秋クールでついに20%の視聴率をたたき出した半時代劇ドラマ『JIN-仁-』(TBS系)。主人公の南方仁(大沢たかお)の現代での恋人・未来と、幕末 の花魁・野風の二役をこなす中谷美紀は、ダブルヒロインの綾瀬はるかとは違う大人の色気でドラマに花を添えている。映画『嫌われ松子の一生』(中島哲也監 督)では数々の俳優と絡み、『自虐の詩』(堤幸彦監督)でもヨゴレ役を好演。現在、広末涼子と木村多江が共演の『ゼロの焦点』(犬童一心監督)が公開中 だ。

 「男性嫌い」と言われる中谷だが、10年ほど前のドラマ『ケイゾク』(TBS系)で共演した渡部篤郎と熱愛騒動が持ち上がり、渡部がRIKACOと離婚後、関係が再燃、半同棲状態にあるとも言われている。

  離婚して元妻RIKACOの元を離れた渡部が中谷と再燃してからすぐ、実話系週刊誌において、女優の井川遥と渡部の熱愛が報じられ、中谷はショックを受け たという。渡部と井川は映画『水霊』で共演し、渡部が熱く演技論を語り心をつかみ、食事に誘い、密会していたと報じられたが、結局これは真相がハッキリし ないまま、映画の宣伝という事で処理されることとなった。昨年『Room Of King』(フジテレビ系)で二人は共演。恋人同士の役ではなかったが、かなりイイ雰囲気だったようだ。どうも渡部には共演女優をソノ気にさせる何かがあ るらしい。

 その渡部が狙う新たな獲物と言われているのが、先週から始まったNHKの土曜ドラマ『外事警察』に出演中の尾野真千子。渡部 が演じる謎めいた公安部の刑事・住本健司に敵対しながら魅かれていく女性刑事・松沢陽菜を演じる尾野は、1997年の映画『萌の朱雀』(河瀬直美監督)で 主演デビュー。その後『リアリズムの宿』(山下敦弘監督)など数々の通好みの作品に出演し、07年再び河瀬監督とタッグを組んだ『殯の森』でヌードシーン に挑戦。この作品がカンヌ国際映画祭でグランプリを獲得した。テレビでの知名度は低いが実力のある女優だ。28歳でありながら純情そうで若々しく、中谷と はタイプが違う。

 『外事警察』は複雑でわかりにくいドラマだが、相手が演技派女優であるがゆえ、渡部の演技もいつになく熱がこもってい るようだ。スパイ・ハンター住本(渡部)のやり方に反抗する陽菜(尾野)が体当たりして突っ切ろうとするシーン。渡部が尾野の腕を掴み顔を近づけるのだ が、二人からエロい緊迫感を感じた。"何かアル"のも時間の問題かもしれない。

 ドラマ、映画で絶好調の中谷美紀も、渡部篤郎と切れない 間は心の平穏が訪れそうにない。歌手の広瀬香美と離婚し、現在、ヨーロッパ在住で仕事がある時に日本に来るスタンスで優雅な海外生活を送る『JIN-仁』 の主演・大沢たかおと、フランス好きを公言している中谷が意気投合なんてこともあるかもしれない。