バンコクから飛行機で日本に到着した駐在員や旅行者らは現地の混乱した様子を語った。

 11日夜、関西国際空港に到着したバンコク在住の会社員、藤田哲郎さん(61)は「日本大使館から電子メールで情報を得ていたので、危険な場所には近づかないようにしていた。最近は商業地域や駅も占拠されていたので、ついに政府側が実力行使に出たようだ」と振り返った。

 また別のタイ在住の日本人男性は「バンコクと離れたところに住んでいるので心配はなかったが、(市の中心部では元首相支持派の)赤いシャツのデモ隊が行進や座り込みしている姿が見られた」と話した。

 成田空港に到着した東京都渋谷区の会社員、中川淳さん(42)は「現場近くの通りには石やガラス片が散乱し、横転した車も放置されていた」と振り返った。中川さんによると、衝突があった10日夜、普段なら外国人観光客でにぎわうカオサン通りは人影もまばらに。多くの店は閉まり、ホテルからは「外に出ないほうがいい」と注意があったという。

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