あけましておめでとうございます。
昨年はたくさんの方と出逢い、支え応援していただきました。
本年も全力で駆け抜けてまいりますので、何卒よろしくお願い致します。
と言うことで、もう3日ではありますが皆様いかがお過ごしでしょうか。
早い方だと明日から仕事始め〜なんて方もいらっしゃるかと思います。
わたしの仕事始めは5日なので明日まではゆる〜っと過ごします( *¯ㅿ¯*)
本来であれば昨年中にやるべきだったとは思いつつも、昨年1年間で演じさせていただいたキャラクターたちについてゆるりと振り返ろうかと思い今回更新しました。
まずは2月に新宿村LIVEにて上演した"戦場塩胡椒"ことボイス×ステージ「Another Story of AVA 戦場に散りし十字架と塩胡椒、最後に愛と」
初の朗読劇、憧れの新宿村LIVEでのお芝居。
緊張もありましたが、何よりも同世代ばかりの現場は初めてだったので毎回稽古が楽しかったです。
この時演じた"スプリット上等兵"は補給部隊と言えど兵士。
凛とした、かっこよく男らしさがありつつも仲間思いで面倒見の良い女性を意識して演じていました。
今思えばこの時からこの手のキャラクターとの相性がいいといろんな方に言っていただいているような気がします(笑)
そしてなによりも、小屋入りしてから舞台監督兼演出さんの助手をさせて頂いて、舞台の裏方のお仕事をたくさんお手伝いしてとても貴重な経験をさせて頂いた舞台です。
ここでの経験があったからこそ、どの現場でも裏で支えてくださっている音響・照明・映像・制作などのスタッフさんへの感謝を忘れず、何か手伝えることはないかと考えて動けるようになりました。
続いては4月に新宿シアターブラッツにて上演した「ありがとうの詩」
ここではじめて"女性らしい女性"の役を頂きました。
西宮は自分にはない部分が大半だったので本当に苦労しました。
妹を失うという辛い過去を背負いつつも、物語のなかの誰よりも明るくしっかりと現実を受け止めている。
物語のなかで精神的な柱であったと思います。
"大切な人を失う"ってどんな気持ちだろうか。
辛い過去を乗り越えた人とはどれだけ強いのだろうか。
女性らしさは当然の事ながら、精神的に強い人とはどう立ち振る舞うのだろう。
どのようにして人を説得させるのだろうかと頭を悩ませました。
台本を読んでいても、西宮が"西宮"というひとりの人間でなければ、精神的に誰よりも自立していなければ物語は進まないと言うキーキャラクターだったこともありプレッシャーも凄かったですが、ご来場いただいた皆様が泣いてくださっていて、公演が終わるたびに安心していました。
次は7月に新宿ゴールデン街劇場にて上演した「Angel Tear ～人形の見る夢〜」
こちらはビジュアルをかなりこだわりました。
"人形"で"男の子"の役。
アンジュくんはシオンが造った人形たちの中で誰よりも周りを見て、強く立ち振舞っていますが、
少しばかり不器用なところがあるから、真っ直ぐなルカと言い合いになってしまったりするような見た目年齢相応な子供っぽい一面もある可愛い子です。
「人形は涙を持たないからどんなに悲しくても泣けないんだ」
アンジュくんのセリフで1番印象深く、アンジュという人形を表すのにぴったりな一言だなと思うセリフです。
人形にだって"感情"はある。
怒ったり、悔しがったり、笑ったり……
もちろん"悲しむ"こともある。
でも"涙"を持たない自分たちはゼロやエリオットのようにマスター(シオン)のために"泣く"ことだけができない。
マスターのために泣けないことが、涙を流せないことが悔しい。
きっとアンジュくんにもそんな感情があったのではないかと思います。
このセリフのシーンは泣けないながらもどう涙を堪えているように魅せようかと試行錯誤しました。
そんなアンジュくんを見て、かっこよかったと言っていただけてとても嬉しかったです。
最後に12月に三鷹RIスタジオにて上演した「いちたすにはサンタ」
久しぶりのリーディングライブ。
クリスマスを題材にした3作品のオムニバスリーディングで3作品中2作品に出演させて頂きました。
「シンデレラAD」では先輩AD・末田を演じさせて頂きました。
今まで演じてきたキャラクターとは打って変わって、嫌味な嚙ませ犬(笑)だったので表情などを思いっきり出すことができて楽しかったです(笑)
「いちたすにさサンタ」では囚人番号2号スーさんを演じさせて頂きました。
こちらは「シンデレラAD」の末田とは違い比較的今まで演じてきたキャラクターと似たイケメン風のツッコミ役…かと思いきやちょっとだけズレた部分もある役でした(笑)
「いちたすにはサンタ」では声優・並木のり子さんと共演させていただきましたが、並木さんはとても優しく素敵な方です。
お芝居のことやマイクのことなどアドバイスを頂き、とても勉強になりました。
昨年1年間で4作品5キャラクターを演じさせていただいて、個人的にかなり密度の濃い1年でした。
今年もまた皆様の前でお芝居ができるように精進して参りますので、本年も応援・ご声援のほど何卒よろしくお願い致します。
2018年01月03日
井上 留里伽
