皆様今日も遊びに来て下さりありがとうございます!!
週末図書館開館します。
本日の一冊は
海のふた よしもと ばなな 著
私は子供の頃から泳ぐ事が大好きで、海も大好きです。
昨年の夏は誰もいない美しい沖縄の海から昇る朝日を眺め、
子供達と沢山のカラフルな魚を眺めながら漂う事が出来ました。
またあの場所に戻りたいなあ。。。
そんな事も思い出しつつご紹介します。
ふるさとの西伊豆で大好きなカキ氷のお店を開くことにした 主人公まり。
帰省したものの、かつてにぎやかだった故郷の街は、すっかり活気を失くしていた。
街の復興を願う一方で、なれない初めての商売は手探り状態で失敗ばかり。
それでも夢とこだわりを忘れず、小さな露店カキ氷屋をきりもりする毎日。
その夏、まりは母のいいつけで、顔に大きなやけどの跡をもつ、
大切な人をなくしたばかりの女性“はじめちゃん”とひと夏を過ごすことになり・・・。
この本には沖縄の版画家・名嘉睦稔氏の挿画26点が収録されています。
この作品達もまた、ストーリーと融和し美しいのです。
人は、人といることでもっともっと大きくなることがある。
私の出来る事は、私の小さな花壇をよく世話して、花で満たしておくことが出来るという程度のものだ。私の思想で世界を変えることなんかじゃない。ただ生まれて死んでいくまでの間を、気持ちよく、おてんとうさまに恥ずかしくなく、石の裏にも、木の陰にも宿っている精霊達のことばを聴く事が出来る様な自分でいること。この世が作った美しいものを、まっすぐな目で見つめたまま、目をそらすような事に手を染めず、死ぬ事が出来る様に暮らすだけのこと。
それは不可能ではない。だって、人間はそういうふうに作られてこの世にやってきたのだから。
毎日を大切に生きること。
自分らしく生きること。
進むべき道はひとそれぞれ違っていて当然。
流れる時間、流れ方も違う。
自分は自分でいいんだよって優しく、かつ力強く表現されている様に感じました。
自分にとって大切なものを追求する事が怖くなる時、間違っているのではないかと考えてしまう時、また、それがいわゆる大多数、一般的では無い時や中々結果が見えない時は不安になったり焦燥感を感じたりします。
そんな時に、そっと寄り添ってくれる、心に響く一冊であると思います。
雑音に惑わされず
失いたくない大切なものを失わず
心豊かに生きたいな
と思います。
今日も最後迄お付き合い頂きありがとうございます!!
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