Ferrari 512 BB(フジミ 1/24)を作る
ディノへの敗北感から2日で立ち直り、さて次のモデルをと思案していたが…
こうなったらもう、3台目のフェラーリを作るしかない…!!
マルゼンスキーもそう言っていた。ウマなのにウシに乗っている彼女だが、残念ながら今はまだ、LP500SもしくはLP500Rのキットを持っていない。手に入れたら作るとしよう。
その3台目のフェラーリだが、そもそもディノの前には、ハセガワの348tbを作るつもりでいた。なので今回は348tbを…という流れのはずだが、考えてみれば、フジミに3連敗中だ。いくら素人とはいえ、そろそろ引き分けには持っていきたいじゃないか、せめて。せめてね。
ということで、今回は僕がいちばん好きなスーパーカー、512BBを作ることにした。マルの愛車のライバルとして名を馳せた、あの名車だ。
「謎の極悪コンビ」…。
『サーキットの狼』モデルだが、中身は何の変哲もない。箱絵を見たときに一抹の不安(もしかしてBBiじゃないのか?)はあったが、ちゃんとBBのようだ。
テールランプが色付きのクリアパーツだ。手間が省けるね。
ウインドウパーツはやっぱり少し歪みがあるけれど、今回はこのまま使おうと思う。
ボディはリアカウルが分割され、開けられるようになっている。リトラクダブルライトも再現。フロントカウルも上下分割されているが、こちらは開かない。切り離して開くように工作したくなるが、フロントの中身が何もないのでやらない。
ホイールのメッキもきれいだが、ウェルドラインが出ているので、メッキを落として塗装しようと思う。
タイヤはやっぱり中央にバリがある。きれいにしなきゃ。
…と、こんなふうに撮影してたら、ふと違和感を覚えた。タイヤ小さくないか?
前後輪、ホイールと並べてみたが…タイヤの内径とホイールの径が合っていない。
どう見ても合っていない。
ホイールのリムが、タイヤの半分くらいを占める。ハマランぞこれ…!!
タイヤゴムが軟らかくて伸びるわけでもない。むしろ他のキットより硬いんじゃないか。分厚いしな。
実車のホイールと比較してみると…キットのホイールは、★の尖りが長い。タイヤの厚みは実車に近いので、ホイールの径が大きいのか。仮組みしてみないと分からないが、もしかしてタイヤゴムが異様に小さいのか…?
どちらにしても、タイヤにホイールをはめ込むのは難しい。キツすぎる。ゴムを温めて軟らかくしながらハメるか…? それにしたって、ホイールを塗装してからじゃ、確実に剥げる。おぉぅ…。
仮組みすらしていないのに、もう謎の極悪っぷりが。
気になって調べてみたら、本当に径が合っていないようだ。ホイールが大き過ぎる。モデラーの皆さんの作例では、なんとかはめ込んでこのまま使うか、代替のホイールを用意している。代替のホイール?
これがまた面白い話で、なんとフジミの「フェラーリ365GTB4 デイトナ」のホイールがぴったり合う。しかも、デイトナにはホイールがこの星型とスポーク型の2種類入っており、星型を512BBに流用しても、スポーク型でちゃんと組めてしまうというのだ。なんでやねん。
そういうことならば、もちろんデイトナのキットも欲しいので、Amazonやヨドバシやホビーサーチやヤフオクをチェックしてみた。通常販売では売り切れ中(絶版?)なので、ヤフオクで探してみたら、結果としてかなり割安で落札することができた。何だか話がウマ過ぎて一抹の不安を覚えはするが、届くのを待つとしよう。
それまではマルゼンスキーの走りを堪能しながら、工作を進めていこうと思う。色は赤と黒、これは最初から決めている。
Ferrari Dino 246 GTS(フジミ 1/24):完成
上側の写真が作品だったらなぁ…。
何はともあれ、完成だ。正確に表現するならば、作業を終わらせて手を止めた。
全体的には、まとまっていると思う。今回は塗装も大きな失敗はなかったし(虫は付いたが)、リアウインドウ以外の工作もおおむね、うまくできた。考えたことを形にするという意味で。
今回もタルガトップなので、車内はいろいろ手を加えた。とくにメーターパネルとシフトノブ周りのスイッチ類は、よくできた方だと思う。シートとバックミラーは、もっと丁寧に作るべきだった。ちなみに、切り取ったサイドのウインドウガラスを、内張の隙間に接着してある。そういえば、シートベルトは作らなかった。GTSの写真では肩側のベルトが無いものが多く、シート脇の留め具を作っても、ほとんど見えなくなるからだ。
最大のチャレンジであり、失敗であるのがリアウインドウ。これはもう、段取りのミスと心の折れ所。割った時点で、透明プラ板に置き換えるべきだったと思う。ちゃんと作れたかどうかはともかくとして。
エンジンハッチのスリットから覗くオイルキャップは、小技、と言ってもいいかな。ちらっと見えたらちょっと嬉しい。
だいぶ、しんどかった…が、終わってみればそれもまた、工作の楽しさ。このモデルは説明書を鵜呑みにせず、自分で段取りをして組み立てたほうがいい。リアウインドウを組み付けるために、H12は後付けにした方がいいと思う。
未知のダボ穴が空いているこいつだ。
今回はこいつにプラ板を貼り、シート背後のパネルとの合わせが目立たないようにした。いっそパネルを切ってしまった方がいいかもしれない。ボディ両サイドに開けた3連スリットの目隠しも、こいつに接着してしまった方が早そうだ。
…等々。
やっぱり、もう一度作りたい。エンスージアスト版も、パーツの合いに苦労すると聞いた。技術レベルに見合わないかもしれないが、チャレンジしてみたい。
ワイパーが逆
前期型と後期型では、ワイパーの付き方が違っている。前期型は左右から中央に向かって重なっている、珍しい形。後期型は一般的な、片側に寄せた作りだ。このモデルは前期型、後期型を選択できるので、ワイパーの取り付け穴を開ける位置も選ぶことになる。
説明書には、後期型はボディ裏から中央と向かって右側にドリる指定がされている。つまり表側の向かって左側に取り付け穴が開く。
実車写真を見ると、逆なんだな。これだと右ハンドル仕様だろうか。
とはいえ、最初に実車を見ていたとしても、逆なことに気付けるだろうか…。いや、きっと説明書どおりに穴を開けるだろう。おそらく、何度作っても同じ穴を開けるだろう。僕は、そういう奴だ。
ほら、ワイパーが逆。
バンパーやドアミラーもくっつけて、ほぼ完成。あとはナンバープレートにデカールを貼り、取り付けたら作業終了だ。ルーフがぴったりはまるのが、やけに虚しい。
ありとあらゆる失敗
ゴミが取れるまでクリアーを削ったところ、赤も剥げて白下地が出てしまった。赤は完全に乾燥しているはずなのに、なんで穴が開くんだろう…。
ボディを磨いた後、窓枠を塗るためにマスキング。三角窓のフレームは、本来なら金属枠の中にゴム枠があるのだが、中途半端に再現されているため、こんな状態に。かといって、金属枠部分をボディ色にするわけにもいかない。この細さでいくしかない。
鬼門中の鬼門だったリアウインドウだが…。
やっぱり割れたし、まともに入らなかった。窓枠はうまく再現できたんだけどな~。
もう今さらリカバリーはできないので、このままにしておく。事故車だな。
窓と窓を入れる部分の形状が合っていない。ちゃんと入ったとしても、こんな隙間は空くのだ。
ギシギシガチガチ、あちこちコスって塗装を剥がしながらシャシーを組み付け。フロント部分、もう少し前に入る気がしたけれど、これでいっぱい。なんかズレているように感じる。
ちなみにアゴが割れているが、もう最後に接着すればいいや。
後は後で、なんとか入ったけれどフレームが少し浮く。やっぱり前が入りきっていないのかなぁ。
まぁ、今さらどうしようもない。せっかく外せるように切ったけれど、フレームは接着してしまおう。
こいつは入らなかった。これも、もういいや入れなくても。
ドアハンドルとキーシリンダーを接着したけれど、あれこれやっている間に反対側のキーシリンダーが無くなってしまった。幸い、同じパーツがもうひと組入っていたので、塗装して付けよう。
幸い…?
パネルが短い右側のスリットから覗くオイルキャップ(?)。これはそれっぽくできた。
タイヤですら、バリというかパーティングラインというか段差がひどいので、ニッパーでバリを切り取って紙ヤスリで表面を均した。そのままよりはいいだろう。
組み付けにかかったけれど、ひとつ組むごとに何かしらの失敗をし、壊れたり汚れたりと酷くなる一方。この期に及んで。だらだらと、やたら工作していたわりには、あちこち隙間だらけひん曲がりだらけ。
おかしいな、楽しくないぞ…?
接着剤の硬化待ちで、しばらく時間を置いてから、ホイールを差し込んで終わりにしよう。これも素直に入ってくれる気がしないがな。
ディノ246GTSか…。もう1台作りたい!!
もし同じキットを手に入れられたら、その時に作っているものを放り出して即、こいつを作る。
リアウインドウめぇ…。
内装とボディ塗装
ホイールはメッキを落として塗り直し。全体はマットなシルバーだが、真ん中はメッキのリムとつや消し黒。さらにディノのロゴが入る。これを塗り分けなければならない。ウヒー。
まずは艶黒にして、スーパークロームシルバー2でギラギラに。そしてセンターのリムをマスキングし、エナメルのつや消し黒で中を筆塗り。乾いたらキャップとナットを拭き取って露出させる。
で、真ん中を覆って本体にシルバーを噴く。クロームシルバーとか、そんなのがいいのかもしれないが、持ってないので普通のシルバー。
結果、こんな感じになった。本体のシルバーはもっと白っぽく、艶もないほうがいい。マスキングを剥がす前に、フラットクリアーを噴けばよかったかもしれない。思ったようにはならないかもしれないが。まぁでも、質感の違いは出せたかな。
内装はつや消し黒指定だったけれど、実車は革張りなので少しは艶が欲しい。そして写真をいろいろ見てみたが、黒のみとタン革の2種類があったので、せっかくだから塗り分けてみた。写真だとタンよりも色が濃い感じがしたので、艶出しも兼ねてタンの上にクリアーオレンジを薄く噴いてみた。革っぽさはまるで無いけれど、艶の感じはいいかな。
ダッシュボードを塗装したので、ついにメーターを接着。
表から見ると、こうなった! やりたかったことができたな。tでも、メーターパネルの塗装は読みが甘かった。半艶黒の上からエナメルのクロームシルバーを筆塗りして、メーターのフレーム部分を拭き取れば…と算段していたが、全然きれいにできない。結局、何度も何度もやり直しながら、エナメルの艶黒でフレームを描いた…。ラジオもつるっとしていたので、マッキーでそれっぽく色付け。
組み付けるとこんな感じに。足元は見えないから…と思っていたけれど、意外とスカスカなのが目立ってしまった。ちゃんと作ればよかったかも。
ダッシュボードはタイヤブラックという色指定だったが当然、持っていない。実車写真を見るとつや消し黒だったり、もっと青かったり緑っぽかったり。素材も革や樹脂じゃなくて、布っぽいものが張られているような。何にせよ、つや消し黒に緑とニュートラルグレーを少し混ぜて、ザラザラになるように噴きつけてみた(得意)。
ヘッドレストのシャフトはスパクロ2で金属感。ドアノブもやってみたけど、反射しすぎて何も見えん。ドアのポケットは、中もタン革なのをうっかりして、穴塞ぎ用のプラ板を半艶黒で塗って接着してしまった。
リアの駆動部を筆塗りで塗り分け。エキゾーストは焼鉄色という指定だったけれど(後略)、シルバーに赤とつや消し黒を混ぜて作った色をボテっと塗り、エナメルのつや消し黒で汚した。フレームは艶黒にしたので、質感の違いが出ていいと思う。タイヤを取り付ける金属シャフトは、マッキーで黒くしておいた。
ボディに下地のシルバーを噴く。う~ん、この感じ、かっこいい。
見えなかった傷がわんさか。やすり直して再びシルバー。
その後、発色用の白を噴いてから、迷っていたけれど前回(スーパーアメリカ)と同じく、赤にした。
クリアーを噴いていたら、ボンネットに何か付いたよ!
いったんクリアーを止めて乾燥させ、取り除かなきゃいけない。ちゃんと取れるかな。
ゴミかと思ったけど、なんだか羽虫のようだ。テメー、コノヤロウ。
跡が残りそうだなぁ。リカバーしようとしてキズを広げそうな予感。ウヒー。
中途半端な工作続き
ただでさえ、よく分からない工作を続けているのに、体調の不調が重なって手が止まってしまう。復調したら一気に仕上げにかかりたい。
フロントのバンパーが、どうにも中途半端な取り付け具合になるので、実車写真を参考に伸ばしランナーでステーを作って、ボディと隙間を持たせるようにした。
こんな感じに。左がパーツまま。
ボンネットやエンジンフードのスリット裏に当てられるプレートが、これまた中途半端に幅が足りない。プラ板で作り替える。
ちなみに、エンジンフードの右側スリットは、プレートがひとつ分短い。実車でもこうなっている。ここからエンジンが覗けるのだが、このキットにはエンジンパーツは入っていない。
…何だこれ? たぶんオイルキャップ。位置的にこんなのが見えそうなので、それっぽく作ってみた。最後に接着しよう。
中途半端に噴いたサーフェイサーが汚いが、問題はそこじゃない。シフトのプレート周りがやけにすっきりしているけれど、この形状は246GTの前期型(typ L)のものらしい。GTSは後期型(typ E)なので、この部分の形状とボタンやレバーの配置が異なっている。
エポキシパテで前を盛り上げ、プラ板でスイッチ類を作成。
バランスが悪いが、とりあえずゴチャっとなった。
油性ペンのマッキーでやすり具合を確認しながら作業したもんだから、ラッカー塗料のサーフェイサーが弾かれてしまった。そうした性質を知らなかったもんだから、あれー?やけにサフが薄いな…などとプシュり過ぎるはめに。あらためてマッキー部分は、やすり落としておいた。サフまで弾かれるんだなぁ…この性質は、何かの塗装で使えるかもしれない。
さて、あとはシートベルトを作れば、工作は終了かな。もう、何がどうなってるのか分からなくなってきたけれど。そろそろ塗装も始めたい。
それにつけても、この大きさのパーツに塗装をして、ボディに接着しなければならない。これはキーシリンダーだったかな。切り離すのもゲート跡をきれいにするのも、ひと苦労だ。見えんもん。
こんなの絶対、無くすわい!
リアウインドウに苛まれる
独特の形状をしたリアウインドウに、プラ板を細切りにしてフレームを貼り付けていく。
外形を切り出し、中を抜けばきれいにできそうだが、そんな技術はない。細く切ったプラ板を分割して貼る。難所である円状の個所は、円形に切り出してドリルで中を抜き、それを半分ずつにして繋いだ。
マスキングテープで押さえながら、流し込み接着剤で部分ごとに接着。
コの字に曲がった内側が外に向く。何もないよりはマシなレベルにはなったかな?
あっ、割れた!
表面を均した曇りを取ろうとコンパウンドで磨いていたら、どうやら元々入っていたヒビが大きくなり、ついにパキッといってしまった。ぬーぅ。
エポキシ、流し込み、瞬間接着剤を試みたが、どれも強度が足りず割れてしまう。どうしたものか…透明プラ板で作り替えるしかないか、と思ったが、ネットでUVレジンを使う方法を見つけた。UVレジンならあるぞ!
接着剤が付いた部分をこそげ落とし、少し隙間が空いてしまったが、ここにUVレジンを流し込んで接着を試みる。どうなることやら。
フレームの内張りを貼ったフロントウインドウは、ペーパーがけした傷が消えきっていないながらも、コンパウンドで透明度は取り戻せた。2000番までしか持っていないので、もっと細かい番手のペーパーが必要だ。いつか買おう。
制作に時間をかけるのはよくないだろう。なぜなら、細かいパーツがどっかいっちゃうからだ。ボディに合わせて均したウインカーパーツが姿を消した。おかしいな、クリアパーツのビニールに入れておいたはずなのに。仕方がないので、半円状の透明パーツ用ランナーを使って代替を作成。ボディに合わせて均す、同じ作業をまたくり返す。二度手間。
ヘッドライト(メッキを落とした)の内側を削って、何とかしてレンズを収めようと試みる。この辺で妥協だ。パーツが破損しそうで怖い。
メッキを落としてみたらよく分かる。中が空っぽでさみしい。
これまた透明パーツ用ランナーの先端を使い、バルブっぽさを仕込むことにした。効果あるかな。
…まだ工作してる! いつになったら塗装できるのやら。
メーターパネルを工夫
近ごろ集中力が低下していて、なかなか作業ができなかった。リアウインドウのクリアパーツに窓枠を作ったら、ボディの塗装に進もうかと考えていたが、集中できるようになるまでは、内装やメッキパーツの工作をしていく。
そんなこんなで、ダッシュボード。
実車の写真を見ると、メーターはパネルからけっこう奥まった位置にある。さすがに個別のメーターを作り出すことはできないので、パーツのプラ厚みを利用すべく、メーター部分に穴を開けた。
鬼門のデカール。今回は大丈夫なのだろうか。ディスプレイ用のステータスパネルも用意されている。
ダッシュボードの前面と上部は本来、一体なので、接着して合わせをパテで均す。
マスキングテープでメーターの位置を写し、透明プラ板にデカールを貼っていく。ひとつ破れたけれど、とりあえずうまく貼れた。問題は位置がちゃんと合っているかどうか…。
透明プラ板を切り出して、裏側からメーターパネルにはめ込む。
位置は大丈夫そうだ。よかった。これでメーターの奥まりが表現できそうだ。実際には、大きなメーターはもう少し奥まっているが、そこまではやらないでおく。
ドアの内張りにある四角いでっぱりは、実車写真には見られず、スピーカーの穴が開けられている。せっかくなので、0.4mmのドリルで軽く穴を開けて、スピーカーっぽくした。
ドアパネルをフロアに組み付ける際、位置合わせのためのガイドがフロアに食い込むため、シートを設置しても合わせがちらりと見えてしまう。どうしても気になるので、ガイドを切り取ってフロア側に接着し、合わせを消すことにした。
ウインドウを開閉するハンドルも削り取って作り直そうかと思ったけれど、これはほとんど見えなくなるので、このまま塗装で表現。センタートンネルのシフト周りには、他にもいくつかスイッチ等があるので、それは作ろうと思う。足元は覗き込まないと見えないから、このままでもいいかな。シートベルトは作るつもりだ。
こうした工作をやっているのは、毎度のことながら、実車に近づける、リアルにするというわけではなく、少しでも見栄え良くできれば、という意図。最初から見栄え良かったら、やらない。前作のアメリカのシートみたいに、逆に見栄えが悪くなることにもなりかねないけれど、それはそれ。下手でも工作は楽しいからな!
やらなきゃいけないこととやりたいこと
・やらなきゃいけないこと
バリ取り。こういうところのバリをこそいで、スッキリさせる。
エアインテークの取り付けと合わせ消し。この筒状のものを接着して…。
隙間ができるので、これを滑らかにしなければいけない。
パテだけではヒケるので、プラ板の切り屑を詰め込んで流し込み接着剤で固着させる。埋めきれないところをラッカーパテで埋める。
ここの合わせもきれいに消さなければならない。削ってパテって削ってパテって。
ヘッドライトのレンズパーツが収まらないので、形を崩さないように、裏面のカットモールドを消さないように大きさを整える。
・やりたくてやっていること
ウインカーパーツが出っ張るので、ボディといっしょに均す。この後、取り出して、細かい紙やすりとコンパウンドで透明度を戻す。
ウインドウのクリアパーツがけっこう厚く、曲がり部分に反射が出てしまう。表と裏から角を削り、できるだけ角の反射を目立たなくしたい。
モデリングメッシュという金属製の網目を買ってあったので、これを使ってみる。
ここの3連インテークは凹みだけだったので、切り開けて裏に金属網を貼った。フロントの下アゴにある丸いインテークも、開けて網を貼った。
このパーツにあるダボ穴。ここに付けるパーツがない。位置的にはシートベルトの留め具を付けるものか。エンスージアスト版には、パーツがあるのかもしれない。
開けたインテークとの位置関係。どちらも隠したい。
プラ板で隠しを作った。伸ばしランナーのダボを付け、固定のガイドにした。
それにつけても、このリアウインドウだ。車内側に合わせ隠しのプラ板を貼ったため、クリアパーツを入れたらもう取れない(外側からは入らない)。外側のフレームはクリアパーツ側に接着して、ぶっつけ本番で組み付けようと思う。
ちゃんと入らない予感がひしひしとしている。
エンスージアスト版は、もっと繊細に成型されているんだろうか。フレームが別パーツになっていたり?
シートのヘッドレストをつなぐシャフトを、伸ばしランナーで作る。本当は真鍮などの金属棒のほうが強度的にもいいんだけれど、今は持っていない。ま、折れたら換えよう。
こんな感じで、シートに穴を開けた。シートベルトも作ろうかな。
他にも、メーターパネルを加工したいし、ウインドウパーツの裏側にフレームを再現したい。メッキパーツもスッキリさせたいので、メッキを落として工作、シルバー系の塗装を何とかしなければ(メッキ調にする塗料は高いし難しい)。
今回は、やらなけれいけないボディの加工に四苦八苦している。下アゴやエンジンパネル部、両サイドのインテークを接着して、合わせをきれいにしなければならない。これがとにかく大変だ。だって、きれいにならないんだもん。
シャシーの入れ方といい、まったくもって難物だ。
リアルにする、実車に近づけるという気はないのに、こんなに苦労するとは。塗装できるのは、いつになるだろう。
塗装といえば、ボディ色を悩んでいる。ディノはいろんなカラーリングがあり、どれもイメージに合う。
・赤
・黄
・黒
・白
・オレンジ
・宇宙からの色