共謀罪が閣議決定されたことでマスコミが大騒ぎしていますな。


何が対象で何が問題なのか?


テロという行為が画一的なものとして明文化できないことが一番の問題だと、何故、誰も説明しない?


「勝てば官軍」となる革命行為を否定しないと、アメリカや中国を筆頭とする独立戦争や革命で誕生した国家は全てテロで成立した国家となってしまうということがあり、例えば北朝鮮のような独裁国家で国民がクーデターを起こしてもテロになるということ。


問題なのは、テロが一般市民を巻き添えに行われることであり、何かしらの行為を未然に防ぐためには、対象となる行為を何十倍もの広さでカバーするような想定を作らなければならず、それでは立法文書として甚だ不適格なものとなる。


対象として、捜査、逮捕が行われても、それを訴追し裁判を行うのは別の機関であるから、そこで有罪無罪の判断を下せば良いことであり、初めに構成要件を限定し過ぎると法の持つ意味を失ってしまう。


例えば、ネットで共謀してOLを強盗目的で殺害した人間が、テロ共謀罪に引っ掛かる一般市民だというなら、それに何か問題はあるのか?


一宗教法人が引き起こした、オウムの殺人事件をテロとして対象にすることに、何か問題でも?


マスコミよ、事件が起きなければ動けない警察を責めるならば、予備段階を犯罪とする法律を制定しなければ動けないということを報道した上で、今回の立法に至ったと報道せよ


ストーカー事件でもそうだ・・・動けるように法整備をすれば、多くのストーカーとしての自覚のない人間が裁かれることになるが、それだけのことをしなければ未然にふせぐことなど出来ないということを説明する責任は公共報道機関としてあるはずだと思う。