりなかったが、22日に容体が急変し、午後1時半ごろに施設が110番通報した。

 施設によると、女性が入所していた部屋は4人部屋で、介護士が女性の外傷を発見した当時は、2人がベッドに寝ていたという。女性は07年から施設に入所しており、簡単な会話はできるが寝たきり状態だったという。

 施設は24日朝に会見。「女性は寝たきりのため、転落したり自分で傷をつけた可能性は薄く、第三者による行為と判断している」と説明した。この施設では、見舞客は、名前などを聞くだけで署名などは必要なく誰でも自由に出入りできるという。施設は今後、職員に聞き取り調査を行い、対策を検討していく方針。【渡辺隆文】

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