１１９番への電話。

つい先日。

別の教室へ向かうため駅前を歩いていると、ご老人の方とご婦人の方との

自転車どうしがぶつかる事故現場に居合わせました

既に私は、朝起きるのが遅かったせいでレッスンに遅刻ぎみ・・・

にもかかわらず、見通しの悪い曲がり角での自転車どうしが衝突

ゆっくりのスピードだったんですがぶつかったご婦人の方は自転車ごと倒れてしまい

歩道で頭をぶつけられました・・

私は見た瞬間ダッシュで駆け寄り、ひざまづいてご婦人の方に声を掛けました！

「大丈夫ですかっッ！？」

「はっ・・・はい。。。」

ご婦人の頭からは、血がタラぁ～・・・っと流れ出ているのをみた瞬間、携帯電話で119番を押しました！

意外と冷静な自分にびっくりしました（笑）

１１９番の電話応対では流石ボイストレーナーの私。

事故のあった事と、場所、女性の頭から血が出ていることを的確にハッキリとした声で伝えられました。

１１９番の方に頭から出血しているのをキレイな布で押さえる事を教えてもらい、すぐさま行動に移します。

しかし。。。

「・・シマッタ・・こんな時に限って、ハンカチ・タオルを忘れてしまっている・・・・・」

私は直ぐに、事故を起こしたもう一人のご老人に

「血を押さえるのに、キレイなハンカチか何か持ってないですかっッ！！」　　と聞くと

ご老人のポケットからボロボロっと超汚い小さめのタオルが出てきました（笑）

冷静な私は、ご老人なので少し優しく

「それは、きたないでしょう～ぅ」と言って、自分のカバンからポケットティッシュを取り出し

出血を押さえてみました。。

ひざまづいて、携帯で１１９番に電話しながらご婦人の頭の出血を押さえている瞬間。。。

（あれ・・！？この感じは何かに似ている・・・あっッ、発表会で緊張する生徒さんの事を気にしながら

ステージのセッティング作業をひざまづいてしている時にＭＣの方がインタビューしてくる時の忙しさだ。。）

と思っていると、近くを通っていた２０代後半くらいの男性が駆け寄ってきて

「消防関係で働いています！手伝います！」　と・・・

１１９番に電話しながら「お願いしますっッ！！」とハッキリとした声で言う私は

少し、救命救急２４時のドラマに出てくる俳優のようでカッコよかったです（笑）

ティッシュで出血を押さえている私は

私：「頭から出血しているんですが、髪の毛でどこから出血してるか解らないんです！」

男：「解りました！何か他に出血を押さえるタオルみたいな物は無いですか？！」

事故を起こしたご老人が無言でさっきのポケットからだした小さめのタオルを差し出しました。

男：「あ。。」　と手に取ろうとして・・

私：「それは汚いからっッ！！！」　

と少しイラっッときた感じの声で言ってしまいました（笑）

直ぐに、ご近所の方がキレイなタオルを持って来てくれてそれで対応できました。

その後、１１９番の方との電話のやり取りで頭から出血されている女性に

意識があるかどうかを聞かれました。

目を開けて、話をしているので

私：「ハイ。意識はありますっッ！！」　

１１９番：「女性の方は何歳くらいの方ですか？！」

意識のあるご婦人の前にひざまづいている私は冷静だったんですが、

この１１９番の方の質問に即答できずに、少し考えてしまいました・・・

・・・だいたい女性と言う生き物は、実際の年齢よりも若く見られたいものである・・・・

見た感じ私の母親と同じくらいだったので６５歳くらいに見えましたが・・・・

私：「・・・４０代から６０代手前くらいです！・・・・」　と。。。。

嘘の情報にもなるようなで、なんだか気が引けるようで・・

ボイストレーナーの私でもなんだか歯切れの悪い声での電話応答（笑）

119番の方がもう1回言ってくださいといわなかったのはセーフです

コレを言った後、女性の顔を見たら少し満足げに見えたような気がします（笑）

事後が起こってから救急車が来るまで、１０分くらいで救急隊員が来て応急処置をしている

間に、さっきの消防関係で働いている男性が救急隊員に事故の事やなんやかんやを伝えています。

「チェっッ・・その役俺の役やのに。。」　と少しスネた私は（笑）

レッスンに大幅に遅刻してしまっているので、ダッシュで教室に向かいました。

全部でたった20分くらいの出来事。。

ケガをされたご婦人が軽症であることを祈っています。。

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