声がもっとラクに出せるようになれば・・・。


そんな風に思う人も少なくないのではないでしょうか。


できるようになればかなり夢は広がりますよね(^∇^)


例えば今の100%の力で出来ることが70%の力で出来るようになれば、70%の力で出来るようになった時には100%の力の自分はさらに上がる事になります。そうなれば声や歌で表現できる幅もどんどん広がっていきます。


車で例えるならば、軽自動車で150キロのスピードで走るのと、排気量の大きいスポーツカーで150キロで走るのとでは目に見えるスピードは同じですが、めいいっぱいの力で走っている軽自動車の150キロと、余裕で走っているスポーツカーの150キロでは車体やエンジンにかかる負担がかなり違ってきますよね。

全速力で走る軽自動車・・・余裕で走るスポーツカー・・・当然故障や壊れるのが速いのは負担の大きい軽自動車の方ですよね。


歌手やボーカリストでも同じような事がいえます。


一流のプロの歌手の歌を良く聴くと分かると思いますが、高音の部分でも軽く出ているように聞こえませんか?

だけどボリュームもあるし声量もあるしなんか余裕もあるなぁ・・・


それに比べて一般の人の歌を聞くと1曲を歌うのに一生懸命全力で歌っていて5、6曲も歌えば疲れてしまうような・・・。


一生懸命歌うのはとても大切な事ですが、歌は1曲中のすべての部分を全力で歌うなんて事はほとんどありません。(そういう歌もあるのかもしれませんが(^-^))


またいつも全力で歌っていると喉や身体にかかる負担も大きくて故障の原因にもなります。


100の力があって50の力で歌うのと、50の力しかなくて50の力で歌うのとでは、プロの人達が1フレーズくらい聞けばその辺の実力は分かってしまうでしょう。表現する上で【余裕がある】という事は非常に大切な事なのです。

1曲の中でこの部分は5の力で・・・この部分は90の力で・・・という事ができれば表現の幅がかなり広がっていきます。



プロの歌手やボーカリストは余裕のある中で表現しています。あるフレーズでは最小の力で・・・、サビの部分ではフルパワーで・・・なんて事を当たり前のようにやっています。


素人がプロと同じように歌っても大きな差が生まれてしまうのは、最大値の力の差ともいえます。

(もちろん他にも理由はたくさんありますけど)



歌は余裕のある中で歌いたい。

そうすれば表現の幅も広がっていきます。


では、どうしていけば良いのか。


長くなったので続きは次回で☆



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