9・11から10年、東日本大震災から半年・・・。


節目と言えば菱目なのかも知れませんが、被災者の方々や被害者の方々、被害者のご遺族の方々にとっては、節目など無く、ずっと続いている時間の中におられるのを、テレビのニュースを見ていて感じました。


そのような放送をしていて、「半年を過ぎても被災者の方々は、厳しい現実の中にいます。」とか、「10年たっても、ご遺族の方々は、辛い思いの中におられるようです。」とか、コメントを述べている、アナウンサーを漠然と見ていて、疑念を抱きました。


そもそも、そのコメントにに結ぶような、取材と編集された放送、それは事実の一側面でしかないのに、さも、それが全てであるかのように放送している、ニュース番組。


ニュース番組とバラエティ番組は、分けて、知らせる権利を主張するなら、私達の取材で得た事実はこれなのです。


だけで、数字とか、目に見えるハッキリとした物だけを、知らせて欲しいと思いました。


アメリカでは、人種差別が寝強い上に、今は、宗教差別でイスラム教の方々が、差別を受けていると聞きます。


でも、イスラム教だって、宗派が分かれているし、キリスト教だって、分かれていて、それを、ひとまとめにキリスト教とイスラム教に区切ってしまう、感覚こそを、是正しなければいけないと思います。


宗教に関係なく、優しく、思いやりのある人は、数多くいるのですから、人を見て欲しいと思うのです。


だから、ニュースは事実を事務的に伝え、考えるのは受け取り側にまかせ、報道バラエティーとは、違う番組作りをして欲しいと思うし、予断を与えて、視聴者の意見を、一方向に引っ張るような行為は、止めて欲しいと思うのです。



原発問題だって、その危険性を認識して反対をすることは、理解出来ますが、その為には、必要な対策や、決めなければならないことが、山ほどあるのです。


反対だけなら、誰でも言えます。


現実を見据え、今、何ができるのかを通り越して、反対だけを叫ぶ行為は、混乱しか招きません。


自分が何かをして欲しいなら、何かをすることから初めてもらえないでしょうか。


そんなことさえ、キチンと報道できない、報道番組なら、害の方が大きいと思うのは、私だけでしょうか?



昨日、原発反対のデモ行進で、渋滞を経験した、おっさんは、


「その行動の方が迷惑だよ!やっても良いから、迷惑にならない所で、やって欲しいと、そして、どうすれば、それが実現できるのか、今すぐ、原発を止めて、失業者が溢れたら、真っ先に、あなたちは、その被害を身に受ける覚悟で、やっているの?」と、訊きたいです。


何の覚悟も無く、言い放っしが、どれだけ、世の中を混乱させているのか、自覚して欲しいと思いました。



政治にも、文句はたくさんあるけど、ここでは、棚上げにしておきます。